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夜のピクニック(恩田陸)

2005年第2回本屋大賞受賞作品です。つまり本屋さんの店員さんが薦めたい本ってことですね。最近は、こうした本屋さんの意思がはっきりするのが楽しいです。○○書店調べベストセラーベスト10というのもいいけど、店長のベスト10も一緒に紹介してもらいたいものです。(第1回の本屋さん大賞が「博士が愛した数式」だけど、この話は読んでいないけど、あたたかい話聞いています。なんとなく本屋さんの傾向が分かる感じ(^^))

夜を徹して80㎞をただただ歩く、北高の「歩行祭」と言うのが舞台です。80kmといわれて、それは大変って思っちゃいます。朝出発して、その日は夜中の2時過ぎまで歩いて、その後、2時間の仮眠のあとに、のこり20kmを走る(自由歩行する)という企画らしい。ただ歩く、それは辛いことだけど、歩いていた彼らや彼女たちは、高校最後のこの行事に、晴れやかなさわやかな気持ちでゴールしたのでしょう。そんな読後感が、そのままいっぱいに感じる本でした。

 
登場人物がなかなかいい奴ばかりで、こうした青春を経験できたのなら彼らは幸せだなって思えちゃうくらいで、自分になかった青春を見た感じ(^^)

たった一晩の話だけど、本当に爽やかな話でした。夜中に肩を並べて歩く友がいたら、大切にしよう(^^)。ぜひ、未読の方は一読をお薦めしたい作品です。

★★★★★

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コメント

四日間の奇跡、TBありがとうございました。
この本、読みましたので・・・
TB送らせていただきました

投稿: kazu | 2005.06.08 12:07

よ、ようやく「夜のピクニック」を読破しましたー。購入してから、かれこれもうどれくらい過ぎてしまったのやら。あはは。
それまでずっと積み読本だったのですが、いざ読み始めてしまえば読み終わるまではあっという間で、楽しく読み終えました。
とっても爽やかな青春学園物でした。こういう、読み終えて清々しい話も久しぶりです。恩田さんの作品は、これを読む前は泣ける話を読み終えていたのですが、泣くとはいかないまでも、とても気持ちのすっきりする本でした。

TBさせていただきました。これからもよろしくお願いいたします。

投稿: 千秋 | 2005.12.11 00:23

TBありがとうございました。
なかなかいい話ですよね。しかも、夜、歩くと言うことだけが、こんなにすごいことかと感心しました。

今は、また違った本を本でいますが、これも本屋さん大賞にノミネートされそうな話です。はたしてどうなるかな。


投稿: ごえもん | 2005.12.11 12:01

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