震度0(横山秀夫)
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紙わざの世界展を県立美術館に見に行きました。
本当は「ユトリロと荻須高徳」の作品展を見に行ったのです。そこで、紙わざの世界展もやっていたと言うわけです。この「紙わざ」、確かにすごいです。あれだけの作品が出来たら楽しいだろうなあって思わせる作品がいっぱいでした。特にわに革の靴なんて、見れば見るほど、その発想に感心ます。
紙わざの世界展
肝心のユトリロと荻須さんの作品はいい作品がいっぱいでした。荻須さん作品は愛知県の稲沢市に荻須記念美術館があり、以前、案内してもらい見に行ったことがありますが、アトリエも再現された、なかなか見ごたえのある美術館になっていました。
今回の公開作品は、小野光太郎さんのコレクションの公開と言うことで、個人所有の滅多に見れない作品を見る事が出来ました。パリの街並みを、愛情もって描いている感じでした。
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「ダイハード」みたいとか「ホワイトアウト」みたいと言う感想を聞いていましたが、なるほど、そうかもしれない感じだと、見終わったあとに思いました。多分、真田さんが演じる仙石先任伍長がかっこよく(スマートでなくても)まっすぐに生きて、最後は血だらけになって、工作を阻止することにあるのでしょう。
私個人としては、そのことよりも「語るべき未来も見えず、守るべき国家の顔さえ失った」日本への強烈なメッセージを期待していました。少なくとも原作は、そんな印象を受けました。日本の覚醒を訴える必要があったのです。
原作の細かいところを忘れたのですが、活字と映像の違いか?どうも宮津副長の行動が、ちゃちい感じがしちゃったのです。多分、宮津自身の歩んできた道が充分に紹介されていなくて、単に息子を亡くしたことがきっかけで革命を目指す「某国工作員」(某国と亡国って言うのがいいですね(笑))と手を組む自衛隊員がいるのかと言う感じから来ている違和感でしょう。
そのために、宮津学校の門下生の幹部生の行動にもあやふやなところがあります。自分の国を思う気持ちが某国工作員と手を組んだことで、許せない一線を越えると言う葛藤がそれぞれに必要なんですが、まるで、「あれ?これはおかしいぞ」って思う程度なんです。
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上下の作品ですから、長編小説かと思ったら、どうも短編集みたいって感じで読み始めて、実は、最初の短編はのちの長編「長い影」の序章になっていると言う特異なタイプの作品でした。最後にある「幽霊」は、エピローグなんですね。
時代物って言っても、舞台が江戸時代の長屋だけど、話はその人情を魅力的に伝えているために、時代物はちょっとと言う人にもお勧めできそうな作品です。
ストーリーよりも登場人物が何よりも魅力的で生き生きしています。弓之助やおでこも面白いし、長屋の店子たちも、まるでドラマを見ているような感じでした。主人公の平四郎もその妻も魅力的です。そうそう、佐吉もいいなあ。
続編の「日暮し」も読みたいけど、今は本が多いので文庫本待ちでしばらくは楽しみを取っておこう。
★★★★★
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