紀元前1万年(テアトル5)

Kigen12:15~ 1000円(5日の日割引)

奇想天外な設定にもかかわらずこういうのは結構好きです。ストーリーはよくある話で、勧善懲悪の洋風版の典型的なもので、平和的に暮らしていた部族に武力で襲う部族が奴隷として愛する人を連れて行ってしまうのを、救世主が現れて助けるというあまりにも陳腐化した内容でしたが、意外にそれでも楽しめちゃう内容になっているのは、監督のローランド・エメリッヒによるところが多いのかも。この監督は「インデペンデンス・デイ」や「デイ・アフター・トゥモロー」の監督でもあるので、奇想天外な設定というのも史実よりもエンターティメント的な発想なんでしょう。

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悪人(吉田修一)

最近1日1冊読んでいる感じで、5/2以降4冊目となりました。この作家の本は読んだことがなかったのですけど、この作品が「このミスがすごい」で17位に入り、「このミステリーが読みたい」では7位に入り、ちょっと興味がわき読みました。直木賞作家じゃなくって、芥川賞作家というところに純文学というハードルを感じてしまい、なかなか手にしなったのですが、読んでみると、、、これはすごい!!

単純な殺人事件をこれだけ多方面に視点を変えて語らせて、それがドキュメンタリータッチになり緊張感を生んでいます。読み始めたあら本当に止まらなくなり、ついに午前2時まで(いつもは午後11時就寝)読み切ってしまったほどです。

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デザインにひそむ〈美しさ〉の法則(木全賢)

デザインに関してはそれぞれいろんな意見があるでしょうけど、案外、シンプルで美しいデザインは使いやすいかもしれないなあって思った本でした。今までは、デザインって不必要にこだわりとかあって、使い勝手を悪くすると思っていたけど。

★★★

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社長!儲けたいなら数字はココを見なくっちゃ!(小山昇)

タイトル通りの本ですが、社長は一度は読んでおくといいでしょう。数字を知らずに勢いで経営ってしがちですからね。私は結構数字が好きな方ですが、それでも、時々こうした本を読んでおきたいものです。

★★★★

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クラリネット症候群(乾くるみ)

この本にはタイトルの「クラリネット症候群」と「マリオネット症候群」の中編2つが入っています。「マリオネット」は過去に出版した作品のようですが、幸い読んでいなかったのでよかったです。

「イニシエーションラブ」「リピート」で奇抜なアイディアを楽しませて頂いたので期待の新作品でした。

「マリオネット」は自分の身体に他人が入り込み動かしちゃうという、入れ替わりとちょっと違った設定が新鮮でしたが、全体としてはドタバタギャク的で、ちょっと馴染めなかった感じです。

一方の「クラリネット」は、これまた奇抜な設定で、クラリネットを壊したら、「どれみふぁそらしど」の音が聞こえなくなっちゃと言う病気?になるのです。昔、3Dの映画がありましたが(眼鏡をかけて飛び出す画面を見る映画でしたが)、なんとなくシーンが不自然だった記憶があります。たぶんより効果的に飛び出しすシーンを見せるための無理な演出をしたのでしょうけど、この作品でも不自然な言葉が多かったです。それによって「どれみふぁそらしど」が聞こえないと別の言葉に聞こえるというものです。

暗号がキーになっていますが、なんとなくお手軽な作品になっていて、この作者の作品の別に意味では入りやすい作品のひとつかもしれないけど、「イニシエーションラブ」を読んだ人間としては、ちょっと同じような期待をしちゃって残念でした。

★★★

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能楽鑑賞会

福井の能楽堂で行われた能楽鑑賞会に招待券を頂いたので行ってきました。能というのは初めてです。狂言はギオンコーナーで日本の伝統芸能のさわり紹介のコースで見たことがあったのですけど。能はなにしろ全く知らないので(高砂やこの浦舟に帆をあげて~っていうところくらいでしょうか、、知っているのは)

能楽鑑賞会 第74回宝生流能楽鑑賞会
平成20年4月27日 13:00~
福井能楽堂

舞囃子「雲雀山」
能「花月」
狂言「伯母ケ酒」
能「羽衣」

解説書というか当日の冊子があったので話の内容が分かり参考になりました。花月は能の分類では四番目物というらしいのですが、最初に上演しても4番目と不思議に思い調べてみたら、なんでも誰がシテになるかで、種類分けしてあって、たとえば、初番目は神、二番目は男(武人)が、三番目は美人がシテとなり、四番目は狂女をはじめいろいろなものが入るそうです。五番目は鬼や天狗です。となると、天女がシテの「羽衣」は三番目物となるわけです。

