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まほろ駅前多田便利軒(三浦しをん)

まほろ駅前で便利屋をひとりで営む多田。そこに同級生だった行天が転がり込んできて、多田と行天コンビの便利屋稼業が始まると言う、魅力満点の連作集!

この作品は、瀬尾まいこさんの「強運の持ち主」の中にあった新刊案内チラシで知った作品です。三浦しをんさんの作品はもちろん初めて読みますが、なんと言ってもこのタイトル「多田便利軒」が読んでみたいと思った最大の理由。これが「伊集院便利軒」だったら読まなかったでしょう。

主人公は同じ「多田」でも私とはだいぶ違う感じのかっこいい男。コンビといえるかどうか分からないけど、行天とは同級生だけど、なぜか、雰囲気といいコンビといい、かつてのテレビ番組「傷だらけの天使」を彷彿とさせる作品です。

多田の性格描写や行動パターンなどは類似性がある作品もあるだろうけど、同級生の行天は、その名のとおり仰天するような人物。これだけの人物はなかなかいないでしょう。特に高校時代のエピソードには驚かされました。最近読んだ奥田英朗の伊良部医師の上を行くような感じでありながら、どこか、ほろりとさせられる行動がまた可愛くもあります。

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