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アイルランドの薔薇(石持浅海)

アイルランド紛争と言う硬い背景を持ちながら、分かりやすい内容でした。

この作者の作品で最初に読んだ本は「月の扉」。その後、「水の迷宮」「セリヌンティウスの舟」「扉は閉ざされたまま」などほとんど読んでいますが、デビュー作の本作はまだでした。

南北アイルランドの統一を謳う武装勢力NCFの副議長が、スライゴーの宿屋で何者かに殺された。宿泊客は8人。ある意味密室殺人で、このあたりは他の作品とも似ていて作者の特徴があります。他の作品で、そのトリックはなかなか面白いのですが、殺人の動機に納得できない面もあったのですが、この作品では動機は、むしろ一番オーソドックスと言う感じです。それ意外があったら読者への隠し玉で反則みたいなものですが。

もうひとつ、この作品の面白いところは、宿泊客の8人の中に中に殺し屋がいるのですが、それが誰かと言う話も絡んでいます。ただ、その話を絡めたために、少しご都合のいい事故がおきちゃいます(^^;。

でも、一気に読ませるあたり、やっぱりこの作者はうまいなあって感じました。

★★★★★

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