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東京タワー(リリー・フランキー)

たまたま、夏に読む本として、今日の新聞に載っていた説明では、120キロの直球投手のような本とのことでした。なるほど、読み手がぽんぽん打ち返せるようなくせのない球。珍しく、息子が書いた母と息子の話で、想像していたものとは違った内容でした。
本屋さん大賞の本なので読んだけど、過去の本屋さん大賞ほど感情移入できなかったかな。特にこの本では、自叙伝的なので、主人公に感情移入できなければ「オカン」が癌で亡くなろうが涙できないままで終わってしまう。少なくとも「電車の中で読まないで(涙が見られるから)」と言うような心に突き刺さるものがなかったし、感動作品とも思えなかったなあ。同じような筑豊出身の作品では五木寛之の「青春の門」の方がはるかに敏感に訴えたものがあったけど、これは時代背景や自分自身の年齢も関係しているのだろう。

★★★

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コメント

私もほぼ同じ感想です。
図書館で予約をしたら、1000人以上待ちだったのですが、その話を友人にしたら
「買ったから貸してあげる」と
借りて読むことにしました。
そのときに友人が
「電車で読んだら、涙が出て困ったから、
電車で読まない方がいいよ」ということだったのですが、
泣けるようなところはありませんでした。
特別に破天荒なお母さんだとは
思えなかったし、貧乏度ももっと
すごい人がいそうだし、
文章もブログのような文章で、
小説の文章として上手どは思えませんでした。
ただ、「悪い作品」ではないですね。

投稿: らずむっち | 2006.08.25 23:21

こんにちは、らずむっちさん。

本屋大賞は、過去の「博士の愛した数式」(このときの2位クライマーズハイ、3位アヒルと鴨のコインロッカー、5位の重力ピエロ、8位の終戦のローレライは読みました)、昨年の「夜のピクニック」(そのときの2位明日の記憶、5位チルドレン、7位犯人に告ぐも読みました)とありましたが、この「東京タワー」は個人的にはちょっと壁を感じました。

多分、私の場合は「ボク」の行動に辟易してしまったのかも。
そのために、全てがしらけてしまったのかな。
多くの感想と同じように号泣できればよかったけど(^^;

今回のランキングでは3位死神の精度、4位容疑者Xの献身、5位その日にまえに、11位魔王を読んでいますが、今度、2位のサウスバウンドでも読んでみます。

投稿: ごえもん | 2006.08.26 09:48

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