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2006年9月の記事

ぼくのメジャースプーン(辻村深月)

「ぼく」は小学四年生。不思議な力を持っている。忌まわしいあの事件が起きたのは、今から三ヵ月前。「ぼく」の小学校で飼っていたうさぎが、何者かによって殺された……。大好きだったうさぎたちの無残な死体を目撃してしまった「ぼく」の幼なじみ・ふみちゃんは、ショックのあまりに全ての感情を封じ込めたまま、今もなお登校拒否を続けている。

非常に高い評価を受けている作品だったように記憶しています。「ぼく」は、犯人に対して自分の不思議な力を利用として、その対決の7日間を、親戚の「ぼく」と同じ力を持つ先生と話をしながら準備すると言う形の作品です。

「正義」とは何か、憎い犯人に復習すれば満足なのか?
幼い身体に強力な力を持つアンバランスをどう利用してどのような結末に持って行くのか、その発想が面白い作品です。

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かもめ食堂(メトロ劇場)

Kamome群ようこさんの作品で、この映画のために書き下ろしたので原作と言うのかどうか分からないけど、フィンランドのヘルシンキで日本料理の食堂「かもめ食堂」を営業する女性のもとに人が集まり、ほのぼのと進んでいく物語。特に大きな事件があるわけでもなく、私など馴染みのないフィンランドの時間的な流れを楽しみながら見るような映画になっていました。

小林聡美さん、片桐はいりさん、もたいまさこさんの3人がそれぞれ強烈なキャラクターを醸しだしているので、劇場内からも思わず笑い声が漏れるほど楽しい作品になっています。こうした作品はなかなか地方では見れないのですけど、メトロ劇場さんの活動に感謝したい感じです。

ガッチャマンの歌を、、、私も「だれだ」のあとが思い出せなかったのです。だから小林さんの気持ちがよく分かります(^^)。小林亜星さんの作曲とは知らなかった。歌っていたのは子門真人。なるほどねえ。

★★★★★

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出口のない海(シネマ2)

Deguchi市川海老蔵さん主演と言うことで、結構話題になっているのかな?
太平洋戦争時、「回天」特別攻撃隊で出撃した若者の姿を描いた映画。原作は横山秀夫の同名小説。監督は佐々部清です。個人的には「半落ち」のコンビだから期待も大きい作品です。

そんな気持ちで、日曜日の最終回に行ってきました。夜と言う事もあって観客は10名ほどの寂しさでしたが、館内は暑くって、まるで潜水艦の中にいるような感じでした。臨場感たっぷり(笑)

「回天」とは、太平洋戦争中、敗色濃い戦況を打開しようと、日本海軍によって開発された特攻兵器「人間魚雷」の名前です。この魚雷は脱出装置もなく前進しかできません。神風特攻隊の「海」版みたいなものです。昔の人はよくこういうものを開発したものですね。狂っているとしか思えないけど、それが戦争なんでしょう。多くの人が悲しむようなことを「国のため」と言って命を捨てると言うのは、しかしながら日本独特の考えでもあったのでしょう。その見境のなさが敗戦に向かったと言う大きな負債を抱えることになります。

ここからネタバレです。

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グエムル漢江の怪物

Guemuru韓国映画もドラマも見ていなかったけど、初めて真剣に見たのが怪物映画と言うのも・・って気もするけど異色だからそれもいいかなと思ってみてきました。このポスターの構図はなかなかいいと思っていましたが、怪物と言うのは、このポスターから少し分かるようにコジラのような怪獣ではなくて、どちらかと言うとエイリアンでした。

この怪物が出てきた背景と言うのが、韓国に駐在した米軍による不法投棄によるもの。反米の象徴のような怪物と言うわけです。そこまで深読みすべきかもしれないけど、そう思うと、この怪物を相手に戦うのは、韓国軍でも米軍でもなく(ほとんど活躍がないと言うよりは無視されているような感じ(^^;)娘を怪物に連れ去られた韓国の家族。

