この胸いっぱいの愛を
40後半の男性が見るには、なかなか恥ずかしいようなタイトルですが、タイムスリップモノとコンサートシーンがあるので楽しみに見てきました。「黄泉がえり」にも繋がるようなものがあると言うことだけど(監督も同じだし)、「黄泉がえり」を知らない私は、とても楽しめた映画となりました。
最初はなかなか馴染めなかったのですが、後半からなるほどなあって思いながら見ていました。
タイムスリップするのは門司へ向かう飛行機に乗り合わせた4人。
4人はそれぞれ、その時代にやるべきことがあった(うん?1人はそうじゃないけど、人生の中で後悔すべきことがあるとしたらと言う問いの回答がこの時代にあると言うことか)わけです。
ひとりは、親友以上の信頼関係のあった盲導犬の死に際に合えなかった盲目のお年寄り。ひとりは、かつてむしゃくしゃしたときに人の花壇を壊してしまった数学者。ひとりは、生まれたときに難産で母親を失い、その後の環境でチンピラになった若者。
そして主人公は、ヴァイオリンを教わったお姉さんの命を救えなかった(と当時は理解していなかったのかもしれない)と言う鈴谷比呂志。彼だけは、当時9歳の自分に会います。過去を動かしてはいけない、過去の自分と会ってはいけないと言うような、タイムスリップモノのルールみたいなものがありますが、この主人公だけに関しては、無視されています(^^;
そんな過去の心残り(と言うか最後の望みとして人生をやり直すとしたらと言うポイントがそこだったのかな)を清算することができると言うある意味、夢のような話(タイムスリップ自体が夢ですが)。
ただ、個人的に感心しなかったシーンは、結婚式を夢見るシーンとラストの天国のような夢のシーン。もう少しどうにかならなかったものか。私なら、こぼれたみかんを苦労して拾い上げるシーンでラストにしたいなあ。落ちてもこぼれても、私には辛いけど、そのみかんを拾い上げると言う生き方のメッセージとして。
ここからは見た人専用かも・・・
ちょっと追加で書きたくなったと言うか、ふと思い出したのだけど(少しネタバレだけど)、航空機の椅子はどうしてあったのだろう、、、物体がタイムスリップすると言うのは、確かに本人たちが着ている服もカバンも移動したのだからわからないわけではないけど、、、、でも、あの席はご本人の前の席だったのだろうなあ(ポケットにチケットが入っていたから)。不思議なことだ。
時代考証と言うことだけど、1986年は古くない時代だけど、今とはかなり違う時代。携帯も使えないと言うのはよく分かるけど、あとは、少し古臭いイメージが漂ったのだけど、どうでしょう。鈴谷旅館にあったテレビのチャンネルはダイヤルを回す奴でした。かなり古いテレビを大切に使っていたのかな。それに比べてコンサートホールの近代的なデザインでした。
タイムスリップと言うとどうしてもイメージ的には古い時代と思いがちですが、20年前は、私にとってはそれほど変わりのない時代なのかも(^^)
| 固定リンク
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/51937/6331683
この記事へのトラックバック一覧です: この胸いっぱいの愛を:
» この胸いっぱいの愛を [ナナシ的エンタメすたいるNet]
有楽座で10月8日に公開した「この胸いっぱいの愛を」を見てきました。 伊藤英明とミムラ共演のファンタジー切ないラブストーリー。 過去にタイムスリップしたことで、 人生で大切な何かを見つけていく物語。 2006年鈴谷(伊藤英明)は子供の頃過ごしていた 北九州へ出張で..... [続きを読む]
受信: 2005.10.10 15:27
» この胸いっぱいの愛を [映画−CAN]
「黄泉がえり」の原作:梶尾真治と監督:塩田明彦のコンビが送る「愛と再生の物語」。
「もし一度だけ過去に戻れるとしたら……あなたのやり残した事は何ですか?」
2006年、鈴谷比呂志・30歳(伊藤英明)は飛行機で故郷の北九州・門司へと
旅立った。20年ぶりの土地は幼い日と何ら変わらない風景。
それもそのはず、彼は20年前にタイムスリップしてしまったのだ。
