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ロスト・チャイルド(桂美人)

最近続けて読んでいる「横溝正史ミステリー大賞」受賞作シリーズの一環です。21回(2001年)の「長い腕」、25回(2005年)の「いつか、虹の向こうに」、今回は27回(2007年)のこの作品です。実は、この作者の「桂美人」さんは福井県生まれで現在横浜在住の方で(私も福井県生まれで福井県育ちですけど、唯一県外では横浜市に11年間暮らしたことがあるので、ちょっと気になった存在です)、専修大学商学部卒後、大手出版社、またビジネス誌系コンサルティング会社勤務、塾講師を経て、司法試験受験にも挑戦。現在、会社員とのことで、これがデビュー作です。

この作品自体は福井の本屋でもよく見かけたのですけど、作者の名前よりも帯の「桐野夏生氏激賞!」ってある字が大きかったので、てっきり「桐野夏生」さんの作品かと思っていました。

スピード感ある展開と問題性のあるテーマ、と言うことで、すごくいい作品とは思いますが、私にはそのスピード感の割に雑然とした感じがあって、疾風の快感を感じる前に、躓いちゃう足元を見ているような感じでした。遺伝子工学と医学は、倫理面もあって、非常にデリケートな問題ですが、この点の作者のメッセージは他の事象にかすんでいるように思います。

後半は、私個人の問題ですが、特に苦手な外国人の名前がたくさんでてきて、余計人間関係などに気をとられてしまったのもマイナスに働いたようです。

★★★☆

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