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2007年8月の記事

サウダージ(垣根涼介)

垣根涼介さんの作品は「ワイルドソウル」で意外に面白い内容に、続けて「午前三時のレースター」を読みました。そこで、新しく文庫になったのを機会に「サウダージ」をこの作品を読み始めて知ったのですけど、この作品は「ヒートアイランド」「ギャングスターレッスン」と言う2つの続編の番外編的な存在のようです。

先の作品を読んでいなくても、この作品だけでもちゃんと話がわかるように解説があります。それはありがたいのですが、そのために、先の話の概要を知ってしまうというもったいないことになります。たぶん、他の評価から言っても、3つのうち読むのなら「ヒートアイランド」でしょう。

この作品は話はそんなに混み行っていないわりには、結構ボリュームのある内容になっています。しかし、読ませる内容にはなっているのですが、他の作品と違って、登場人物のコロンビアから来た出稼ぎ売春婦DDが、個人的には生理的に好きになれないタイプです(たぶん、日本人の感覚ではわからないのかも(^^;)。チリ出身ですけど同じ南米のアニータを想像しちゃうほどです。この女性の登場と絡めて必要以上と思われる性描写にうんざりした感じもあります。

★★★☆

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ヴイナス戦記(テアトル5)

8/25 20:00~ 800円

福井市美術館で安彦良和原画展が開催され、それとのコラボレーションで安彦良和作品が連続で上映されます(こうした企画は以前に黒澤明でもありました)。まずは、初日の「ヴイナス戦記」を見てきました。このアニメは「機動戦士ガンダム」よりもかなり後の公開でした。すでに私は見なくなっていましたので、今回が初めてです。バイクと金星ってことくらいしか知らなかったので、それなりに楽しめました。

金星と小惑星の衝突により、金星の環境が激変して人間が住めるような星になり、その金星に移民が始まって72年後のはお話です。設定は面白かったですし、チームもそれなりに楽しめましたが、大きな感動はないままでした。

それにして、この企画、てっきり満員かと思ったら、映画館には10名ほど。そんなに美術館とか行かないものかな?それとも美術館に行っても映画にはいかないのかな。企画は以下の通りです。全部の映画を見に行きたいけど、「機動戦士ガンダム」が2日のみで、ともに都合が悪い日で、困っています(^^;

★★★☆

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木洩れ日に泳ぐ魚(恩田陸)

最近よく本が読めるので、どの本も面白いです。面白いからよく読めると言うよりも、よく読める時に読む本は面白いと言った方がいい感じの状態です。

別れを目の前にしたひと組の男女の最後の夜を、男の視点と女の視点で交互に語らせています。部屋でお互いの会話と深層心理を想像して、実に多彩な情景を描いています。さらに次第に明らかになる真実。そのために次が読みたくなる心理(^^;(内容は今回は紹介しないでおこう)

カバーデザインは、半透明のカバーに鳥と魚。バックに木漏れ日をイメージしたような背景と、なかなか凝っています。本屋さんでカバーだけでも見てください。

★★★★★

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安倍晋三の力量(塩田潮)

最近、マイブームになっているのが安倍さんの本と横溝正史ミステリー大賞受賞本です。安倍さんの本は、この選挙で負けて、それで過去にさかのぼって総理になりたての頃の評価を読むものです。

この本はわかりやすく書かれていますし、安倍賛辞って本でもないので、なかなか鋭く安倍さんの弱点なども書かれています。ある意味、この選挙が負けた要因を予測するかのような資質のかかわることもあります。小泉さんよりも若いのに、イメージ的には小泉さんの方が明るくて若々しい感じがするのは私だけでないとわかりました。もともとその人が持って生まれたものでしょうから、これからの政権運営も厳しいものがあるでしょう。

★★★★☆

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オーシャンズ13(テアトル5)

O138/23 20:20~ 招待券

サイボーグ009はお気に入りでしたが、この009では9人のサイボーグがそれぞれの能力を活かして悪と戦うという設定でした。石之森章太郎さん9人と言うのは野球をイメージしたとの話しをどこかで聞きました。役割それぞれ分担してチームで戦うのは団体競技のスポーツ感があります。で、オーシャンズとなれば、初期作品が11名というのはアメリカらしくアメリカンフットボールでしょうか?

