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2007年11月の記事

ダイイング・アイ(東野圭吾)

恐ろしいことに(そんなに恐ろしがらなくてもいいことのようですけど)11月になって本を1冊も読んでいないのです。ミシュランは読んだうちに入らないでしょうし、、、もちろん週刊文春も読んだうちに入らないだろうし、、、、。今読んでいる「ホテルジューシー」は面白いのだけど、タイミングが悪く勢いをなくしてしまい、、なんとなくだらだら読んでいるという状況だったので、東京出張には思い切って東野圭吾の「ダイイング・アイ」を持って行きました。

作品自体の評価は別にしても、さすが東野圭吾さん、苦しい時の神頼みならぬ東野圭吾さん頼み。一気に読み終えました。このあたり読ませるのはうまいのでしょうね。

今回は本の内容の感想は控えるとして、別の話題を少々。この小説を映画化すると結構ホラーぽくなるんじゃないかなあって感じる作品でした。でも、読んでいるとそれほど怖さを感じなかったけど、ある意味、怖い作品の「はず」です(^^;

特に、プロローグで描かれる交通事故のシーンは、被害者の視点で書かれてて、なるほど変わった視点で面白いと思ったら、それには十分な理由があったのですね。

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新日本フィルハーモニー第423回定期演奏会

11/28 1-8-35席(サントリーホール)

ベートーヴェン作曲 ミサ・ソレムニス ニ長調op.123
指揮:クリスティアン・アルミンク
ソプラノ:エリン・ウォール
アルト:池田香織
テノール:マティアス・サカリアセン
バス:福島明也
合唱:栗友会合唱団

Sth2写真は、サントリーホール前のイルミネーション(準備中だったのかなあ)
ミサソレムニスは、生で聞くのは初めてだったかな。ベートーヴェンの曲の中では、歌劇フィデリオとこの曲が好きな割には聴く機会の少ない曲です。今回は、バーンスタイン指揮・アムステルダムコンセルトボウ管弦楽団のCDを何回か聞いてのコンサートでした。東京出張のタイミングでこうした演奏会があったのはラッキーでした。

当初の予定だったソプラノのルート・ツィーザクさんが急病のため来日できなくなり、エリン・ウォールさんが代役となりましたが、私にはまあ、どちらでも。それでもメゾソプラノの池田香織さんは、音楽大学出身が多い中、慶応の法学部卒とは珍しい経歴でびっくりでした。すらりとした長身でオペラでも聞いてみたいものです。

今回も演奏会の前にアルミルク氏の解説がありました。今回は演奏曲の一部を聞かせて(CDかテープですが)それで解説すると言う本格的なもの。あまり音楽的な話は興味がないと言うかわからないので(^^;曲に絡むエピソードくらいが楽しいかなと感じました。

こうした曲をなかなか地元では聞けないので、生で聞けたのは本当によかったです。CDで聞くとどうしても、音楽が平面なんですけど、こうして生で聞くと立体的になり生き生きしてきます。コンサートマスターのヴァイオリンのソロがあんなに長い間あったというのも初めて知りました。演奏が終わっても「クレド」のフレーズが頭の中をぐるぐるしています(^^)

ところで、合唱団のバリトンでしょうか、一番端の方は、鶴田浩二さんみたいに左耳に手をあてて歌うのです。なんとなく「古い奴だとお思いでしょうが~」なんてフレーズを思い出してしまい気になっちゃいました(笑)

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点と線(朝日テレビ)後編

前編で感想を書いたので書かないでおこうと思ったけど、他のブログでもトリックについて賛否両論があったので、後半を見た感想を少々。

8時から放映されていた「風林火山」が400年以上前の話で、9時から放映された「点と線」は50年前の話。気持ちは30代ですか、50年前と言えば私が生まれた年なんです。しかも、400年前から50年前の350年間と、ここに来てからの50年間では、圧倒的にここにきて50年間の方が変化の激しい時代だったに違いありません。

確かに古い時代のトリックですので今の時代にはそぐわないでしょうけど、当時としては当然だったのでしょうし、もしかしたら画期的な手法だったのかも。その時代背景を読みながら見るのが楽しめる手段とは思います。

