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火の粉(雫井脩介)

以前、テレビの2時間枠ドラマでやっていたものの原作です。そのドラマが結構面白かったので(以前より、この本自体も存在は知っていましたが)、読む事にしました。

ただ、ドラマの大まかなストーリーは知っていましたが、細かいところはうろ覚え状態。大筋では原作と変わりがなく、その分、結末まで知っていると言う事で、評価は微妙に厳しくなりますが、それでもなかなか楽しませてくれました。

結構ボリュームがあるので、話の内容は結構多岐にわたっているなあって印象です。冤罪問題、死刑判決、介護問題、児童虐待問題など(それぞれが深く取り上げられてないけど)今の問題が多く出てきています。それぞれ掘り下げれば重要な問題的になりそうですが、ここではあくまでも家族とそれに忍び寄る恐怖を味わうと言うことがメインで、他は小道具ようになっています。

ドラマでは、表情が読めちゃうので、怪しい不穏な動きって言うのが視聴者に分かってしまいます。登場人物が気がつかない事を視聴者が知っている事で余計にハラハラドキドキとなるわけですが、この小説でも一部、そんな雰囲気は出ているものの、やはり視覚効果には勝てないかな。

 
話の内容は、
元裁判官・梶間勲の隣家に、かつて無罪判決を下した男・武内が引っ越してきます。偶然なのか故意なのか、、、しかし、武内は無罪判決をした梶間に溢れんばかりの善意で接します。

梶間家は、梶間勲とその妻、梶間勲の母(介護されている)、息子とその嫁と2人の間に出来た孫娘と言う三世代家族。まずは、梶間の妻が武内を気に入るのですが、ひょんなことから、武内の本性を表すよな目をみてしまった、嫁の雪見が武内の不気味な?善意に疑問も持つようになるのですが・・・・・梶間家の人々の心を掴む武内に隠された本性とは?「火の粉」の意味は?

ってところで、あとはネタバレになるのでこんなところで。

★★★★

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コメント

お久しぶりです。
「火の粉」私も読みました。と、今も雫井さんの作品また読んでます。ホントはまります。

投稿: しろねこ | 2005.09.02 17:16

こんにちは、しろねこさん。

今読まれているのは「虚貌」なんですね。なんとなく面白そうな内容ですね。記録しておいて今度読んでみます( ..)φメモメモ

しかし、上下で結構ボリューム感がある本ですね。早く自分の未読の本の山を減らさなくっちゃ(今は、「ルパンの消息」を読んでいます)。

投稿: ごえもん | 2005.09.02 17:38

ごえもんさん、こんばんは。
「火の粉」ですが、ドラマ化されたのを本を読んでから知りました。
もし、覚えていたらキャストなんか教えてもらえたらうれしいです。
私なら・・・と配役をついつい考えてしまいます。

投稿: しろねこ | 2005.09.06 21:16

こんにちは、しろねこさん。

配役は芸能界に疎い私は主役の顔は知っていても名前を知らないタイプですが、裁判官の愛川欣也、武内の村田雄浩、的場の柳沢慎吾が印象的で、どうも本を読んでいる途中も、その方の顔が浮かんできて消えませんでした(笑)

と言うことで、その日のドラマの配役を調べてきましたのでご参考までに。想像していた内容ですか?村田さんの独特の異常性のある顔は、もう頭からはなれなくって・・(^^;

梶間雪見 ・・・ 原沙知絵
武内真伍 ・・・ 村田雄浩
梶間尋恵 ・・・ 朝丘雪路
梶間勲 ・・・ 愛川欽也
野見山司 ・・・ 石黒賢
梶間俊郎 ・・・ 嶋尾康史
池本亨 ・・・ 柳沢慎吾
池本杏子 ・・・ 相本久美子
梶間曜子 ・・・ 風見章子
梶間まどか ・・・ 森迫永依
関弁護士 ・・・ 高松秀郎
的場洋輔 ・・・ 小島康志
的場久美子 ・・・ 斉藤絵里
中野副園長 ・・・ 五代高之
石材店店主 ・・・ 灰地順

投稿: ごえもん | 2005.09.06 22:05

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