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2005年2月の記事

六の宮の姫君(北村薫)

シリーズ4作目で、長編第二弾です。
この本は、最終学年を迎えた「私」が卒論として「芥川龍之介」を選んで、なぜ芥川が「六の宮の姫君」を書いたかという謎を調べる作品です。もしかしたら、読む人が読めばシリーズ最高傑作といわれるかもしれないけど、さすがに私にはシリーズ最高に苦痛の作品だった(笑)。

登場人物のよさは従来どおりだけど、あまりに文学史についてしゃべりすぎです。これがつらい。特に、那須の方に正ちゃんとドライブに行く途中での、おしゃべりは、ちょっと従来の性格まで違うのかと思うほどでした。

やっぱり自分は、理系だ、、文学部にはなれないと実感したものです。
★★

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ブログをつまみに飲み会

昨日は、ブログの勉強会がありました。先日出張と重なったために出られなかったけど、ビジネスBLOG基礎~Blog徹底活用術~(インターネット&マルチメディア研修/中級者向け)と言うセミナーを受けた方が、そこで学んだことを広く伝えようと言うキリスト的な慈悲の気持ちで行われた会でした。

ブログの可能性を探りたいと言う気持ちもありますが(本質は、もっと今以上に便利で楽しい場を提供できないかと言う顧客囲い込み的な発想だけど)、当面は私にとっては趣味の世界のブログになっています。

しかし、以前から言われているように、ネットと言うのが対面販売と違うために、「サイトではお店の信頼性をアップしないといけない」と言うことで、その一環として、店長と言うキャラが重要になると言うことはあります。そのキャラの表現の仕方が、単なる顔写真や自己紹介の枠から、もう少し進んで、日々の考え方につながるという可能性をブログは持っているのかもしれません。

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夜の蝉(北村薫)

「私」と円紫シリーズの第二弾で、これがデビュー作の2作目かな。覆面作家で女子大生かもって思われた作家が、この作品で日本推理作家協会賞を受賞して、立派な男性であることが分かったということです。

人にはいろんな人がいて、好きな人、嫌いな人なんて単純に分類だけでは出来ないことが多いです。一緒にいれば気を使う人、堅苦しく感じちゃう人、などなど。

このシリーズの登場人物である「私」は、少し特徴があって、好みが分かれるかもしれないけど、私自身は見ていて(小説の中で活躍する「私」を)すごく心地よい感じを持っています。その考え方やモノの見方、それが次第に成長する時間の流れ・・・

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芥川也寸志の世界

久しぶりに、ピンクフロイドの「狂気」かアースウィンド&ファイヤーの「黙示録」でも聞こうと思ったけど、そのCDの上の棚にあった「芥川也寸志の世界」のCDを手にしてしまいました。今、読んでいる本の主人公の卒論テーマが芥川龍之介だからかもしれません(笑)

芥川也寸志さんは、龍之介の三男なんですけど、やっぱりそういう芸術の才能は遺伝もあるのだろうなあ。何よりも芥川也寸志さんを知ったのは、だいぶ前のことだけど、NHKで放送されていた「音楽の広場」で黒柳徹子さんと一緒に司会をされていて、立場上解説的というか音楽を説明される側の司会者でした。演奏は尾高忠明さん指揮で東フィルが多かったような記憶です。

楽しい番組で、終了したのは残念ですが、そのあたりのいきさつは、NHKで長年の音楽プロデューサを勤められた渡壁さんが対談で言っていますが、「音楽の広場」が最盛期を迎え、人気絶頂のときに、この番組は、今やめるべきだと決心したそうです。組織の難しさですね。そのあとに芥川さんの紹介で佐治さんに会って、NHKを辞めてサントリーホールに移られたみたいです。

芥川さんは温厚な語り口で、番組でも楽しい話をたくさんされていました。一番印象にあるのは、指揮者は楽譜を見ているのかって、話。適当に棒を振っていればいいんじゃないかって素人は誰でも思うのだけど、、、芥川さんは確か、指揮者は楽譜を見ていないと(笑)。多分、何段もある五線をしっかり見ていたら指揮になりません。

そこで、ってことで、当時、ネスカフェで有名になった狐狸庵先生こと遠藤周作さんが、素人なりにベートーヴェンの田園を指揮して初めってすぐにオケの方が戸惑ってしまい、めちゃくちゃになると言うのがありました。一緒に出演されたフランソワーズ・モレシャンさんが結構、リラックスしたスムーズな指揮で驚きました(^^)。「身振り、手振り、棒振り、合戦」ってタイトルだったみたいです。

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半落ち

日本アカデミー大賞の主演男優賞と作品賞で最優秀を受賞しました。監督賞も取ってほしかったなあ。

なかなか日本映画を見ることが少ないので、たまに見た映画がよかったって言うのはいいものですが、この作品は、1年以上前に見たので、作品的に印象が薄れてきたかなと思ったのですが、見事な受賞です。

この映画を見たときに日記に
====
そんな中、昨日は珍しく当たった試写会で「半落ち」を見てきました。原作は横山秀夫の作品で、この「ミステリーがすごい」で1位に選ばれたと思うのですが、実は読んだ感想は、確かにいい作品で楽しめたのだけど、感動の結末ってほどでもないなあって思ったのです。

