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手紙

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東野圭吾の原作の映画化です。

改めて原作を読んだときの感想を見直して、なるほど一気読みだった作品でした。内容的には原作と少し違う面もあるけど、、、主人公の夢が少し違和感があったかな。なんとなくくらい性格になるのは分かるのだけど、それとお笑い芸人と言うのが結びつきにくかったです。でも、それもありかなと思うと、すんなり見れる映画になっていました。

「手紙」は、弟を大学に行かせるために、兄が盗みに入った家で、その家の人を出会いがしらに殺してしまうことで、強盗殺人の罪となった後の話です。弟は大学を諦め働きますが、そんな弟を気遣って、兄は手紙を書きます。弟もその返事を書きますが、結局、その文通を続けるうちに、社会にさらされて、殺人犯の弟と言うレッテル苦しむ弟と、罪のために刑務所にいるとは言え、塀によって守られている兄、と言う構図が浮かび上がってきます。犯罪者が塀よって守られて、犯罪者の家族が社会にさらされている状態になっていると言うのは何とも皮肉な結果です。そこがこの作品の重要なところですね。

そのタイミングで、この差別から逃げる事は出来ないと言う事を弟は知ることになります。また、兄も殺人と言う罪だけでなく、自分の存在と罪が、遺族の悲しみ、家族の辛さなど、ずっと罪を背負ったままになっていると言う事を知るのでしょう。

耐え切れずに自暴自棄になる弟・直貴を、深い絶望の底から救ったのは、常に現実から目をそらさず、日の当たる場所へと自分を引きずり出してきた由美子の存在でした。なかなか強い存在でした。

原作を読んだときにも、涙が出るような話になっていましたが、今回は映像もあいまって何度も涙せずにはいられなかったです。

★★★★★☆

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コメント

トラバありがとうございました。

投稿: | 2006.11.04 20:57

こんにちは。私も原作を泣きながら読みましたが、映画は観てません。
主人公の夢が「お笑い芸人」になっているのですか?びっくり。

投稿: らずむっち | 2006.11.04 23:23

こんにちは、らずむっちさん。

原作も一気読みでよかったですけど、
映画も緊張感のある映画になっていました。

自分がその立場だったらと思うと、
なかなか犯罪者の家族と言うだけで
差別するなんてひどいと思いながら
避けて通れないような気も。

被害者の遺族の言葉が痛い程よく分かりました。
(原作でもあったと思うけど)

主人公の夢は、
あまりにギャップがあったのですけど
それも本人の内面性を描いていて
よかったかもなあって感じです。

山田孝之さんは、こうした役がハマリかも。
テレビの白夜行の印象が強いので。

投稿: ごえもん | 2006.11.05 13:43

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