« 未練(乃南アサ) | トップページ | 亡国のイージス(映画) »

ぼんくら

上下の作品ですから、長編小説かと思ったら、どうも短編集みたいって感じで読み始めて、実は、最初の短編はのちの長編「長い影」の序章になっていると言う特異なタイプの作品でした。最後にある「幽霊」は、エピローグなんですね。

時代物って言っても、舞台が江戸時代の長屋だけど、話はその人情を魅力的に伝えているために、時代物はちょっとと言う人にもお勧めできそうな作品です。

ストーリーよりも登場人物が何よりも魅力的で生き生きしています。弓之助やおでこも面白いし、長屋の店子たちも、まるでドラマを見ているような感じでした。主人公の平四郎もその妻も魅力的です。そうそう、佐吉もいいなあ。

続編の「日暮し」も読みたいけど、今は本が多いので文庫本待ちでしばらくは楽しみを取っておこう。

★★★★★

|

« 未練(乃南アサ) | トップページ | 亡国のイージス(映画) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/51937/5479684

この記事へのトラックバック一覧です: ぼんくら:

» ぼんくら [無気力で行こう。]
「ぼんくら」 宮部みゆき 久々に読んだ宮部さんの時代物作品。 江戸・深川の長屋 [続きを読む]

受信: 2005.08.18 11:35

« 未練(乃南アサ) | トップページ | 亡国のイージス(映画) »