しかし、映画では感動した!(^^)
もともとビジュアルな作品でもなく、映画と原作とは違う点もほとんどないのですが、犯人が殺してから自首するまでの2日間の謎の行動が何か、それが焦点になりがちな原作に対して、映画は、もう少しうまく、組織内での葛藤や人間愛や個人個人の苦悩などがうまく表現できていたのだと思います。

原作では、泣くなんて思いもよらない作品だったのに、映画では泣けました(^^;
===
って書いています。

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オルガン

福井にあるハーモニーホールで、5月3日に岩城さん指揮の京都市交響楽団の演奏で
・ビゼーの歌劇「カルメン」から
・ビゼーの交響曲第1番
・サンサーンスの交響曲第3番「オルガン」
と言うコンサートがあり、早速予約を入れました。

ビゼーはカルメンが有名と言うか、それだけみたいだけど、実際は交響曲もなかなかいいものです。久しぶりに聞いてみるのもいいかも(生は初めてかな)。

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出張の記録と予定

1月下旬から物産展などの対応で、出かけることが多く3月中旬まではそうした状態が続きます。

1月の東京を皮切りに

1月28日~2月 2日 東京5泊6日(物産展と商談会) 
2月11日~2月12日 石川1泊2日(和倉の加賀屋と金沢見学)
2月13日~2月15日 静岡2泊3日(組合・東海北陸ブロック会)
2月20日~2月21日 京都1泊2日(異食会という集まり)
2月25日~3月 4日 大阪岡山7泊8日(大阪と岡山の物産展)
3月10日~3月12日 博多2泊3日(全国味噌青年部の総会)

なんか、半分近くは出歩いている感じですが、最後の大阪岡山は長丁場でここが山場かな。

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秋の花(北村薫)

円紫さんと「私」シリーズの第3弾です。シリーズ初の長編で、しかも殺人?自殺?事故?いずれにしても初めて人が死にます。実は2作目の「夜の蝉」を読んでいないので、1作目から3作目に飛んじゃったのだけど、やっぱりこのシリーズは順番に全部読んだ方が楽しいみたいです。この作品に新潟の話が出ますが、どうも2作目に書かれているみたいです。もちろん、別々に読んでも楽しめます。

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空飛ぶ馬(北村薫)

先日、冬のオペラを読んだばかりだけど、北村さんのデビュー作を引っ張り出してきました。

「小説が書かれたり読まれたりするのは、人生がただの一度であることの抗議だと思います」

そんなことを言われている北村さんは、私の人生で出会うことのない素晴らしい人に出会わせてくれます。それが小説の面白いところでしょうか。

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スターウォーズⅡ クローンの攻撃

5月19日は私の誕生日だけど、この時期になるとスターウォーズの公開の時期になります(米国で)。今年もスターウォーズⅢの公開があります。生きて見れる最後(大げさな(^^;)のスターウォーズの新作かもしれない(多分そうなんだろう)って思うと、残念だけど、まあ、考えてみたら1作目からロードショウで見て、ビデオで見て、DVDで見て、テレビで見て、、、とよく見ました。

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ぼく見ちゃったんだ!(エリック・サンヴォワザン)

インクヴァンパイアシリーズ第1弾です。インクヴァンパイアと言うのは、本の間にストローを差し込んで、ちゅるちゅるとインクを飲めちゃう吸血鬼です。しかも、この吸血鬼にかまれると自分もインクヴァンパイアになります。フランスではベストセラーらしいけど、本をそんなふうに体験しているように読めたら(飲みたら?)楽しいです。

「勝ち犬」「負け犬」の話で直木賞になった「対岸の彼女」を書いている角田光代さんが翻訳をしているので、買っちゃったって言う不純な?動機だけど、読んでみたら意外と面白く、1ヶ月でいいから、本をビールのように飲めるようになりたい(未読本20冊近くあり・・(^^;)

★★★★

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生首に聞いてみろ(法月綸太郎)

生首に聞いてみろの表紙に
THE GORGON'S LOOK
と言う英語の副題があります。調べてみると、ゴルゴンと言うのは、大変美しいゴルゴン三姉妹のことです。その一番下のメデューサが海神ポセイドンに愛され、アテナの神殿で愛を交わしたことで、これを知ったポセイドンの妻アンピトリテとアテナに恨まれ、メデューサは自慢の髪を蛇に変えられ、醜い姿にされてしまいます。のちに、これに抗議したやはり美しい2人の姉も同じ姿にされてしまいます。

この本のストーリーとは関係ないギリシャ神話のようだけど(本の中でもメデューサの話は出てきますが)意外に、これは重要な下地かもしれないと思ったりします。

この本が発売されたときに、話題になるだろうなあって思ったものの、本書が彫刻の話で新本格派のロジック中心の非現実的な世界を食わず嫌いして近寄りませんでした。しかし、このミステリーがすごい!の1位の作品です。こうなると読まざるをえません(^^;

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東京での本

東京に珍しく5泊6日間の出張中です。

例によって、帰りの飛行機が大雪のために大変危ない状況になっています。まあ、昨年の1月の雪、10月の台風など、最近はあたり年だから、明日も危ないかもしれないなあ。

で、こちらに来てからの読書や映画はさっぱりです。

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