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陽気なギャングの日常と襲撃(伊坂幸太郎)

昔からチームを組んで戦う場合には、そのキャラを際立てることが重要でした。例えば、ゴレンジャーなら、その能力は覚えていないにしても、視覚的に分かるように、色で区別していました。赤がリーダーで、青がニヒルなタイプ、ピンクは女性って感じ。

性格的にも、リーダーとひねくれたニヒルなタイプ、女性に、少し太った奴に子供って組み合わせはガッチャマンなんかでも際立って踏襲されています。

しかし、この「陽気なギャング」の4人組に関して言えば、色や体型よりもその能力で際立ったキャラとなっています(サイボーグ009みたい)。嘘発見器、スリ、演説、体内時計の能力を持った4人の話です。これだけで、充分キャラが際立ちますが、前作に続く今回の作は、その間に映画化されて、それを見ちゃったせいもあって、もう視覚的にも印象深い便物になっています。そういう意味では、映画化のときに配役がよかったわけですね。

この作品でも、絶妙な会話は健在だし、スピーディな行動力は映画を見るようで楽しめます(^^)。でも映画化すると、きっと難しいのだろうなあ。配役はいいのだけどね。

伊坂さんの作品では個人的には最も好きな作品。
ただ、前半の短編が意外に面白かっただけに、後半は話の設定自体が少しつまらなかった感じは否めません。外国風の会話のノリは面白いけど、それがないと辛いものがあったかも。でも、戦隊のヒーローものってのはワンパターンが安心でもあるのですが(^^)

★★★★★

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コメント

私の伊坂さんの№1は「死神の精度」かな。
どの作品も登場人物がほんとに魅力的ですよね。

投稿: らずむっち | 2006.08.24 23:36

こんにちは、らずむっちさん。

死神の精度は昨年読んだ伊坂さんの本の中では一番よかったです。
「陽気なギャング」の前作は一昨年読んだ伊坂さんの本の中では
一番よかったです。

今年読んだ中では、魔王が面白かったかな。

投稿: ごえもん | 2006.08.25 17:28

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面白いよ。うん。面白い。 ミステリーなのでネタバレもしたくないけど、ざっくり言っちゃえば、誘拐事件が起こる。 で、どういうわけか、成瀬・響野・久遠・雪子のギャング4人組が事件を解決しなきゃいかん状況に置かれ... [続きを読む]

受信: 2006.09.08 11:45

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