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亡国のイージス(映画)

「ダイハード」みたいとか「ホワイトアウト」みたいと言う感想を聞いていましたが、なるほど、そうかもしれない感じだと、見終わったあとに思いました。多分、真田さんが演じる仙石先任伍長がかっこよく(スマートでなくても)まっすぐに生きて、最後は血だらけになって、工作を阻止することにあるのでしょう。

私個人としては、そのことよりも「語るべき未来も見えず、守るべき国家の顔さえ失った」日本への強烈なメッセージを期待していました。少なくとも原作は、そんな印象を受けました。日本の覚醒を訴える必要があったのです。

原作の細かいところを忘れたのですが、活字と映像の違いか?どうも宮津副長の行動が、ちゃちい感じがしちゃったのです。多分、宮津自身の歩んできた道が充分に紹介されていなくて、単に息子を亡くしたことがきっかけで革命を目指す「某国工作員」(某国と亡国って言うのがいいですね(笑))と手を組む自衛隊員がいるのかと言う感じから来ている違和感でしょう。

そのために、宮津学校の門下生の幹部生の行動にもあやふやなところがあります。自分の国を思う気持ちが某国工作員と手を組んだことで、許せない一線を越えると言う葛藤がそれぞれに必要なんですが、まるで、「あれ?これはおかしいぞ」って思う程度なんです。

 
日本の防衛はこれでいいのかって問題提起がエンターティメントでかすんじゃった感じです(^^;。まあ、終戦記念日に見に行ったからこんな感じを持ったのかも。戦後生まれだけど(^^)

ただ、役者は揃っています。さすがと思うようなメンバーですから、それぞれ雰囲気がバッチシです(^^)。アカデミー大賞メンバーで固めた感じで、総出演映画ですね。

細かいことだけど、宮津副長が如月を手当てするときに、如月が「あんたが悪いんだ、あんたのせいで母さんは・・」って言っていたように思います。過去を思い出すシーンでも思い当たる部分がなく、宮津と如月の母親が不倫をして、それを許さない父親のせいで母親が自殺し、如月は父親を殺したのかと想像したけど、あとでパンフレットを見たら、あれは幻覚で宮津が父親に見えたと言うことらしいです。それを受けて、宮津も如月を息子のように思い「すまない」と言ったのだろうか。。。

あと、工作員助成が如月と水中で戦うときに、キスのようにするのだけど、それは、相手の息を塞ぐためと言う感じなのか、それとも、どこかでそんな意志が働いたのか謎のままでした。

それにしても、あれだけの大事件が起きていながら、民間機は羽田から発着しているって、すごいなあ。単に政府や国が隠し事をしていることを暴くだけなら、こんな手の込んだことをしなくてもよかったのですが、総理自らにその事実を言わせるって言うのが一番の目的だったのでしょうから、東京全部を人質に捕る必要があったのでしょうね。


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【あらすじ】東京湾沖で訓練中の海上自衛隊イージス艦「いそがぜ」で、艦長が何者かに殺害された。宮津副艦長は先任伍長の仙石に、犯人が如月一等海士であると告げ、乗務員を艦から退去させる。しかし宮津は某国の対日工作員、ヨンファと共謀し、特殊兵器「グソー」の照準を東京首都圏に合わせていた。その頃陸では防衛庁情報局の渥美たちが対策に乗り出す。なす術を失った政府は、米軍の新型爆弾を使い、「いそかぜ」を空から消滅... [続きを読む]

受信: 2005.08.16 14:23

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