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三月は深き紅の淵を

長編小説かと思って読み始めて、第1章が終わった時点で、、、あれれ、これで終わりかなって思ったら、2章からは違う話になりました。とは言え、4章構成のすべてが「三月は深き紅の淵を」という謎の本が共通して登場します。読み手は今、自分が「三月は深き紅の淵を」という本を手にしている(もしくは探している本自体が、この本であるような)状況から不思議な感覚を味わう感じです。

 
本好きから言いますと魅力的な謎の「三月は深き紅の淵を」。
「三月は深き紅の淵を」というタイトルの本があるという噂で、作者は不明の自費出版物らしいとのこと。転売禁止はもちろん、人に貸すときは1人に対して一晩限り一回限りという条件があるというから、読み終えた者は少ない謎の本です。その内容の面白さから本の噂が一人歩きしている感じですけど、それがまたどうしても手にしてみたくなるという真理をついています。この本の謎の魅力が、章が進むにつれて尻すぼみになる感じはします。

そのせいか?個人的には、どうも合わなかった感じです。第1章の、「これで終わりか」って言う違和感自体を楽しめなかったせいかもしれない。ただ、一番面白かったのも第1章なんですが(^^)。他の恩田さんの作品につながる記述もあるらしいので、読み込んでいる人には楽しみも多い作品なのかもしれませんね。

★★

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