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名もなき毒(宮部みゆき)

表題の名もなき毒とはいいタイトルですね。毒をもった人間もいるし、青酸カリのような毒そのものもあります、さらに、土壌汚染やシックハウスなど、目に見えない毒もあるわけです。これらの毒をうまく配置している手法は、さすが宮部さんはうまいなあって感心したのです。

主人公は「誰か」でも活躍した(活躍と言うことばがあまり似合わない穏やかな)今多コンツェルン社内報「あおぞら」の編集部に勤務する杉村三郎。財閥で(逆玉だけど)何も悩みがないような姿に、被害妄想的に嫉妬する元アシスタントの猛毒がすごいのですが、こういうのはやっぱり病気なのかな。

その猛毒の強さが強いほど、主人公・杉村の人の良さが対照的で際立つために、少し共に違和感を感じてしまうほどでした。もう少しおとなしい毒が似合うこのシリーズのような気がします。模倣犯やクロスファイアなどに比べたら日常的な謎シリーズに似合いの犯罪を・・って思うほどでした。

500ページ程の大作の本、、読み終えなかったので、沖縄まで持って行って読みました。往復2600km以上・・・(^^)

★★★★☆

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