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天使の囀り(貴志祐介)

1999年のこのミステリーがすごい5位という帯が付いています。そのれだけの実力のある構成のしっかりした作品でした。読んでいても、どんどん集中して読んでいる自分に気が付きます(何かに毒されているのかな(^^;)

事件は、ホスピスで終末期医療に携わる精神科医である北島早苗の恋人で作家の高梨が、アマゾン調査隊に参加してからは、人格が異様な変容を見せ、最後は異常な自殺をしてしまうことから始まります。その後、謎の自殺が続発し・・・いったい何があったのか読者には興味があるところ。

 
ネタバレになるといけないので、ストーリーも言わないけど(本を後ろから見る人のために参考文献すら割愛したくらいだから、参考文献すら重要なネタばらしになるのでしょう)、大変面白い話だけど、かなり気色悪い(^^;。背中はぞくぞくするし、脳内は!ぞわ~ってした雰囲気を味わうことになります。このあたりの題材と表現は賛否両論あるところかな。しかし、読んでみて損はない作品。少なくとも題材は別にしても、昨年の「硝子のハンマー」よりははるかに緊張感がありました。

本書にはインターネットを使う記述もたくさんありました。さすがに、1998年というと古臭い感じになっています。ISDNなども出始めた頃かな?

★★★★

GW中、4冊読めたので、めでたしめでたし。

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天使の囀りposted with amazlet at 05.06.27貴志 祐介 角川書店 (2000/12)売り上げランキング: 32,613Amazon.co.jp で詳細を見る お友達にかして貰いました。この人の本は「クリムゾンの迷宮」しか読んだことがないのですが、これは結構面白かったので(確かバトロワみたいな話だった)どんなものかとわくわくして読みました。 ジャンルカテゴリとしてはバイオサスペンスホラーで間違いないかと思います。でも正直私は余りホラーという程怖いものでもないなあと思いました... [続きを読む]

受信: 2005.06.27 01:46

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