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雨の恐竜(山田正紀)

この作品も「ミステリーYA!」シリーズで、青少年向けの作品になっていますので、簡単に読み終えました(その割には日数がかかっていますね・・しかし、読書タイムは短くて済みました)。

舞台は、恐竜化石で有名な「福知県、K**市東谷」このあたりには中生代の「手長層群」があり、、と、書かれていますが、これは明らかに、「福井県は勝山市北谷」をモデルにしており、この福井県勝山市北谷に分布する中生代の「手取層群」赤岩亜層群とよばれる地層が化石が多数見つかる場所となっています。最近もGW前には皮膚痕化石が見つかりましたし、7月にも国内最大級の化石が見つかりました。

地元の私としては、だったら、福知県K**市にしなくても、、、って思いましたが、登場人物には地元の警察署長や恐竜関係者も出てきて、ちょっとまずいのかもしれません。

「先生が恐竜に殺された」という謎解きから始まりますが、正直この本はなじめなかったです。ミステリーとファンタジーの融合かどうかわからないけど、ファンタジーを感じる部分はほとんどなかったし、登場人物に魅力がない印象が強いです。主人公を中心とした中学生3人はともかく(それももう少し魅力的に描けてもいい)、登場する大人がどうしようもないほど人間的じゃないです。

善悪とか好き嫌いは別にして、人として薄い感じです。特に警察署長も議員さんも母親も先生も(だから町の名前は匿名か)、悲しいくらいに存在感がなく、そのために問題提起されていることが、絵空事(小説ですから絵空事でいいのでしょうけど)のようです。それでも楽しめればいいのですが、それも出来ませんでした。

★★☆

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