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凍える牙 (乃南アサ)

「未練」を読んで、主人公の音道貴子の描き方に興味をもって、次の作品と言うことで、直木賞受賞の本作を読みました。読みえるのに時間がかかりましたが、決して興味がなかったわけではなく、むしろ長時間持続的に興味が続いたものだと思ったくらい。

前半、男の炎上事件が発生、その被害者に残っていた獣の咬傷と同じ痕の狼犬による咬殺事件が続発。そのあたりから狼犬が主人公に。後半では、前半とがらりと様子が変った雰囲気で楽しめました。文庫本の表紙の絵も、最後になって分かりました。

音道貴子と言う女性刑事は、女性であることで男性社会の刑事の世界でいろいろと蔑視問題にぶち当たります。じゃ、男の刑事としてはどう付き合っていったらいいのか、単純に「女だから・・」と言う蔑視問題ではなく、特別視することの難しさもうまく表現させられていて考えさせられます。警察の中に「女性専用車両」などは作れないのですから。

他の作品も機会があったら読んでみよう。

★★★★★

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