最初の「雲雀山」は舞囃子ということで、能の一部を面をつけずに袴で舞う略式の舞台のようです。コンサートで言えば、最初にオペラの序曲や間奏曲が演奏されますが、そんな感じですね。
「花月」「羽衣」は話は面白いですね。しかも、囃子方がいて、黒子さんのような後見という役柄がいて、地謡は合唱団というように、オペラ並です。さすがに完成された伝統芸能ですね。

狂言は酒屋の伯母のところに甥が酒をせびりに行くのだけど、まったくもらえず鬼に化けて脅して酒を飲むのですが・・・って、話です。面白いというか、滑稽なところがいかにもって内容でした。

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戸村飯店青春100連発(瀬尾まいこ)

私には男兄弟がいなくって、兄妹なので、この本の兄弟の微妙な照れと信頼と尊敬の混じった感情がうらやましかったりします。自分にはないものねだりで、兄貴が欲しかったですけど、幸い?子供は息子2人に娘2人なので、それぞれ兄弟や姉妹を経験できていて、男同士の兄弟は、この本までじゃないにしても似たような感情はあるんじゃないかと楽しみながら読めました。それでも、子供たちもないものねだりで一番下の娘は妹が欲しいそうですが・・・(^^;(きっと長女は姉が欲しいだろうし、長男は兄貴、次男は弟が欲しいと思うことがあったのかもしれない・・・って、ことになったら切りがない(笑))

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砂時計(テアトル3)

Suna砂時計というタイトルに惹かれて見ました。ちょっと映画はありそうな設定でどうかなと思いましたが、見て行くうちに次第に入り込んじゃいました。

世界一巨大な1年間砂時計が島根県大田市の砂の博物館にあるそうです。そこのシーンから始まります。この砂時計は1年に1度しかひっくりかえらないのです。この映画の最初に主人公が母親と電車の中で砂時計を見つめます。砂時計の下に落ちた砂が「過去」、今落ちている硝子の細い部分が「現在」、上に溜まっている部分が「未来」って話をして、主人公が杏が、その砂時計をひっくり返し。「過去が未来になったね」というシーンがあります。これがこの映画のテーマになっているのかも。よく考えると意味が分からないけど(^^;、過ぎ去り終わったと思った過去が実は将来の夢になるというのはなかなかいいかも。

映画は、母・美和子と父・正弘の離婚により14歳の水瀬杏が母の実家・島根県移り住むことから始まります。彼女はすぐに田舎の生活に馴染みますが、母は人生に疲れて自殺をしてしまいます。 そんな悲しみを知り合った大悟が杏を抱きしめ元気付けます。

というと単純ですが、そこに複雑な人間関係があって、ちょっとそのあたりが面白かったりします。杏は婚約者と結婚前に破談になりますが、それはそれで結果的には幸せだったのかもしれません。

しかし、大悟って純朴な青年ですね。いまどき田舎でも珍しいようなタイプって感じがしました。島根と東京の生徒の服装や体操服もあまりにそれらしすぎて、楽しかったです。
★★★★★

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オーケストラアンサンブル金沢

Okeモーツァルト:歌劇「ドン・ジョバンニ」序曲
モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番
ハイドン:チェロ協奏曲第1番
モーツァルト:交響曲第35番「ハフナー」

天沼裕子さん指揮のモーツァルトを中心としたコンサートでした。この曲の中では、祝典的度合いの強い「ハフナー」交響曲が好きな曲です。全体的にこじんまりした曲が多かったですけど、ピアノ協奏曲(菊池洋子さん)もチェロ協奏曲(ユン・ソンさん)もあるという珍しい組み合わせとなりました。

実は、天沼さんの指揮を聴くのは初めてです。ドン・ジョバンニ序曲は暗譜で指揮されていましたが、協奏曲は楽譜があり、楽譜を見る時には眼鏡をかけられていました。たぶん、年齢的に私に近いと思うのですけど、近眼でしょうか?私も映画を見る時には眼鏡をかけます(って、たぶん意味が違うと思うけど(^^;)。

こうした室内楽的なものもいいけど、今度はもう少し大きな編成のコンサートにいきたいものです。ということで、プラハ放送交響楽団やN響のコンサートを予定しています。

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プラハの春(上・下)(春江一也)

以前、駅前の本屋さんの天井まである本棚にこの本はあったのです。当時は文庫本でなくてハードカバーで、プラハに興味ある私としては、タイトルのプラハの文字にひかれたのですけど、1968年のチェコの民主化運動を舞台に、冷戦の非情に翻弄された若き外交官の恋とサスペンスっていうのがちょっと引っかかって、そのまま買わずにいたのでした。

(その当時は知らなかったのですけど)「プラハの春」というのは小説のタイトルではなく(小説のタイトルでもあるんですけど)、1968年のチェコの民主化運動を「プラハの春」ということを知り、プラハの街を見るには避けて通れない歴史であることを感じて、文庫本で読むことにしました。

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