チェコ国立ブルノ歌劇場オペラ「カルメン」バレエ「ボレロ」付(2)
今回の公演は、
6月27日(月)武生市文化センター
1幕・2幕 18:30~20:00
休憩20分
3幕 20:20~21:00
休憩10分
ボレロ 21:10~21:25
4幕 21:25~21:45
こんな感じで、22時近くまでの長丁場でした。
結論から言うと大変楽しめる上演でした。舞台の設定や小道具もうまかったし、カルメンは、小悪魔的な雰囲気をうまく出していました。コケティッシュな面と、最後は憎悪の表情と、うまく表現されていました。カーテンコールでのコミカルな姿の楽しかったです。
バレエがうまく取り入れられて、ところどころ出てくるピエロ顔のバレエダンサーがカルメンの死期が迫っているのを表すような演出になっています。
ドンホセ役も性格的な弱さの部分をうまく出していた感じです。ミカエラはずいぶん可愛い演技をされていていましたが、なかなか小娘と思うには難しい面もあったけど(笑)、努力に許そうって気分です。
そして、特に目に付くのが、4幕前のボレロのバレエ演奏です。これが、またすごかったです。驚いたのは、舞台で使っていた闘牛場のようなイメージ(さまざまに使い分けていましたが)のアーチ式の窓に一人ひとりが配置されて、音楽と同時にスポットライトが当たり、クレッシェンドに合わせて盛り上がるように出来ています。非常に豊かな色彩ある音楽がそのままバレエと一体化していました。
当日のソリスト
指揮:ミラン・カニューク
チェコ国立ブルノ歌劇場管弦楽団
カルメン:ガリヤ・イブラジモヴァ
ドンホセ:イワン・ホウペニトゥフ
ミカエラ:ダグマル・ジャルドゥコヴァー
エスカミーリョ:ドミトリー・グリシン
スニーガ:ラディスラフ・ムレイネク
メルセデス:ヤナ・シュテファーチコヴァー
フラスキータ:ダグマル・ベザンチンスカー
レメンダート:ミラン・ルドレツキー
ダンカイロ:ミハル・マチュハ
モラレス:マルティン・シュトルバ
バレエ(カルメン)
ヴラスティミル・フラディル
ハナ・リッテロヴァー
エヴァ・シェネクロヴァー
バレエ(ボレロ)
リハルド・クロチル
ハナ・リッテロヴァー
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