父は事故で亡くなり、母の元を離れ預�... [続きを読む]
受信: 2005.10.10 16:34
» この胸いっぱいの愛を [うぞきあ の場]
“もし、人生でひとつだけやり直すことができるなら・・・”
最初に問います。
“あのエンディングは、アリかナシか(爆)”
パンフでのプロヂューサーと監督の対談では、
和美がみかんを拾うシーンで訴えたい、“生きる”というメッセージは、
伝わる人にしか伝わらなく、
登場人物が全員、ちゃんと真正面を向いてきた人達だということを
再確認しようねって気持ちを、感覚的に伝えようと思って、
あのエンディ�... [続きを読む]
受信: 2005.10.10 17:05
» この胸いっぱいの愛を 評価額・750円 [Blog・キネマ文化論]
●この胸いっぱいの愛ををTOHOシネマ浜松にて鑑賞。 出張で少年時代を過ごした思 [続きを読む]
受信: 2005.10.10 21:02
» この胸いっぱいの愛を [空想俳人日記]
あの頃に ただいまあって 帰りたい
この間、悔いの映画で感動したばかりなのに、あれま、また悔いの映画じゃありませんか、これは。しかも、過去へタイムスリップする映画も、つい最近見たような。あれは、過去を変えてはならん、というのでありましたが、こちらは、... [続きを読む]
受信: 2005.10.10 22:03
» タイトル通り「この胸いっぱいの愛を」感じる事ができた [オールマイティにコメンテート]
10月8日公開の映画「この胸いっぱいの愛を」を鑑賞してきた。「この胸にいっぱいの愛を」見終わっての感想はというと、実に内容ある映画だったと私は思うし、何より人生について考える映画だった。... [続きを読む]
受信: 2005.10.11 00:48
» この胸いっぱいの愛を [ダディャーナザン!ナズェミデルンディス!!]
もし、人生でひとつだけ
やり直すことができるなら
あなたの戻りたい過去は、いつですか・・・
思いが叶った瞬間(とき)、
さよならが待っている
「黄泉がえり」のスタッフが贈る、未来からの黄泉がえり
... [続きを読む]
受信: 2005.10.13 00:34
» この胸いっぱいの愛を [spoon::blog]
鈴谷(伊藤英明)は故郷の北九州・門司に帰るために飛行機に乗っていた。ところが到着... [続きを読む]
受信: 2005.10.14 00:49
» 「この胸いぱいの愛を」このタイトルがね、、、。 [soramove]
「この胸いぱいの愛を」★★★
伊藤英明、ミムラ 主演
「もし過去に戻れたら、
いつの時点に戻りたいか」
何度も聞いたり、どこかで
見たフレーズ。うまい宣伝だ。
ふっと自分に置き換えたりするからだ。
誰だって「もし戻れるなら」と
考えたことがあるハ...... [続きを読む]
受信: 2005.10.14 01:07
» 映画のご紹介(65) この胸いっぱいの愛を [ヒューマン=ブラック・ボックス]
ヒューマン=ブラック・ボックス -映画のご紹介(65) この胸いっぱいの愛を
この胸いっぱいの愛を観た。
「それは未来からの”黄泉がえり”だった、「黄泉がえり」を手がけた原作:梶尾真治×監督:塩田昭彦が贈るもうひとつのやさしい奇...... [続きを読む]
受信: 2005.10.15 08:49
» 「この胸いっぱいの愛を」@よみうりホール [旦那にはひ・み・つ (☆o☆)]
実家に帰っていたので本当に久しぶりの試写会。今日まで秀君もお休みなのでお休みの締めくくり☆「泣ける!!!」とどこを見ても宣伝しているので、ハンドタオル持参で準備OK!泣いても大丈夫なようにマスカラもナシでこっちも準備OK。
{/hiyo_shock1/}STORY オフィシャルサイト
舞台は2006年。携帯電話を片手に、急ぎ足の男がいる。彼の名は鈴谷比呂志・30歳(伊藤英明)。百貨店のお弁当フェア担当である彼は、出張�... [続きを読む]
受信: 2005.10.15 17:29
» 『この胸いっぱいの愛を』観て来ますた! [☆★☆風景写真blog☆★☆healing Photo!]
