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朝霧(北村薫)

シリーズ5作目。「私」も卒業し出版社の編集者として社会人になったところからスタートです。
収録作品は
「山眠る」
「走り来るもの」
「朝霧」
ですが、

前作同様に文学に関する話は、なかなか苦手ですが(特に前作から続くような感じの山眠るはそうですが)それでもそれぞれの作品に意味があるようで楽しめました。
「山眠る」では、「冬の山に雪が積もるのにも、きちんとわけがある」って言うことで、これがミステリーのテーマとなっています。

 
「走り来るもの」は、表題どおりなら、ライオンが走り来るのだろうけど、リドルストーリー(起承転結の結を書かずに終えて、結末を読者にゆだねるような作品だそうで、それをリドルストーリーと言うとは初めて知りました)の話題で、その結末を想像すると言うか当てると言うものです。

その余韻が残った状態で、ベルリオーズのレクイエムを聞きに行ったときに隣に座っていた人との再会、、その気持ちが「私」の恋へと変わるのかどうか?「朝霧」では、そんな想像をさせてくれる作品になっていて、順番に読むとその楽しさは倍増かな(^^)。

主人公の「私」のことを気に入って、ずっと前作シリーズで読んできました。本の中だけの存在ですが、恋人が出来るのかなと想像するとちょっぴり切なく感じるのは・・・(^^;
朝霧のほのに相見し人ゆゑに命死ぬべく恋ひわたるかな

・・・なんて、ところまでは行かないけど(^^;

★★★★

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