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ルパンの消息(横山秀夫)

この作品は今年の5月に発売されていますが、もともとは1991年の第9回サントリーミステリー大賞佳作となった横山秀夫のデビュー作。デビュー作と言うのは変かな。この作品は佳作だったので日の目を見る事はなかったのですから。

ここにきて、15年前に書いた作品を改稿して今年出版のはこびとなったわけです。

時効寸前の緊張感を舞台にしたのは、横山さんの作品らしかったのですが、登場人物などはどうも漫画っぽいと言うか、横山さんの今の作品からは少し離れているような感じです。最初の作品の初々しさと思えば、そうかもしれません。

 
ただ、どうしても今の作品と比べちゃうので(^^;、登場する刑事たちにも強烈なキャラクターがいない感じで、内部の葛藤なども表皮的な感じに映ります。でも、ここに原点があると思うと、なるほどなあって思うような作品でもあります。ラストは3億円事件も絡めてのサービス精神旺盛の感じでしたが、悲しいような話でもあったので、サービス精神旺盛すぎかな(^^;

★★★

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» ルパンの消息 [nishimino]
今回は半落ち、第三の時効で知られる横山秀夫の幻の処女作であるルパンの消息である。サントリーミステリー大賞佳作を受賞し横山秀夫のデビューのきっかけを作った作品だが、様々な理由により現在まで世に出なかった。 この小説の舞台は平成2年、バブル絶頂期である。事件はさらに15年前の1975年、昭和50年と自分が生まれる前である。昭和50年はどういった時代か分からないため調べてみた。山陽新幹線・岡山駅〜博多駅間開業(3月10日)、サイゴン陥落によりベトナム戦争終結(4月30日)、沖縄国際海洋博覧会開幕(7... [続きを読む]

受信: 2005.09.18 23:26

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