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宇宙戦争(2005年)

スピルバーグとトム・クルーズってコンビの映画ですよ。これはすごいって思うし、この夏の「スターウォーズ」との興行戦いも興味の的でしたが、期待倒れというか期待が大きすぎた映画でした。

原作はH・G・ウェルズの「宇宙戦争」で1898年と言うから100年以上前の作品です。原作は読んだことがないけど、映画化された前作「宇宙戦争」(1953年・・それでも50年以上前)は見たことがあるし、ビデオでももっています。この映画と似たような作りになっているところへ(その分、縛りが大きくなっていた)、父子愛のような話を盛り込んだところに無理があったようにも思います。

確かに、昔の映画よりは触手も進化したみたいだけど、、、
トムクルーズも出っ放しのわりには、活躍の場が非常に難しい役でした。家族愛(もしくは父子愛)を考えての演出だったと思うのだけど、そんなことをここで思わせちゃうのがこの映画の苦しいところかな。本来のこの映画の楽しみは、自分も当事者となって、一市民となって恐怖を味わい、情報が途絶えて、政府は何をしている、軍隊は戦っているのか、どこに逃げればいいのか、など分からない状態を同時に体感できるはずでした。

しかし、映画館に来ている私は、どこか第三者的に、強力な米軍や大統領の様子などを知りたいと思うのですね。そんな状態を知った上で、何も知らない主人公にハラハラドキドキしたりしてって言う感じを期待したりします。そこにこの映画とのギャップがあるみたい。そういう意味では、新しい感覚だけど。

最初の出現シーンや、途中のハラハラドキドキなど、それなりに恐いとは思ったし、音響的にもすごいとは思ったけど、、、やっぱり、ご都合主義の映画に終わってしまっています(最後の息子のシーンや、ハンディビデオが動いている最初のシーンなど)。そういえば、最初のシーンでもよく生き残ったなあ(^^)。そのあたりエンターティメントに徹すればいいけど。

唯一、大阪人はすごいと思いました(笑)。さすがだなあ!!宇宙人を倒したのは吉本のギャグかな(^^;。それとも、まさか細菌じゃないでしょうね(笑)

先ほど言ったけど、時計も車も止まるような電磁嵐の中、なぜかハンディビデオが動いていました。あれはどこのメーカーだったのだろう。すごい技術ですよね。きっと、大阪あたりの家電メーカーかも(^^)


 
昨日は、金曜日の1日。ファーストディで毎月1日は1000円ということで、知り合いの方から今日は見に行くとメールを頂き、月曜日(男は1000円)に行こうと思っていた私ですけど、金曜日夜のほうが楽だなあって思い直して、急遽行った次第です。

それで、帰ってから「宇宙戦争」(1953年)をビデオを見ました。この時代の映画として成り立っているので、もちろん古臭いけど、それはそれで楽しいものです。CGもない時代の特撮はさらに稚拙な感じもしますが、それはそれです。旧作の方は、宇宙から隕石として攻めてきますし、父子を表すような出演者もいないです。しかし、小屋の中で触手のような探索や、一瞬見える火星人?など、それなりに恐怖を味わえます。最後は教会で祈る感じだけど(そういえば、新作ではいきなり教会が破壊されたのかな)、そこで同じような原因で死滅する異星人たち。。。こんな骨格は同じだったですね。

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コメント

ごえもんさんこんにちは。

ボクもイマイチでした。さらに音響も映像も凄いと思えませんでした。
何か麻痺しちゃっているですよ。コケオドシでなく、別のものを求めてる。

もちろんトライポッドが街を襲う画面は何かを感じるけれど、そこまでの印象。
むしろ制約の多い旧作のほうが想像をかき立てるのかもしれませんね。
ボクにあの宇宙人はNOVAにしか見えませんでした(笑)

投稿: でんでん | 2005.07.03 06:59

でんでんさん、TBありがとうございます。

確かに旧作には、何か確立したようなよさがありましたね。スピルバークやクルーズの名前がなくてB級映画と割り切ってみればよかったです。確かに、一種のエンターティメントを求めていたのですけど、そこに家族愛が強引に入ってきた感じです。意図はわかるけど、意図がわかったり意図を意識しながら見る映画は辛いですね(^^;

投稿: ごえもん | 2005.07.03 07:46

ごえもんさん、TB&コメントありがとうございます。
エンターテインメント作品を期待していっただけに、期待はずれでした。
でも、本当に関西人は凄いですね。
どうやって倒したんだろう...
---
でんでんさん、こんにちは。
>ボクにあの宇宙人はNOVAにしか見えませんでした(笑)
どこかで見たと思ったら、NOVAだったのか!(爆笑)

投稿: あ~る | 2005.07.03 10:54

かなり以前から地球を観察していたみたいなので、本来、微生物にはやられないとは思うけど、やっぱり意表をつく大阪人の笑いとパワーには想定外だったに違いありません(^^)。
なんか、そこだけが楽しい話題って言うのも、、、、(^^;。結構、あの小屋の中のシーンはハラハラドキドキしたけど、あそこで殺人までやってしまうのはすごく違和感がありました。

投稿: ごえもん | 2005.07.03 19:16

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