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2005年5月の記事

珍しく趣味以外の話題

金花堂のはや川の「羽二重くるみ」は人気商品で、新しくなった福井駅でも売られているので、商談相手に持って行こうと買って来てもらったら、なんと、賞味期限が商談翌日の6月4日だった。商談日は3日だ。

電話で聞いてもらったら、一般に賞味期限は「1週間から5日ですが、冷蔵庫入れておいて貰えれば大丈夫ですよ」って言うこと。賞味期限が1週間から5日という範囲で指定するのは変だけど、買った賞味期限は4日間です。つまり普通は1週間だけど、今日販売中のものは4日間と言うことなのかな。そう言えばいいのになあ。(贈答だから冷凍保存はダメだし、お客様に、賞味期限は明日ですが冷蔵すれば大丈夫ですよなんて言いながら贈り物する人はいない)

で、申し訳ないけど、返品をお願いした。買ったときに賞味期限を確認しなかったこちらも悪いのだからお願いするしかない。引き受けてもらうことになったが、実際に駅に用がある人が返品に行ったら、とっても愛想が悪い。その人の話では「もう二度と買わない」そうです。商売をしているものは返品は嫌なもの、その気持ちが分かるから返品は申し訳ないという気持ちで持っていったら冷たくされるほどの仕打ち(笑)はない。こういうときに気持ちがいいと次回は絶対に買う(申し訳ないと思っているのだから)。しかし、今回のことで、お客を減らしたと言うことだな。

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れんげ野原のまんなかで(森谷明子)

とある辺鄙な場所に建てられた秋庭市立秋葉図書館(人を食ったような名前だけど、ちゃんと理由があります)を舞台に、新米図書館司書の文子さんのまわりで起こる小さな事件。それが図書館と言う場所、文子さんの人柄から、優しい季節と時の流れの中で語られます。

謎解きは、もっぱら先輩司書の能勢さんが行う感じで、この構図は、先日、読んだ方に教えてもらったけど北村薫さんの「空飛ぶ馬」の円紫さんと「私」シリーズのコンビに似ているのです。

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インディゴの夜(加藤実秋)

女性ライターの高原晶と大手出版社の編集者・塩谷がオーナーを務めるホストクラブ「インディゴ」。ひょんなことで、表の仕事はそのままで、裏の仕事を始めたわけだけど、このインディゴを舞台に、やんちゃなホストと高原晶が事件を解決していくと短編集です。
ともすると暗く湿った感じの夜の街に陰湿な事件、それを三十代の高原晶のさばけたキャラクターが明るい爽やかな雰囲気を出しています。

ただ、事件自体はどれも、「ああ、そうですか」で終わっちゃう感じで、あまりに普通の事件って感じがします。スタイリッシュでウィットにとむ新世代探偵小説ってことだけど、どうも軽すぎる謎と問題提起もするけど、これはやっぱり難しいことを考えないで、面白く行こうよって言うパーティのノリで接した方がよかったのかも(^^)。登場人物はどれも魅力的で、特徴があっておもしろいです。よかったのは、そんなキャラの性格から「センター街NPボーイズ」「夜を駆ける者」が面白かったかな。

収録作品
「インディゴの夜」
「原色の娘」
「センター街NPボーイズ」
「夜を駆ける者」

★★★

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ローマの平日イタリアの休日(大原悦子)

大原悦子さんのローマに滞在したときのエッセイと小野祐次さんの写真がなんとも魅力的にマッチして、今すぐにでもローマに行きたくなるような本です。

「ローマです!」

映画「ローマの休日」で、記者が「最も印象に残った訪問地は?」と質問すると、王女(オードリーヘップバーン)は、あらかじめ用意された「いずこも忘れ難く、良し悪しを決めるのは困難・・」と言う当たり障りなり回答を言い出すのですが、突然「ローマです! もちろんローマです」と敢然と断定するのです。側近の驚きをよそに。

ローマに行ったのは、27年前かな。輝く太陽と、いきなり見たパンティオン、夜の食事の陽気さ、、、ホテルで出したハガキは、27年経っても日本には届いていないけど(笑)、とてつもなく魅力的な街でした。今でも、再度行けるなら、イタリアに行ってみたいと思う何か本日的な楽しさがあるのでしょう。

そんな楽しさや、どうしようもない困ったところなどが楽しく書かれていて、全部丸ごとまとめてそれがローマってことなんでしょう。楽しいエッセイでした。

★★★★☆

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ビジネスを育てる

この4月に発売された本だけど、それは翻訳です。原作は18年前に書かれていると言うから驚きです。だって、ビジネスの世界でこの時期ほどスピード早く変化した年はないでしょうから、、、しかし、これを読むとビジネスには本質があるのだな。世の中、変わらないこともあるってことですね。

