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2005年12月の記事

ローマの休日

まだ年内に見たい映画があるけど、雪があって出かけるのが面倒って感じです(飲み会には出かけるのに?)。そんな中、ローマの休日のデジタルリマスター版を見ました。以前、公開50周年記念でこの版が劇場で公開されていたのは知っていましたが、見に行く事はなかったのです。版自体の違いは、あまり気にならないので。

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果てしなき渇き(深町秋生)

「このミステリーがすごい大賞」の第三回受賞作品です。

「四日間の奇蹟」浅倉卓弥
「パーフェクト・プラン」柳原 慧
と言うのが過去2回の受賞作でいずれも読みましたが、第三回では、ダブル受賞で、この作品のほかに「サウスポー・キラー」が受賞しています。

ちなみに今年の第4回の大賞は「チーム・バチスタの崩壊」(過去最高の大賞作品と絶賛を受けた)だけど、話題は12歳が書いた奨励賞の「殺人ピエロの孤島同窓会」に。

さて、本作だけど、受賞のときから反対審査員が出るなど、読者を選ぶ作品と言うことでしたが、確かにかなり選びそうです。私も選ばれなかった読者の一人です(笑)。

ミステリーとしても面白さかが感じられなかったです。娘を探す元警官と言う設定は、今までもたくさんあっただろうけど、私はそういう設定が結構好きだったりします。それで主人公が結構ハードボイルド風だったりすると、使い古されていてもついつい熱中するタイプです。しかし、この主人公藤島には、共感できないと言うか感情移入できないので、なかなかノリが悪かった感じになりました。

ただ、結構素晴らしいと思ったのは、一度も登場しない娘。中心事物でありながら、過去の手記の中で登場するだけで、その内面がずっと分からないままに描かれているのは、さすがと思わせます。このあたりの力量が評価されたのだろうなあ。

★★★

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クレイジーフォーユー(劇団四季)

福井に劇団四季の講演が来たので、日曜日の夕方から見てきました。折からの大雪の日で、車は大変だけど、幸い徒歩5分の会場だったので気楽に歩いて行きました(耳が切れるほどの寒さでした)。

この舞台は、ガーシュインの曲が使われていて、ガーシュインといえば「巴里のアメリカ人」「ラプソディーインブルー」などで有名ですが、他にもいい曲が多いのですね。

一度聞くと、その旋律が強く印象に残るような曲が多く、帰り道はメロディを口ずさむ事間違いなし(って断言するのは私がそうだったから。。。さすがにタップは無理。道が凍っていたから・・・凍っていなくても無理だけど)。そんな曲に乗せて、あまり難しいことを考えずに、とにかく舞台を楽しむって言うのが、このミュージカルのベストです。仰々しいテーマや悲劇のミュージカルもシリアス路線でいいけど、こうした楽しい舞台を楽しむって言うのが本来の姿かもしれないなあって感じたくらいです。

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今年見た映画のベスト10

今日は、今年見た映画のベスト10です。と言っても、見たのが20本じゃ半分はランクインですね(笑)。

1.スターウォーズ エピソード3
2.ALWAYS 三丁目の夕日
3.星になった少年
4.Shall we dance?
5.シンデレラマン
6.カーテンコール
7.アイランド
8.この胸いっぱいの愛を
9.四日間の奇蹟
10.ネバーランド
特別賞:変身

期待はずれベスト3
ターミナル
鉄人28号
宇宙戦争

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きみの友だち(重松清)

昨日、私のベスト20入りしていたけど、感想がまだったので・・・

「きみの友だち」と言うタイトルは、最初はどういう意味かなと思っていたのですが、この本には、物語を進める語り口調の方がいます。そんなに意識するほどのことでもないのですが、最後に表題作が出てきて、その存在が分かります。なるほどねえ。

いい作品でした。こういうことあったかもなあって思ったりしました。小学のときからわりと友だちの多い方だった自分は、親友って誰だ?って聞かれると困ってしまいました。親友と呼べる人はいないんじゃないかって思ったりしました。しかし、親友とはどういう友だちかな?そんなことも分からずに、中学のときに知り合った友達とはよく一緒にいました。その子が親友だったのだろうかって思ったりしました。