犯罪ドリームチームなのですが、相手役が憎らしいタイプなので罪悪感をなく見れちゃいます(^^;。とにかく楽しい!!です。

実は、11も12も見ていなくて、先日、テレビで12をやっていたので(13のために見たようなものですが)それを見て、この13を見ました。11はそのテレビ放映内での復習程度しか知りませんが、なんとなく12より11の方がおもしろそうでした。

調べてみると、11はラスベガスが舞台。それに比べて、12は各地を飛び回ります。今回の作品は再びラスベガスに集結ということで、散らばるよりも、1か所でチームプレーをした方が楽しい映画のように感じました。

登場人物の多さ、みんな同じに見えちゃう外国人、などなど、多人数映画の苦しみも、それぞれが特有の能力と適材適所で働くために名前を覚えなくても、感覚で楽しめるようにうまく作られています。


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いつか、虹の向こうへ(伊岡瞬)

昔、横溝正史の本をたくさん読んでいたのに、横溝正史ミステリ大賞の本は全然手にしていませんでした。先日、川崎草志の「長い腕」を読んで、なかなかいいかもと思い、2005年の第25回横溝正史ミステリ大賞&テレビ東京賞W受賞作である本作を手にしたわけです。

現在の世界で、横溝正史のような世界感を再現するのは難しいことでしょうけど、もともとこの賞自体、それほど世界観に固守していないのかもしれません。でも、何も知らずに読み始めて、この本がハードボイルドなのには驚きました。横溝正史とハードボイルドは、ずいぶん似合わない組み合わせですが、それでも、なかなかうまい作品でした。だからこそ大賞として選ばれたのでしょう。

でも、あまりハードボイルドが好きじゃない(一時期すごく好きで、ブロンジーニの作品を読んでいましたが、今はもうちょと国内外を問わずあまり読まなくなりました)ので、手放しでよかったとは言えない面があります。それに、ハードボイルドのお手本のような小道具と背景(この作品にも元刑事、酒、たばこ、暴力団、薬など)もちょっと・・・って引いちゃうような点があります(^^;

以下、少々ネタばれですので、これからの方はここまでで。

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出口のない海(TV)

昨日見た「夕凪の街 桜の国」は、佐々部監督のブログに「大手映画会社や在京キー局(テレビ)からは地味で売り辛いとの理由で避けられた企画ですが」との記述がありました。どうりで、いつもなら近くの映画館で上映するはずが、郊外の映画館で、しかも、休みの日だと言うのに日中は1日2回の上映だと思いました。ちなみに福井では、コロナワールドと鯖江シネマ7のみの上映です。しかし、地味で売り辛いって・・・(^^;、作品の良しあしでお客様に提供してブームを作るのが自分たちの仕事では?って思ったりもしました。大ヒットして見返してやりたいって、、、私が意気込むことないか(^^;

ところで、お昼の映画に続き、夜はテレビで「出口のない海」をやっていました。この映画も戦争を扱った映画です。魚雷特攻の話はコミックでは「特攻の島」などありますが(このコミックの2巻は待っているのだけどまだ発売されていません)、こちらの原作は横山秀夫さんです。原作自体は少し避けていたのですけど、映画化を機会に読んだ次第です。

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夕凪の街 桜の国(コロナワールド5)

Yuunagi8/19 15:30~ 特別鑑賞券

こうの史代さんの原作漫画を佐々部清監督で映画化した作品です。

原爆投下から13年が経過した昭和33年の広島の街と、平成2年と平成19年の東京や広島の時代を描く物語ですが、原爆の悲劇や悲惨さをこうした時間のたった場面で描くのがなんともしっとり情緒豊かに映画にしている感じです。

昭和33年(この時代が、「三丁目の夕日」と同じ時代で、それが広島の、被爆者の話となるとずいぶん様子が違ってくるものですね)、皆実は、会社の同僚・打越から愛を告白されますが、被爆体験が深い心の傷になっているために、素直になれません。しかし、そんな彼女の思いを打越は優しく包み込み、幸せになればいいのになあって思う頃に、皆実には原爆症の後遺症が現れ、26歳でこの世を去ってしまいます。

平成19年、あれから50年、皆実の弟・旭は、家族に黙って広島への旅に出ますが、その父を心配する娘の七波は旭の後を追う内に、家族が背負ってきたものや自分自身のルーツに見つけていきます。

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安倍晋三の本性(俵義文他)

安倍さんの「美しい国へ」を読んでいたときに漠然と感じていた「危うさ」みたいなものを、この本ではかなり明示的に書いています。私はこの本の論評のように、明確には思わないまでも、ここの書かれているような方向性が匂うとは思うのです。

特に印象深いのは、安倍首相のイメージがソフトなだけに、その裏に「普通の顔をした右翼の時代」がやってきていると言うところです。とは言え、最近の首相の行動では決断力やリーダー力に「?」が付くあたり、安倍さんは参謀的な役割がお似合いかもしれないですね。

さらに、小泉政治の後継者のようであって、実は利益誘導型政治家であることが書かれている点も興味深いものです。ものは取りようっていう点もあるけど、こうした見方もあるという点ではなかなか面白い本でした。

