I love you(伊坂幸太郎他)
なんと、1ヶ月も読書から遠ざかってしまいました。この禁欲状態を脱するにはやっぱり「愛」しかないと思って読んだのが、現在もっとも注目を集める男性作家たちが描く恋愛小説です。と言っても読んでいる途中に女性の視点から描かれた作品もあって、てっきり女性作家も混じっていると思ったら、あとで帯を見て人気男性作家によるものと気がついたしだい。
もともと、ちょっと変った表紙で目が行き、伊坂幸太郎が書いていると言うので手に取ったのだけど、6人による恋愛をテーマにした短編集でした。美味しいところを少しずつ食べるような作品。
「透明ポーラーベア」(伊坂幸太郎)
「魔法のボタン」(石田衣良)
「卒業写真」(市川拓司)
「百瀬、こっちを向いて」(中田永一)
「突き抜けろ」(中村航)
「Sidewalk Talk」(本多孝好)
ひとつひとつの作品についてここで書くのは止めにして、今日は大局的に恋愛について語ろう!・・・と思ったが、そんなこと出来もしない望みだった(望みかどうかも定かじゃないけど)。
この人気作家といわれるメンバーで、少なくとも読んだことがあるのは、伊坂幸太郎と石田衣良の2人だけ。最初の作品である伊坂さんの作品も悪くないけど、あとは名前も知らない「卒業写真」以下の4作が秀作だった。
ベストは「百瀬、こっちを向いて」かな。登場人物が魅力ある感じだった。人間レベル1か2程度だけど(^^;。魅力はレベルじゃないと言うことかな。
次は「Sidewalk Talk」と「卒業写真」。「突き抜けろ」のキャラもよかったけど、これは恋愛小説って感じがしない青春小説。少し違和感がありました。
どの作品も、ハッピーエンドの大恋愛とは程遠いけど、なんとなく前向きな余韻が心優しくしてくれるような印象を残します。
★★★★☆
| 固定リンク


コメント