今も年賀状のやり取りはしますが、「過去の」友だちと一緒に飲みに行く機会もなく、結局は今の友だちと言うか付き合いの中で動いているだけの自分でいます。

でも、一緒に飲み行くことや、今でも付き合いがあること自体が、親友の証でもないような感じを受ける本です。星の王子さまじゃないけど「大切な事は目に見えない」もので、「もこもこ雲」の価値観を共有できるようなことが親友の証なのかも。

★★★★★

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今年読んだ本のベスト20

今日は、今年読んだ本のベスト20を発表します。しかし、上位5つくらいなら選べるけど、20は難しいものです。ちなみに、今日までに読んだ本は61冊。ほぼ昨年と同じかな(2002年35冊、2003年57冊、2004年62冊)。作者名の後の数字は、読んだ日。

優しい音楽(瀬尾まいこ)5/17
クロノスジョウンターの伝説(梶尾真治)11/27
容疑者Xの献身(東野圭吾)9/21
幸福な食卓(瀬尾まいこ)3/3
きみの友だち(重松清)12/17

夜のピクニック(恩田陸)5/1
顔(横山秀夫)6/26
死神の精度(伊坂幸太郎)9/15
追憶のかけら(貫井徳郎)4/30
陰の季節(横山秀夫)6/4

その日の前に(重松清)10/29
とっておき川柳道場(やすみりえ)4/7
空飛ぶ馬(北村薫)2/12
乗り遅れた女(夏樹静子)11/25
秋の花(北村薫)2/15

ぼんくら(宮部みゆき)8/13
弥勒の掌(我孫子武丸)6/29
切れない糸(坂木司)6/2
ローマの平日(大原悦子)5/21
扉は閉ざされたまま(石持浅海)7/3

特別賞:トキメキ川柳(やすみりえ)6/26

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このミステリーがすごい

今年のこのミステリーがすごいが発表されました。今年も楽しみな作品が並びました。いつもすでに読んでいる本が、どの位置になるのか楽しみですが、なんと、今年は1~3位を独占しました。こんなの初めて!

1)容疑者Xの献身(東野圭吾)●
2)扉は閉ざされたまま(石持浅海)●
3)震度0(横山秀夫)●
4)愚か者死すべし(原りょう)○
5)神様ゲーム(麻耶雄嵩)○
6)シリウスの道(藤原伊織)○
7)ベルカ、吠えないのか?(古川日出男)
8)犬はどこだ(米澤穂信9
8)島崎警部のアリバイ事件(天城一)
10)うたう警官(佐々木譲)
10)最後の願い(光原百合)

●は既読、○はこれから読みたいかなって作品です。
そのほか、20位まででは、
ニッポン硬貨の謎(北村薫)
死神の精度(伊坂幸太郎)
弥勒の掌(我孫子武丸)
この3冊が既読でした。

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クライマーズハイ 前編(NHK番組)

原作は2004年に読んで、確か2003年の「このミステリーがすごい」の7位だった作品です。その年は「第三の時効」も4位、その前年には「半落ち」が1位と、横山秀夫さんのパワー全開と言った感じの時期の作品です。

その原作が、NHKで10日19:30~21:00までドラマの前半として放映されました。後半は17日の放映のようです。

御巣鷹山日航機墜落事故当時の群馬の地方新聞記者の姿を描いたものですが、個人と組織の軋轢が読むものを引き付けさせます。登場事物が、また、すごいキャラが多く、その中でなども葛藤があるのですが、それだけでなく、もうひとつの山登りの話が絡んでいた当日の仕事との葛藤もあり、それは懺悔の気持ちでずっともっていることになるのでしょう。

