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半落ち

日本アカデミー大賞の主演男優賞と作品賞で最優秀を受賞しました。監督賞も取ってほしかったなあ。

なかなか日本映画を見ることが少ないので、たまに見た映画がよかったって言うのはいいものですが、この作品は、1年以上前に見たので、作品的に印象が薄れてきたかなと思ったのですが、見事な受賞です。

この映画を見たときに日記に
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そんな中、昨日は珍しく当たった試写会で「半落ち」を見てきました。原作は横山秀夫の作品で、この「ミステリーがすごい」で1位に選ばれたと思うのですが、実は読んだ感想は、確かにいい作品で楽しめたのだけど、感動の結末ってほどでもないなあって思ったのです。

しかし、映画では感動した!(^^)
もともとビジュアルな作品でもなく、映画と原作とは違う点もほとんどないのですが、犯人が殺してから自首するまでの2日間の謎の行動が何か、それが焦点になりがちな原作に対して、映画は、もう少しうまく、組織内での葛藤や人間愛や個人個人の苦悩などがうまく表現できていたのだと思います。

原作では、泣くなんて思いもよらない作品だったのに、映画では泣けました(^^;
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って書いています。

 
と言うことで、原作は期待が大きくって、読んだけど、こんなものかなって感じで、逆に評価が難しかったです。
実際に、原作の感想は、、
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「このミステリーがすごい」で1位に輝いた作品です。その分、期待も大きいです。警察の人間がアルツハイマーになった妻を殺してしまい、2日後に自首してきます。この2日間と言う空白の期間の謎を追うのは読者です。 2日間の謎を提供しながら、作品の中では、警察、検察、新聞記者、弁護士、裁判官、刑務官とそれぞれの立場で、この事件と対面します。登場人物も、もちろん謎を追うのですが、権力とか体制に屈して謎は残ったままになるために、その点が少々歯がゆくなります。もっと、初心を貫けよって声を掛けたくなります(笑) 文章の出来がよいので、どんどん読ませてくれます。が、、しかし、2日間の謎は、、、大きくはずれない結末になっています。 2日間のうち、1日は歌舞伎町に行っていた、、、ってそれらしい雰囲気を出していますが、結末は、感動して号泣するほどではなかったのはなぜだろう?私が疲れていたからかな!?
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原作を読んでから、8ヵ月後の映画。8ヶ月間で涙もろくなるほど年をとったのかもしれないですね。
それにしても、原作を越える映画はあまり記憶にないので、この映画にはその点で感動した感じです。その分、監督の手腕を評価したかったという感じです。寺尾聡さんは、「雨あがる」で受賞しているから、どうかと思ったけど、この演技も感動のうちだったのかな?柴田恭兵の方を評価したい感じもありましたが。

いずれにしてもめでたしめでたし。

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