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シンデレラマン

月曜日が敬老の日になってなんだか変ですけど、休みの月曜日と言うのは映画に1000円でいけるからありがたいです。

そこで「シンデレラマン」を観て来ました。ボクシングの映画って言うと過去にもたくさんの感動の映画があって、いまさらと言う気もするのだけど、どうもそうじゃないみたいなのでここは一度観てこなくっちゃね。

大恐慌時代、元ボクサーのジムも妻と3人の子供との生活のため、仕事を探し肉体労働し、食糧配給と恵まれるお金で止められた電気代を払うような苦しい時代をすごしていました。そこにたった1晩だけの負け試合を覚悟の話がやってきます。家族のために試合に臨んだジムは大方の予想を覆し、若きボクサーをノックアウト。それがステップになりシンデレラマンになるのですが・・・・

 
単純なおとぎ話でない所は、この時代背景と、家族の描き方と、これが実話であることでしょう。栄光をつかむのは貧困にあえいでいた労働層の希望でもあったし、妻は「たいしたことのない怪我」をしてボクシングが出来なくなればいいと願っているし、そこには等身大の夢と希望が描かれているようでした。

大恐慌時代・・・その姿を見るに、これは今の社会にも当てはまるではないかと感じました。過去のような話ではなく近い将来の日本の姿かと感じ取れたのです。仕事がなく失業者が増え貧富の差が広がると言うことです。一歩間違えば誰もが生活が簡単に崩壊する危険を含んでいる時代と言えます。

しかし、そんな中、主人公はまっすぐに生きていきました。貧しくても家族を思い、子供が空腹から盗みをしたら一緒に謝りに行くと言うように。貧困による金欠や食糧不足は、電気を奪い、温かさを奪い取るけど、人の行き方を奪う事は出来ない、、、この主人公が奪われることなく信念を貫く姿がマットの上だけでないことを語っているようでした。そこが強いのかもしれないですね。

なお、私は個人的に、妻役のレネー・ゼルウィガーの演技に感心。どこかで見たことがあると思ったら、「ブリジットジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月」の予告編でした。あの時はぽっちゃり&チャーミングだったけど、今回も決して美人じゃないけど、語りかける涙眼の表情は充分に魅力的でした。夫を尊敬しながらボクシングをして欲しくないと言う矛盾した気持ちの中で葛藤が続く彼女が、最後の試合では、「みんなの星、子供たちのヒーロー、私の心のチャンピオン」と言う台詞はジーンと来たなあ。

「家族愛」と「ボクシング」、そして「チャンスをつかんでの成功」、、と言うように出来すぎた?ありふれた話が、とにかく品位高い作品になっているのは、その人自身の生き方や時代背景があったからかもしれません。

今日は入場したら、記念のハンカチをもらいました。涙を拭くためのものですね(^^)。うれしい映画に、涙は遠慮しなくてもいいかも。

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●シンデレラマンをTOHOシネマ浜松にて鑑賞 愛する妻メイと3人の子供に囲まれ幸 [続きを読む]

受信: 2005.09.20 13:35

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