ドラマも原作に劣らず力強い感じが出ていました。早く次を見たいと言う気持ちが湧き出るような作品で、17日の後半も楽しみにしています。

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ALWAYS三丁目の夕日

Photo_5昭和33年、東京タワー建設当時の話です。昭和30年代の話の映画では、先日「カーテンコール」を見たばかりでしたが、カーテンコールが懐かしむだけでなくシリアスなテーマを持って来たのに対して、この「三丁目」は、人情と言うか人の温かみですね。カーテンコールは人間関係の提起は親子(父娘)でした。こちらは近所の人たち。

隣人と殴り合いのけんかをしても、ちゃんと生活していけて、金を借りれる関係にあると言うのは、多分、今の時代の人間関係では想像すらできないでしょう。そんな人との関係は今の時代に失ってしまったものでしょうね。

映画の中では、その時代の楽しい生活風景が浮かび上がっています。扇風機に向かって「あ~」って言って、声変わりするシーンでは、館内から笑いが浮かびました。きっとやった経験のある方が多かったのでしょう。テレビにカバーがあったり、くじは「はずれ」ではなくて「スカ」だったり、そんな時代背景も楽しいものです。

電気冷蔵庫が来た日に、氷式冷蔵庫が捨てられていて、氷屋さんが悲しそうな目で見ていたシーンが将来の日本を暗示しているようでした。大切なものを長く使うと言う文化は、敗戦があって0からスタートした日本にはなかなか難しかったのかもしれません。

しかし、この映画は楽しい(^^)
私にとっては、今年20本目の映画です。

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蜃気楼の殺人(折原一)

最近、少し簡単に謎解きでもしたいなあって思って手にした作品です。折原さんの本は結構読んでいるけど、トリックに目が行ってしまいストーリーを忘れがちになるので、この本も読んだことがあるのではないかと言う印象を受けてしまいました。はたして・・?

野々村省三夫妻は結婚25年目を記念に、新婚旅行として訪れた能登を再び巡る旅に出る。しかし、省三は死体として発見され、妻の文恵も行方不明となった。娘の万里子は「文恵が省三を殺し逃亡した」という警察の推理に納得いかず、自ら両親の足跡をたどり謎に迫ろうとするが、そこに、新たな謎と、捜査を邪魔する者が・・・。

なんて、話ですが、過去の話と現在の話が交差する独特のやり方は折原ワールドですが、どうも全体的には陳腐化した感じでしょうか?謎もそれほどのもではなく、最初の伏線からの二転三転があってもいいものが、概ねそのあたりに着地する結末。読みやすい感じだったけど、警察は何をしているのか、近所の人はどうだったのか、などなど、細かいことを気にすると気になる作品です。そういう点はあまり気にせずにサスペンスものとして楽しむといいかも。

で、この作品はかつて「奥能登殺人旅行」というタイトルだったものを光文社文庫収録時に改題、それに更なる加筆訂正を施して講談社文庫に再度収録したものと書かれていました。出版社を変えるのはしょうがないけど、タイトルを変えられるとつい間違って買っちゃう感じです。この作品も過去に読んでいたかもって気持ちも充分にありです。それすら思い出せないのだから、まあ、楽しめていいか。

★★★

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スキップ(キャラメルボックス)

昨年のクリスマス公演だった「スキップ」。この作品は北村薫さんの「時と人シリーズ」の第1作目が原作となっています。この原作を読んだときに、「多分、私のこれまでの人生の中でベスト3に入る本です!」と感想を書いています。

そんな原作の劇でしたが、東京に行く予定もなく見逃してしまいましたが、DVDが出ていると言うことで買ってみました。今回、「クロノス」の舞台(キャラメルボックス:於 サンシャイン劇場)がすごく楽しめたので(原作もいいのでしょうけど)、「スキップ」も期待して購入したわけです。

内容的には原作に忠実で、素晴らしいものでした。
7500円だけど、絶対に損をしないDVDだと思っています。

「昨日という日があったらしい。明日と言う日があるらしい。でも、私には今がある。」
素晴らしい台詞です。一ノ瀬真理子の今を一生懸命生きると言う心意気の台詞でした。

昨日は、どっと混むの解散忘年会でした。また来年も新結成があるのかと言うことに思いを馳せましたが、今がある!と、今を一生懸命にやってみたいものです。

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