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ニコラ・ルイゾッティ指揮 NHK交響楽団

3年ぶりとなる、待望の福井公演 名曲で味わうクラシックの真髄

指揮にイタリアの気鋭ニコラ・ルイゾッティを、ソリストに「2002年パガニーニ国際ヴァイオリンコンクール」優勝の逸材ホァン・モンラを迎えての正統派プログラム。


「ブラボー」
演奏中からかなり感動していた様子の隣の高校生は、ベートーヴェンの交響曲7番が終わると同時に、何度もブラボーを叫んでいました。惜しみない拍手を送りたい、そんな素晴らしい指揮でした!

そう、素晴らしい演奏と言うところを、あえて素晴らしい指揮って言っちゃおう。

今日は、安上がりのためにバックシートを取ってありました。ハーモニーホールのバックシートは、パイプオルガンがあるために、その左右に座席があります。ただ1列だけ、パイプオルガンの前に座る席があり、その真ん中が今回の席でした。

この席だと、観客席は全て見渡せますし(逆に観客の方からは私も丸見え(^^;)、指揮者は真正面に見えます。逆向きなので、音響的にはよくないために、座席の価格も格安の2000円(友の会なので1800円)。S席が6000円ですから3回楽しめます。なんとなく演奏に参加しているような立場になるのもいいところです。(音響は、、プロじゃないので少しの差は全然気にならないです(^^;)

 
何よりも普段は見る事が出来ない指揮者の表情が良く見えると言う事です。そして、今回の指揮者のニコラ・ルイゾッティ氏は(イタリア生まれの若手で44歳かな)本当に表情豊かでした。最初の曲の「ドン・ジョヴァンニ」序曲のときに、なかなかコミカルな動きも含めて、その笑顔も本当にステキな笑顔で音楽を楽しんでいる感じがして好感が持てたのです。

次のメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲の時には指揮棒を持たずに演奏。まろやかな感じをその手で表したのでしょう。時には両手を合わせて祈るようなポーズもあったり、時にはピエロのような表情、時には激しく荒ら悪しく、、本当に劇を見ているような感じで、役者だなあって思いました。

最後のベートーヴェンの交響曲7番は、私の好きな曲のひとつ。生で聴けるだけで楽しいけど、この指揮と合わせて、もう最高でした。自分でも指揮をしている気分で、自然と手が動きそうでした。ここでも、2楽章の葬送行進曲の時には、指揮棒を持たずに演奏していました。

しかし、これも日本人指揮者だったら、あそこまで演技しながらの演奏は出来ないだろうなあって思っちゃいました。特にイタリアの方だったからかも(^^)。指揮がどうあるべきかと言う事は素人で分からないけど、コンサート会場に行ったのだから、CDを聴くのとは違うスタイルで楽しみたいと言うことがあります。そういう意味では、今後もはまりそうなバックシート席でした。今度は「魔笛」を聴きに行きたいなあ。でも、オペラですからもちろんバックシートはありません(会場も自宅から300mほどの文化会館ですから、もともとバックシートがありません(^^;)

ちなみに、アンコール曲は、ヴァイオリン協奏曲のソリスト・ホァン・モンラ氏(こちらも中国生まれの25歳)がパガニーニの「うつろな心」。日本人向けに日本の曲も面白いと思ったけど、それよりもまずはテクニック披露ですね。悪魔的とも思えるような超絶技巧の嵐、、、素人にもすごいって思わせる演奏でした。

全体のアンコールは、拍手のカーテンコールが2回目くらいで、あっと言う間に始まった「フィガロの結婚」序曲。楽員の方は準備できていたのかな。。。なんだかいきなり演奏が始まった感じでした。ここでも指揮ぶりは健在。全身を使って、身体から音楽を鳴らしているような感じでした。

しかし、それにしても楽しいお得な夜だった。

開催日 平成17年7月16日(土)
開場18:15
開演19:00
終演21:00

場所 ハーモニーホールふくい(大ホール)

料金
S席:6000円
A席:5000円
B席:4000円
バックシート:2000円

モーツァルト/歌劇「ドン・ジョヴァンニ」序曲
メンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲 ホ短調op.64
ベートーヴェン/交響曲第7番 イ長調op.92

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ユ(Abb?Nicolas-LouisdeLacaille,1713年3月15日-1762年3月21日)は、フランスの天文学ニコラ#エンリコ・デ・ニコラ(EnricoDeNicola,1877年11月9日-1959年10月1日はイタリアの政治家で、イタリア共和国の初代大統領。#ニコラ・ルイ・ド・ラカーユ(Abb?Nicolas-LouisdeLacaille,1713年3月15日-1762年3月21日)は、フランスの天文学者。#親指シフト配列|NICOLA配列(親指シフト配列)は富士通の考案したキー... [続きを読む]

受信: 2005.10.01 18:38

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