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明日の記憶

Photo_8先日、NHKで認知症の特集をやっていました。次第に記憶がなくなると言うのは恐い状況です。現在では治す事は出来ない病気(病気と言うより老化の一種?)なのですね。

主人公・佐伯は、広告代理店に働く49歳の部長。仕事一筋で生きてきて、家族を省みない人生でしたが、一人娘は近々結婚。順調に来た人生でしたが、最近、ちょっとしたことが思い出せない、、「ええっと、ほら、あれ・・」って感じで、喉に引っかかった骨のように、取れそうで取れない、思い出せそうで思い出せない、、それも、よくあること深刻なことを意識はしません。

しかし、次第に約束したことを忘れたり、車を運転中にめまいを起こして病院に行って調べてみると、若年性アルツハイマー病と診断されます。仕事は閑職から退職へ、そこからの闘病、、、しかし、どちらかと言うと、闘病シーンは少しあっさりしています。それはそれでもよかったですけど。

原作は、2005年本屋大賞の第2位に輝く荻原浩さんの「明日の記憶」。まだ原作は読んでいないけど、映画も原作どおりとか。本屋大賞に選ばれるのですから、病気のテーマと言うよりは、そこに描かれる「人を愛するとは?」とか「共に生きるとは?」って言うのが重点が置かれています。

渡辺さんもよかったけど、それ以上に樋口可南子さんの演技はよかったなあ。ぜひアカデミー賞をって思っちゃったくらい。。「私がいます、私が。ずっと、そばにいます。」って励ましなど、なかなか出来た奥さんだと思いましたが(^^;

涙する映画と言うことだけど、実際は闘病での涙は少なかったです。でも、娘の結婚式での挨拶は、病気のことを知っている映画を見ている観客は、実際の結婚式に出席したお客様以上に感動ものでしょう。「スピーチの紙はどこに置いたか忘れましたが、皆さんへの感謝の気持ちは決して忘れません」と言うのは名言でした。主人公「佐伯」の周りには、基本的にはいい人ばかり。そのあたりが救われる映画なのかも。特に、河村課長の電話での励まし、園田さんの影からの挨拶など、じ~んと来ました。

嬉しかったのは、挿入歌にショッキングブルーの「悲しき鉄道員」が流れました。「ジョイ・ツー・ザ・ワールド」「悲しき鉄道員」など、、、きっと渡辺さんの選択だろうなあって、同世代を思ったものです(^^)

★★★★★

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