★★★★☆

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ニッポン歴代総理57人の実力

初代内閣総理大臣・伊藤博文から、第57代総理・安倍晋三まで、歴代総理を評価したものですけど、現役の方は歴史的評価が加味されないので少々不利かもしれないですね。戦後の特筆すべき総理は、田中角栄と小泉純一郎でしょうか。この2人は異色を放つ感じですが、この田中角栄の作った派閥政治をぶっ壊したのが小泉ですから、ともにその関連は深いですね(しかも、小泉総理誕生に力となったのは田中角栄の娘と言うのだから)。

この本は読んだだけ、評価はなし。
このところ首相シリーズを読んでいます。あとで、安倍さんからみであと2冊ほど読む予定です。

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ねじの回転(恩田陸)

時間を逆行できる技術の開発で、歴史介入を行い、取り返しのつかない人類の危機を招いたために、再度同じ歴史を再生するという奇抜な設定です。なかなかその背景が見えてこなくて、読者はいきなり不気味な状況と、二・二六事件の真っただ中に放り投げられるようです。この事件については歴史の時間に習ったくらいで、あとは何も知らないだけど(唯一、福井県から総理大臣になった岡田啓介が狙われたけど、射殺した相手が弟で間違われたというのは、福井の者だから知っているけど)、この小説の中では人物がいきいき描かれていて、この事件の流れがよくわかります。なるほど、こんなことがあったのかと改めて勉強になった次第です。

当初、時代的にも宮部さんの「蒲生邸事件」風かなと思ったのですけど、これが、読んでいるうちに井上夢人さんの作品の不気味さのひたひたさ(なんて表現があるのか?(笑))って感じがしました。人類の危機の兆候が二・二六事件のさなかに出てくるあたりは、緊迫のシーンでしたが、ラストは意外にライトによくあるメビウスの帯みたいなパターンって感じでした。時間を扱うとこうなることも多いですね。

★★★★★

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サイドカーに犬(メトロ会館)

Sidecar8/15 13:50~ 招待券(ポイント満タンによる)

小4の夏休みのはじめ、父と喧嘩が絶えなかった母が家を出た。その数日後、家に突然やって来たヨーコさんは、神経質な母親とは対照的な大らかな人。煙草をスパスパ吸い、性格はサバサバ、大らかで気が強い。ドロップハンドルの自転車を颯爽と走らせ、お上品なルールとは無縁、自由な精神にあふれた女性だが、繊細な優しさも併せ持っている。

そんなヨーコさんとの夏を30歳になった今、不動産会社の営業をやっている薫が回想するという設定です。今の薫はミムラさんだけど、小4の薫役は松本花奈、そしてヨーコさん役は竹内結子、このコンビがすごくいいです。それだけで、この映画の価値がある感じです。

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美しい国へ(安倍晋三)

颯爽と戦後生まれの首相が誕生し、支持率は60%を超え、さらには就任早々、アメリカではなく中国訪問と言う演出と戦略を持って船出したのもつかの間、今や30%を切る支持率と半数を超える不支持。ある意味、時代のスピードが速くなっている証拠ですね。

私も期待していた首相がこうも弱く脆いものかと批判したくなりますが、その時に、やはり原点であるこの本を読んでおかないといけないだろうと、続投宣言をした今、手にしました。

「美しい国」とか「戦後レジームの脱却」とか、最近は聞かなくなり、「新しい国造り」とか「国民の目線になって」とかいう路線になりつつありますが、それは選挙に負けたためであり、本来の政治思想としての重点項目は、異なるのでしょう。本来は「美しい国」(それがなんであるかは、この本を読んでもよく分からないです(笑))であり「戦後レジームからの脱却」(これも難しい(笑))が安倍さんがやりたいことなんでしょう。

その中でも、レジームとはわかりにくい言葉です。以前の仕事でこの言葉を外国の通信関係の仕様書の中に見つけ訳しづらかったことを覚えていますが、この場合は戦後体制と言った方がより近いでしょうか。
しかし、安倍さんが言うここでの戦後レジームとは、イデオロギーの対立などと言う意味ではなく、むしろ戦前の国家主義的な考えに対して、戦争が負けたことでそれを嫌悪するような風潮を「戦後レジーム」と言うのではないかと読めたのです。つまり、戦前の国家主義の中にもいい点はあったじゃないか、それを戦争につながるからとか諸外国の間違った批判で放棄してはいけないということでしょう。安倍さんの目指す憲法改正もその点にあるのでしょう。

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玻璃の天(北村薫)

昭和初期のエリート階級の女学生・花村英子とその運転手のベッキーこと別宮が活躍する「街の灯」の続編です。この作品は今年の直木賞候補にもなりました(過去に「スキップ」「ターン」「語り女たち」「ひとがた流し」が候補ですが、偶然全部読んでいます)。