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Shall we dance?を観た後

オリジナルとリメイクだけど、これはもう完全に「日本版」と「アメリカ版」と言った方がいいでしょう。ストーリーも配役も同じなのに全く違う映画のようです。日本版は、どちらかと言うとあっさりした感じ(なんて思ってもみなかったけどアメリカ版を観たらそんな感じがするのです)、それに対してアメリカ版はなかなか濃厚(^^)で感動しちゃいます。いい映画になっています。

役所広司とリチャードギアは取り合わせとしてはそうかもしれないけど、原日出子さんの可愛くて幼いくらいのおとなしい妻役をアカデミー賞のスーザン・サランドンがやると言うところに大きな違いがあり、このアメリカ版のテーマにもなっています。専業主婦ではなくキャリアウーマン。主人公もサラリーマンではなく弁護士、このあたりの設定も心憎いものです。草刈民代の役にはジェニファーロペスで野生的な魅力に変わりました。このあたりもアメリカらしいのかな。

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Shall we dance?が始まる前

お昼に仕事を抜け出して、「Shall we dance?」を見てきました。なんとなく、あの原作にあったダンス教室に通うと言う「罪悪感」や「後ろめたさ」(笑)、、、あの雰囲気を体感しながら見るには、仕事中に映画館に行くしかないって思い立ったのです。

・・・と言うのは半分、本気にしてもらうとして、事実、14時からの映画に行ったのだけど、今日は私の誕生日で「誕生日休暇」なんです。しかし、立場上、なかなか休めないので、「誕生日休暇は使うぞ」って宣言したものの、実際は午前中は普通どおり仕事をしました。午後から休みを貰ったってわけです。先週の土日は仕事でずっと休みなしだったので、明日からの活力のためにもね。

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優しい音楽(瀬尾まいこ)

瀬尾まいこさんの最新作を読みました。いつもながらいい作品です。

表題作の「優しい音楽」は駅の構内で突然声をかけられたタケル君と声をかけた千波ちゃんの交際を描いた作品だけど、重要なテーマは、千波ちゃんはなかなかタケル君を家族に紹介しないという謎にありました。その後の状況は、微笑ましく、なるほど「優しい音楽」とは、そういうことだったのかって感心。なんとも心温まる話です。

「タイムラグ」は、すごい設定(^^)。不倫相手が夫婦2人で旅行に行くからと、その子供を預かることになった深雪さんって設定。そんなことを頼む男性にも呆れるが(笑)、受け入れちゃう方もすごい。預かった娘の佐菜ちゃんと次第に心が通じて行き、最後には、不倫相手の奥さんであるサツキさんと娘の佐菜ちゃんのために熱弁している深雪さんがなんとも印象的。最後に、10分遅らせてある時計・・・「ぽかり」という別れの心情など、独特の世界観が楽しいです。

「がらくた効果」は、同棲中の章太郎とはな子さんだけど、そのはな子さんが公園でホームレス生活をしていた元大学教授・佐々木さんを連れて帰ってきてしまいます。3人の奇妙な年末年始の生活が始まりました。駅伝を見ての佐々木さんの決意が帯にある「少しだけ、がんばればいい。きっとまた、スタートできる」ってことかもしれない。

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夢にも思わない(宮部みゆき)

「僕」が、毎年9月末になると「白河庭園」で行われる「虫聞きの会」に出かけたのは、偶然を装ってクドウさんに会うためだったのだけど、行って見たら、なんとクドウさんの死体が・・・

おいおい、いきなり主人公の彼女が死んじゃうのかってびっくりしたら、なんと、あとで、その死体はクドウさんの従姉の亜紀子さんだった・・・なんだ?そんな冗談みたいな笑い話みたいな展開って二重にびっくり。いくらなんでも、いくらそっくりでも、見間違うことないよなあ・・・って思っていたら、そこにも伏線があったのか・・・(^^;。そこまでは気がつかなかったです。

中学生である「僕」雅男君が事件の謎に迫るのだけど、その過程で、少し大人びた島崎君とクドウさんの関係を聞く雅男君の気持ちなど、楽しいシーンもいっぱいある感じです。しかし、真の謎が「夢にも思わない」結果で明らかになったとき、、、そのとき、どうするのか?この本はひとつの解釈というか、主人公・雅男君の行動スタイルとか考え方とか、または中学生である清潔感とか、、いろんな面が混じっていて、自分と同じだからいいとか違うから嫌とかいえないけど、個人的には違う結果も好きかなって想像します。

ところで、刑事が中学生にやたらと事件の調査内容をしゃべったり個人的に会ったりするのだけど、こりゃ現実ではありえないだろうなあ。今なら保護者の同席なくては、警察の組織としても問題があるのではって思いながら読んでいたので、そんなシーンでは少年少女ミステリーの雰囲気って感じでした。

