チーム・バチスタの栄光(海堂尊)
このミステリーがすごい大賞は、「四日間の奇蹟」「パーフェクトプラン」「果てしなき渇き」と過去の大賞を読んできたので、今回は4回目の大賞作品を読みました。
この本は面白い!
実はミステリーとしては、医療現場と言う事もあり、はたして意外なのかどうかも私には判断出来ないけど、この本のキャラがとにかく立っているから面白いのです。最初読み進めると、いかにもって感じの「田口センセ」が主人公で話が進みますが、途中から乱入?する白鳥に探偵役がバトンタッチしてからと言うもの、その破天荒なやりかたは、一瞬「インザプール」の伊良部を思い出させます。傍若無人と言うか、こうした人間がお役所にいること自体が驚きです。
しかし、この2人が目立ちすぎますが、他の脇役もキャラがしっかりしています。そのために、よけいに白鳥の聞き取り調査が楽しいものになるのです。
★★★★★☆
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