先の「街の灯」でもそうだったんのですけど、この時代が心地よく感じられます。決して昭和8年のあたりに生れていたわけじゃないのですけど(^^;。それにこの時期はまだ華族などの階級社会だったし、今とは想像つかない世界だったでしょうけど、こんな中で主人公がいきいきと動きまわる姿がまぶしい感じです。

今回の楽しみは資生堂パーラーでした。銀座の資生堂パーラーのミートクロケット(コロッケ)が出てきますが、このクロケット、資生堂パーラーのホームページの資生堂パーラー物語では、三代目総料理長の高石氏が昭和6年に考案して発売したもので、現在に至る人気メニューとか・・。となると一度食べてみたいものです(^^)

★★★★★

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夕凪の街桜の国(こうの史代)

今度、映画化されるので読んでみようと思いました。ちょうど期間限定の楽天ポイントがあったので、それで買ったわけです。100ページくらいの短い漫画ですけど、この内容を佐々部監督がどう映画化するのか楽しみです。

この本自体は、すぐに読めちゃうしはだしのゲンのようなイメージでもないのですけど、その分、読者に原爆被害の悲惨さを考えさせる提示型のようにも思えました。第一部の夕凪の街の最後のページは空白ページで、作者はそこに読者の心に湧いたものを描くことで物語が完結すると言っています。そんなところに淡々と進む中で、被爆者の死さえも淡々と描くことで、逆に強いメッセージになっていると感じました。

お墓に掘られた月日と名前が、何とも言えないですね。

先だって、安倍首相は原爆症認定のあり方について見直すことを検討させたいと述べましたが、国の敗訴が続いている認定裁判の問題は、いずれも国の認定基準が批判されています。法律のことは分からないけど、弱者に優しくない法律では美しい国とは言えないでしょうから。

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楽園(宮部みゆき)

あの「模倣犯」から9年後、当時のフリーライターの前畑滋子を描く作品です、と書くとサイドストリー的話のようですが、この「楽園」だけでも十分に成り立つ話です。

何よりも、宮部さんは本当にうまいって改めて思わせる話の展開で、楽しく読みました。ただ、模倣犯との関連があるのでいろいろと言いたくなる面もあることは事実です。まあ、その前に作品自体を楽しんじゃいましょう(って言っても物語は楽天的な内容ではないのですけど(^^;)

以下は少々ネタばれになりますのでご注意ください。

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モンスターズインク

Monstersinc01先日、レミーのおいしいレストランを見たので、BSデジタルで放映の「モンスターズインク」を見ました。今頃言っても後の祭りですけど、これを映画館で見なかったのは残念極まりないです。

モンスターが子供の悲鳴を集めてエネルギーにしているという面白い話を作るものですね。人間禁制の会社に女の子が迷い込んで大変なことになるのですが、特にその女の子ブーが可愛くてたまらないですね。

タイトルロールにはアニメなのにNGシーン特集。こんな遊び心がうれしいものです。

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ありがとう、さようなら(瀬尾まいこ)

瀬尾さんの作品は独特のやさしさがあるけど、それはこうしたエッセイでもいかんなく発揮されています。ここに出てくる中学は講師時代に在籍した人数の少ない中学と、正式に教員になって赴任する300名くらいの中学。いずれも京都の北部の学校で、どちらかと言えば田舎なんでしょう。中学生に対してどのような授業かはわかりませんが、根底で瀬尾さん独自のやさしさが感受性の強い中学生にも伝わるのでしょう。いいクラスを受け持ち卒業する時の感動は並々ならぬものがあるでしょう。

青少年の犯罪やいじめなど暗いニュースが多い中、こうして見ると素晴らしいことも多く、こうした「些細なやさしさ」をマスコミももっと取り上げて報道すべきではないかって思ったりもしました。その報道でさらに「些細なやさしさ」が広がるような感じを持ったわけです。

1エッセイ3ページ仕立てで、簡単に読めちゃう本でした。

★★★★☆

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サイン会はいかが?―成風堂書店事件メモ(大崎梢)

「配達あかずきん」でデビューして、成風堂書店に舞台にした日常の謎解きシリーズ三作目です。前の2作を読んでいないので、順番に読めばよかったかもしれません。

本屋さんの舞台裏がよくわかるので、本屋さんファンにはたまらない1冊です。付録の話やサイン会の話など、臨場感がいっぱいです。ただ表題作の「サイン会はいかが?」が一番長い作品でしたが(それでも100ページほど)ちょっとだらけちゃったかな。緊張感を持って読めなかったです。

本屋さんに興味のある人はぜひ。

 取り寄せトラップ
 君と語る永遠
 バイト金森君の告白
 サイン会はいかが?
 ヤギさんの忘れもの

★★★★

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