★★★☆

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火の鳥

hinotori小泉首相も参加する「対独戦勝60周年記念式典」がモスクワで開催されます(もうされたのもかも)。その式典にあわせて、ゲルギエフがショスタコーヴィッチ作曲の「レニングラード交響曲」を指揮しているシーンがテレビでニュースで一部放映されました。実は、このゲルギエフ氏の演奏を生で聞いたことがないのだけど、ちょっとしたシーンでも大変な熱演だったと想像されます。

そのゲルギエフ指揮のストラヴィンスキーのバレエ音楽「火の鳥 全曲(1910年版)」を、CDで聞きました(サンクトペテルブルク・キーロフ管弦楽団)。こりゃすごいなあ。
噂には聞いていたけど、本当にエネルギッシュで、終曲などは金管も恐ろしいほどですごすぎます。こんな火の鳥を聞いてみたいものです。

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トリスタンとイゾルデ

昨日は海を見に行ったけど、連休の合間に、聴いた曲。

ワーグナーの楽劇「トリスタンとイゾルデ」をカルロスクライバーの指揮、ドレスデン国立管弦楽団のCDでこの連休中に聞きました。4時間ほどの大作なので、1幕ずつ分けて聴きましたが、それでも骨の折れる作品です。登場人物のそれほど多くもないし、舞台のそれほど変化がないし、ストーリーも複雑じゃなくって、思い切り内面の愛憎を描くドラマだからどうしても好き嫌いが出来ちゃうのでしょう。歌詞もほとんどが愛を歌う内容になっています。

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天使の囀り(貴志祐介)

1999年のこのミステリーがすごい5位という帯が付いています。そのれだけの実力のある構成のしっかりした作品でした。読んでいても、どんどん集中して読んでいる自分に気が付きます(何かに毒されているのかな(^^;)

事件は、ホスピスで終末期医療に携わる精神科医である北島早苗の恋人で作家の高梨が、アマゾン調査隊に参加してからは、人格が異様な変容を見せ、最後は異常な自殺をしてしまうことから始まります。その後、謎の自殺が続発し・・・いったい何があったのか読者には興味があるところ。

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京都市交響楽団(岩城宏之指揮)

ハーモニーホールふくいへパイプオルガンを聴きたくて出かけました。今日の演奏は京都市交響楽団岩城宏之さんが指揮します。パイプオルガンは小林英之さんです。

ビゼー:歌劇「カルメン」から
・第一幕への前奏曲
・第二幕への間奏曲
・第三幕への間奏曲
・第四幕への間奏曲
ビゼー:交響曲第一番
サン=サンーンス:交響曲第三番「オルガン」

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ドラゴン危機一発

噂には聞いていたけど、初めて見てしまった。なんと言う映画だったんでしょう。あまり予算もなかったのでしょうけど、ハチャメチャなB級映画というか、C級でもいいくらいです。ブルース・リーの映画ですからストーリーはどんな内容でもしょうがないけど、連続シーンでも色や光のコントラスト加減がめちゃくちゃ。あれは別々に撮ったカットをいい加減につないだだけなんでしょうね。恐ろしく気分が滅入ります(笑)。それに結構残酷なシーンが多いです。血が流れるシーンも多いし、氷詰めのシーンは出来の悪い恐怖映画のようでした(^^)。

でも、それでも、そんなことはどうでもいのでしょう。ただただブルースリーのアクションが際立っていればいいのですから。確かに際立っています。そのためにある存在。

こんな映画が楽しめた時代も、それはそれで楽しかったかもしれないなあ。最近の特撮やCGばかりの映画と違って、それなりに存在感があったりします。3日後には詳細を忘れそうな内容だけど(^^;

この映画、「ドラゴン危機一発」ってタイトルなんですね!
てっきり「ドラゴン危機一髪」と思っていたんですよね。

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平凡な兎―川柳句集(やすみりえ)

やすみりえさんらしい句が並ぶ川柳句集。とらえどころや感性には、独特の世界があって楽しいです。
(短い感想ですけど、これだけ)

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夜のピクニック(恩田陸)

2005年第2回本屋大賞受賞作品です。つまり本屋さんの店員さんが薦めたい本ってことですね。最近は、こうした本屋さんの意思がはっきりするのが楽しいです。○○書店調べベストセラーベスト10というのもいいけど、店長のベスト10も一緒に紹介してもらいたいものです。(第1回の本屋さん大賞が「博士が愛した数式」だけど、この話は読んでいないけど、あたたかい話聞いています。なんとなく本屋さんの傾向が分かる感じ(^^))

夜を徹して80㎞をただただ歩く、北高の「歩行祭」と言うのが舞台です。80kmといわれて、それは大変って思っちゃいます。朝出発して、その日は夜中の2時過ぎまで歩いて、その後、2時間の仮眠のあとに、のこり20kmを走る(自由歩行する)という企画らしい。ただ歩く、それは辛いことだけど、歩いていた彼らや彼女たちは、高校最後のこの行事に、晴れやかなさわやかな気持ちでゴールしたのでしょう。そんな読後感が、そのままいっぱいに感じる本でした。

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