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扉は閉ざされたまま(石持浅海)

前知識なしに読んだ本だけど、いきなり殺人シーンがあるのは、まるで刑事コロンボのような感じを受けました。完璧と思われた犯行が、探偵役によって徐々に明かされていく形式のものです。

久しぶりに開かれる大学の軽音楽部の同窓会。男子4名と女性3名が成城の高級ペンションに集まった。そこで、ひとりが部屋に鍵をかけたまま、呼んでも応答がない事態になる。各自の推理は・・・

 
途中、自然さを追求するのと逆に不自然な論理もありました。それも後で訳あってのことと分かりましたが、その論理に納得してしまう、周りの人間はどうかと思いました(^^;。しかし、ひとりだけはすごい推理を提示する、、このすごいギャップは。。。あまり、この作品にリアリティを追求してもしょうがないけど。

タイトルに含まれた意味は確かに面白かったです。さらに探偵役と犯人役の微妙な人間関係も面白いです。ただ、前作の「水の迷宮」でも感じたことだけど、「動機」が納得いかないのです。どうして殺すのか。そこに止むに止まれぬ感情があってこそ、読者は本当の感動を得るのだろうけど、心理描写を楽しむような作品だけに惜しい感じでした。

★★★★☆


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