家族と言っても、娘から言えばお祖父ちゃんと父親と、叔母さんと叔父さんの4人。こうした設定は韓国風なんでしょうか?普通ハリウッド映画なら、こうした家族でチームを組んで戦う事はなく、普段は情けなかった父親がスーパーマン的活躍で娘を救出するでしょう。しかも、この父親が、全くダメな父親で、私には、父親と思えと言われても思えないほどのキャラクター設定(^^;

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小林研一郎指揮 東京フィルハーモニー交響楽団 ピアノ:今川裕代

9月12日 ハーモニーホールふくい

スメタナ:交響詩「わが祖国」より“モルダウ”
リスト:ピアノ協奏曲 第1番 変ホ長調
ベートーヴェン:交響曲 第5番 ハ短調「運命」

今回もバックシートです。最後の曲が「運命」なので、小林研一郎さんの唸りもすごいだろうと思っていましたが、案の定(^^;、すごかったです。多分普通の客席からは聞こえないのでしょうけど、バックシートではよく聞こえます。最初はよかったけど、次第に耳障りになっちゃうけど(^^;

今回は何よりよかったは、最初の演奏曲と運命の前に、小林研一郎さんのトークがあったことです。もともとサービス精神は旺盛なのですが、ミニ音楽講座のようで楽しい試みでした。こうした趣向は、以前、サントリーホールでも行っていました。その時には演奏の前ではなく、開演前に早く来た人が待っている間にトークショウのように行っている指揮者がいました。これもいい企画でした。

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模倣の殺意(中町信)

そうか、そうだったのか!
と、まんまと作者の術中にはまりましたが、こうした趣向のミステリーモノは決して珍しくはありません。したがって大きな驚きにはならないのですが、実はこの作品が書かれたのが1971年と言うのを見るとビックリです。このトリックの草分け的存在ではないでしょうか?

ケータイもネットももちろん、パソコンもない時代。そんな時代に書かれた作品です。過去何度か書き直されて表題も変えているそうですが、それも時代にあわせてトリックの伏線をコントロールしてのことでしょう。

今読んでも全く古さを感じさせない内容で感心しましたが、ぼぉ~~って読んでいたのでトリックはもちろん分からず、しかも、その真相が明らかになったときには頭の中がパニックになっていました。たくさんの推理小説を読んでいてもまだだまされる私は、探偵役よりもワトソン役なのかも・・・・。

★★★★☆

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第30回日本墨書会選抜書道展

2年前の今頃に「第29回 日本墨書会選抜書道展」と同時に「春日井貞崖」個展が開かれていて見に行ったのですが、今回は「第30回日本墨書会選抜書道展」と言うことで、その選抜書道展を見に県立美術館まで行って来ました。

前回のお気に入りは、同級生の春日井貞崖さんの作品で、朱熹の句と言うのがあって「人生唯有読書好 読書之楽何如」って言うものでした。欲しかったけど、、、タダって訳にはいかないだろうし、ましてやお値段を聞くわけにもいかないし、、、今度、同窓会でお会いしたら聞いてみよう。

20069101208今回は、春日井貞崖さんの作品は1つだけですが、白楽天の詩のようでした。作品自体を会場で写真に撮るのははばかれたのでカタログの写真を・・・・なんて書かれてあるか分からないのですけど(^^;

それにしても素晴らしいご活躍です。小学校のときの同級生で中学卒業後はお会いした記憶もないようなものですが、なぜか年賀状は続いています。確かずっととってあるので、貴重な作品集にならないかな?(笑)

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アイルランドの薔薇(石持浅海)

アイルランド紛争と言う硬い背景を持ちながら、分かりやすい内容でした。

この作者の作品で最初に読んだ本は「月の扉」。その後、「水の迷宮」「セリヌンティウスの舟」「扉は閉ざされたまま」などほとんど読んでいますが、デビュー作の本作はまだでした。

