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ジェネラル・ルージュの凱旋(海堂尊)

「チームバチスタ」のあとに「ナイチンゲール」を読もうかどうか悩んでいましたが、実は読まないだろうと自分の中ではほぼ決まっていたのです。それが、急きょ「ナイチンゲール」を読むようになったのは、実はこちらの「ジェネラルルージュ」が発売されたのがきっかけで、合わせて読もうという気になったのです。

と言うのも、「ナイチンゲール」は東城大学医学部付属病院の小児科病棟を中心に、神経内科や不定愁訴外来が舞台になっていますが、その話の途中に出てくる救命救急センターがこの作品の舞台となっていて、ほぼ同じ時間設定と言うこと、もしかしたら、この2冊は表裏一体の作品ではないかと思い、続けて読むことにしました。「ジェネラル」と言う言葉も「ナイチンゲール」に出てきましたしね。

 
それで、この「ジェネラル」ですが、とっても面白かったです。ミステリーではないし、この作品だけは弱い(ナイチンゲールを読んでから読むことを強くお勧めします)など、弱点はあるものの、そのようなことを吹っ飛ばず様なスピード感と臨場感、そして読後の爽快感が、とても楽しめる作品にしています。私の中では今年最高峰って思っているくらい!(もちろんかなり偏見がありますが・・前の「ナイチンゲール」の消化不良はこの作品があったからなのか、それとも次の「螺鈿迷宮」への3部作とみた方がいいのか、、これから手にする「螺鈿迷宮」も楽しみ)

登場するキャラは、御馴染の田口や白鳥のコンビが活躍度が少ないというか、はみ出し度が少なくなっていく感じがしましたが、看護師も速水部長(本の中に1か所、速見との誤植あり)も、嫌味な沼田助教授も、キャラが立ちすぎるくらい立っていて飽きさせません。TVドラマになってもおかしくないエンターテイメントバリバリの作品でした。


余談ですが、「バチスタ」の表紙は黄色、「ナイチンゲール」は青、「ジェネラル」が赤とそろったので、このあたりで終わりかなって思っています。しかし、宝島社からのこの3作の他に角川書店から「螺鈿迷宮」が出ていて、時間軸的には「ジェネラル」の後だということです(その続編の伏線もありました)。「ナイチンゲール」の事件の元凶となった碧翠院桜宮病院が舞台と言うことで、ここまできたら、こちらも読むしかないですね(^^;

★★★★★☆


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コメント

今頃、すみません。やっと「ジェネラル・ルージュの凱旋」を読みました。
「ナイチンゲールの沈黙」と2冊でセットという感じなのですね。2冊読んでこそおもしろいとは
思いますが、こちらの方が好きです。

投稿: らずむっち | 2007.08.09 16:12

はい、確かに2冊セットで読むと面白いですね。
私もスピード感のあって速水部長が魅力的な
こちらの作品に1票です。

投稿: ごえもん | 2007.08.09 18:23

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» ジェネラル・ルージュの凱旋 [シェルティ Pазум official site DIARY]
     (ぼくのこと、王子でもいいけど、将軍(ジェネラル)でもいいよ) 「ジェネラル・ルージュの凱旋」 海堂 尊 著 を読んだ。 「チーム・バチスタの栄光」「ナイチンゲールの沈黙」 に続く、田口・白鳥コンビの第3弾。 この話は、前作「ナイチンゲールの沈黙」と 同じ時間、場所設定の同時進行だ。 あらすじは、 「不定愁訴外来の田口公平の元に 『救命救急センター部長の速水晃一が 特定業者と癒着している』という匿名の内部告発が届く。 院長から特命を受け、 田口は事実の調査に乗り出す。 速水は、田口... [続きを読む]

受信: 2007.08.09 16:26

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