2005年10月13日
『この胸いっぱいの愛を』観賞レビュー
『この胸いっぱいの愛を』
2005年10月8日(土)
全国ロードショー
2005年/日本
配給:東宝/2時間4分
★オフィシャルサイト★
★ポチッとナ!>>>>
※ネタバレ注意!
見てから観るか?
見ないで観るか?
もし人生で、ひとつだけやり直すことができるなら。
超大ヒットが記憶に新しい『黄泉がえり』(03)
その原作、梶尾真治と監督:塩田... [続きを読む]
受信: 2005.10.16 21:53
» この胸いっぱいの愛を [欧風]
7日に試写会を観ていい映画だったな~と余韻に浸りながら深夜バスで東海地方へ。9日に鈴鹿にF1を観に行き、その次の日にここで観た映画が、「この胸いっぱいの愛を」です。
これも予告編を結構観たな~。「黄泉がえり」のスタッフが贈る「未来からの黄泉がえり」、なんて言ってましたが、実は「黄泉がえり」は観てないのでよく分かりません(^_^;)。いい映画なのかな~。いま、会いにゆく人が出てるのは知ってるんですが、この映画は、それとこれのような感じかな~と。私のここでの映画の感想を御覧になった方は分かるかもしれま... [続きを読む]
受信: 2005.10.22 01:45
» 映画「この胸いっぱいの愛を」を観てきました。 [ブツヨク人 〜 ブツヨクのススメ 〜]
映画「この胸いっぱいの愛を」を観てきました。
「黄泉がえり」を手がけた原作:梶尾真治×監督:塩田明彦が贈るもう一つのやさしい奇跡。
監督:塩田明彦
原作:梶尾真治
キャスト:伊藤英明 / ミムラ / 勝地涼 / 宮籐官九郎 / 富岡涼 / 吉行和子 / 愛川欽也 / 倍賞千...... [続きを読む]
受信: 2005.10.25 10:29
» 納得出来ないストーリー◆『この胸いっぱいの愛を』 [桂木ユミの「日々の記録とコラムみたいなもの」]
10月24日(月)TOHOシネマズ木曽川にて
2006年、飛行機に乗り、出張で北九州の門司を訪れた鈴谷比呂志(伊藤英明)は、町を歩きながら懐かしさを感じていた。彼は20年前に少しだけこの町に住んでいたことがあったのだ。そして比呂志が幼い日を祖母と過ごした旅館の前で立....... [続きを読む]
受信: 2005.10.26 11:30
» 『この胸いっぱいの愛を』 [Simply Wonderful 〜Diary & Hobby etc...〜]
この胸一杯に愛が満たされましたよ!
幸せな気持ちでいっぱいです。o(^-^)o
“愛”それは、“素直な気持ち”でしょうか?
伝えたくても伝えられない、愛しくて、切なくて、そして、激しい愛のカタチ。
しっかりと届きましたよ!
まさに、この胸いっぱいに愛をです。(*^_^*)ごちそうさま。
最初にも書いちゃいましたが、“愛”=“LOVE”だけではないな…と思いま�... [続きを読む]
受信: 2005.10.29 22:11
» 映画「この胸いっぱいの愛を」 [私でもいいですか?]
映画「この胸いっぱいの愛を」を観てきました。ヒットした「黄泉がえり」のスタッフが再結集して作ったと言うこと、またコピーが「未来からの黄泉がえり」と言うことで,内容は容易に想像できるんですけど,私は良い方に裏切られました。正直,あまり期待はしていなかったんですけ... [続きを読む]
受信: 2005.11.01 16:50
» この胸いっぱいの愛を [ケントのたそがれ劇場]
『本と映画のランデヴー第五弾』 であります。映画、マンガ、小説の順で見ましたので、その順番に従ってレビューしてゆきましょう。 映画は映画館で観たのでもう半年近く前になります。 ★★★☆ ある場所から、4人の男女が同時に20年前の世界にタイムスリップする。... [続きを読む]
受信: 2006.03.19 16:13


コメント