南北アイルランドの統一を謳う武装勢力NCFの副議長が、スライゴーの宿屋で何者かに殺された。宿泊客は8人。ある意味密室殺人で、このあたりは他の作品とも似ていて作者の特徴があります。他の作品で、そのトリックはなかなか面白いのですが、殺人の動機に納得できない面もあったのですが、この作品では動機は、むしろ一番オーソドックスと言う感じです。それ意外があったら読者への隠し玉で反則みたいなものですが。

もうひとつ、この作品の面白いところは、宿泊客の8人の中に中に殺し屋がいるのですが、それが誰かと言う話も絡んでいます。ただ、その話を絡めたために、少しご都合のいい事故がおきちゃいます(^^;。

でも、一気に読ませるあたり、やっぱりこの作者はうまいなあって感じました。

★★★★★

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夜のピクニックの前売り特典

200698922_1「夜のピクニック」と言う本があります。本屋大賞に選ばれた本で、このブログでも紹介しました。その映画が公開間近になっています。この映画の前売り券を買うと、なんと「夜のピクニック特製万歩計」がオマケについてくるのです。これは欲しい!と言っても、この映画の公開はそんなに大々的じゃないみたいで、福井でも最寄の映画館ではやる予定がありません。しかも、最近はこうした特典は地方にはなかなか来ないみたいで、「デスノート」のトートーバックは引換券をもらったまま、「出口のない海」は前売り券はあるけど特典ハンドタオルはまだ来ていないとのこと。

どうも前売り券自体が余り売れていないみたい。
そりゃそうですよね。1300円の前売り券に対して20時以降の観賞は1200円、月曜日の男性の日は1000円で見れるのですから、特典無しには買わないですね。

さて、その貴重な万歩計を入手しました。これは東京出張の折に、丸の内ピカデリーの窓口で買ったもの。「全国どこでも見れますか?」と確認して買ったものです。前売り券を使って見にいけるかどうか少々不安ですが。

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日本をロハスに変える30の方法(ローハスクラブ)

明日、2002年9月に日本で初めてロハスを紹介した大和田順子さんのセミナーを聴きに行くので、それまでに以前から買ってあったこの本を読みました。なかなかいい考え方もありました。とくに、LOHASと言う言葉が「健康と地球の持続可能性を志向するライフスタイル」と言う事は知っていましたが、以前から「持続可能性」とは何かと思っていたのですが、それがこの「30の方法」に載っていて、なるほどと理解した次第です。

ロハスと言う言葉だけが独り歩きをしたり、ロハスと言うイメージだけでその言葉を利用した商売が横行しては問題です。そのためにもロハス層と言う人たちは「本物を見る目」を持たないといけないでしょう。

食育においても、本物を見る目と言うのは重要でしょう。それは、食べ物ならば味です。キャッチコピーに惑わされることなく自分に合ったものを選べる力をつけると言うのは食育のひとつの要素です。そんなことを考えながら読みました。

ちなみに、「持続可能性」とは、現在と言うものが過去の積み上げで成り立っているのではなく、未来からの授かりモノと言う逆算的な考えで行動すると言う事です。

★★★★☆

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手回しラジオ

二年前の9月に握るだけでライトのつく懐中電灯を紹介しましたが、今日の防災の日の前日、手回しラジオを買いました。
Bousai

これは、乾電池でもラジオが聴けますが、手回しで電池無しで聞くことが出来る防災用なんです。それだけなら買わないのですが、ライトもついているし、なんといっても携帯の充電対応にもなっていると言うのが嬉しいです。写真のように3種のアダプターがあります。その横のライターのようなオレンジのものは?

それは、なんとホイッスルなんです。
なんで、ホイッスル?
って思ったけど、きっと瓦礫の下敷きになったら、この笛を吹いて助けを求めるのでしょう(^^;

しかし、防災の前に旅行中のバスの中の携帯の充電に使えそう。早速、日月の旅行にもっていこう。

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