マーラー:交響曲第7番「夜の歌」(新日本フィルハーモニー交響楽団)
新日本フィルハーモニー交響楽団 第419回定期演奏会
マーラー作曲 交響曲 第7番 ホ短調『夜の歌』
指揮:クリスティアン・アルミンク
9/13 19:15~
サントリーホール
1階7列33番
出張の折にタイミングよくマーラーの交響曲第7番を聞きに行けました。と言ってもかなり早くからチケットは確保していました。会場はほぼ満員でした。18:30開場のあとに開演まで指揮者による曲に対するプレトークがあり(通訳つきです)、こうした企画は以前のサントリーホールでの演奏会でもありましたが、大変いい企画であり、ぜひとも福井でもやってほしいものです。
マーラーの7番は、5、6、7番と続く管弦楽のみの交響曲(1番は別にして2~4番も8番も声楽が入ります)で、その中でも7番は人気がないと言うか、演奏回数も少ないようですが(そういう意味では地方の人間にとっては、一生、生で聞く機会もないかもしれない貴重な演奏会です)、個人的には、有名な5番や、6番よりもずっと好きな交響曲です。演奏が少ないと言うのは構成にもよるのでしょう。かなりの大がかりな構成ですし、使用する楽器も大変多いです。それゆえ、私の地元はまずは聞けないかも。
初演は、1908年9月19日、プラハにて、マーラー自身の指揮で、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団の演奏によるもので、なんと、初演からほぼ99年目なんですね。それも印象的になりました。
アルミンクの指揮は、プレトークでは「派手な指揮ではなく、見る音楽よりも聴く音楽を」と指揮者自身が語っていましたが、どうしてどうして、正統派的な指揮ぶりの中に、強弱やパート指示をはっきりした全身を使う指揮ぶりで、「あんなに指揮が出来たら楽しいだろうなあ」って思いながら聞き惚れるような音楽でした。
私が聞いていたCDよりも演奏としてはゆったり目で、その分、はっきりしたパート音や意外な発見もありましたが、音の鳴り的には、少し物足りなかった面もあります。場所の影響もあるのかもしれないけど、金管にはもう少し頑張ってもらいたいかな。ホルンは大事だよね(^^)
でも、こんな80分間の時間を持てて大満足でした。
余談ですが・・・・
この交響楽団は墨田区を本拠地にしているのか?墨田区の企業からの支援が多いようでした。その中に「久米繊維工業株式会社」を見つけました。ここの久米社長さんの講演を聞いて、「極味のオーガニックTシャツ」を作ったことがあるのですが、コンサートの帰りに新日フィルの売店を見たら、ありました!オーガニックTシャツ。しかも田園の音符付き。早速買ってしまいました(^^)
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