しかし、前半でも思ったけど改めて点と線を見ると、すでに50年前から、官僚とそれに絡む民間企業利権、さらに大型プロジェクトに絡む汚職、小役人が口をつぐんで自殺したり(殺されたり?)、、、、なんだ、今と一緒じゃないか?って、思わず現代ドラマのように見ちゃうのです(^^;

交通手段は発達しても、悪い奴の心は変わらないものですね~。しみじみ。そういえば時代ドラマでも「越後屋、お前も悪よのぉ~」って言うシーンがありますね(^^;

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ミッドナイトイーグル(テアトル5)

Me11/25 13:00~ 1000円

世界的に有名な戦場カメラマン・西崎優二は、戦火の中で彼を襲った出来事により、シャッターでは人を救えないと心に傷を負います。さらに、帰国した彼を支える妻にも先立たれ、雪山にこもる日々を送っていました。そこで轟音と共に赤い光が雪山に消えるのを目撃します。通称ミッドナイトイーグルと言われるステルス戦闘機が墜落したのです。機体回収のために入山した自衛隊の動きに、何かあると感じた西崎の後輩で東洋新聞記者の落合も、西崎と一緒に、また極寒の北アルプス山中へと足を踏み入れます。

北アルプスでの機体回収のサスペンスと、東京での工作員の動きがひとつになり、大きな危機が明らかになります。なかなか緊迫のサスペンスになっていますが、ちょっとやりすぎの演出も気になる点もあって、そこだけが少しマイナスです(原作通りなんだろうか?)。雪山と言えばホワイトアウトなどを思い出しちゃいますが、こんな寒い時に山に登らなくてもいいのに、、って思っちゃいます。でも、登らずにはいられない何かがあるのでしょう。


(以下少々ネタばれ)

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点と線(テレビ朝日)

松本清張の名作ですので、一応、ミステリーファンとしてはかつて読んでいますが、その原作が「テレビ朝日開局50周年記念ドラマスペシャル 松本清張 点と線」としてドラマ化されたので、昨日は前編を見ました。ビートたけしさんが主演で、それはそれでなかなかいい味を出していました。このドラマの配役は主演以外の脇役もかなり豪華です。個人的には刑事鳥飼の娘役の内山理名さん(元カレの時に応援していたので・・・)を応援したくなりますが(^^;

時代設定は原作通りの昭和30年代。最近はやりの昭和30年代ですけど、三丁目の夕日のようにこれからどんどん良くなるぞという希望に燃えるような街の活気よりも、まだまだ貧しい生活の雰囲気が出ていて、面白いものです。現代ですと寝台車がなくなり新幹線や飛行機が普及して携帯電話があると言うように、推理小説の謎の部分を構成するのに邪魔な要素が増えてきましたので、この時代設定は古き良き時代のアリバイ崩しと言う感じです。

前編後編合わせて4時間強。なかなか映画ではそこまでは時間を割けないので、その意味では十分に描く時間はあるドラマになっています。主演級の好演に助けられている面もあるとは思いますが、あとは緊張感維持のためにCMカットがいいけど、そこまでは・・民放には無理かな(^^;

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MICHELIN GUIDE東京 2008

ミシュランの東京版が発表されて今週はその話題でいっぱいでした。星3つのお店の中には1月まで予約で埋まったとか(取材を兼ねての予約もあるのでしょう)話もあってその威力(話題性)は大したものです。


150軒もレストランが紹介されているにもかかわらず、ほとんど名前も知らないお店ばかりで別世界のレストラン群でしょうか(^^;。唯一行ったことがあるのが、星1つついたなだ万のニューオータニ店。なだ万は1830年創業で、米五が味噌屋を始めたのが1831年。1年違いだし(それにしては今は随分違うけど(^^;)、なだ万の「老舗はいつも新しい」と言うポリシーは私も共感できるものなので、そのお店だけが経験あると言うのも何かの縁かも(絶対にないですけど(^^;)

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チェコフィルハーモニー管弦楽団・福井公演

久しぶりのブログです。と言っても先週の「めがね」以来です。コンサートは9月以来です。久しぶりですけど、続くときには続くもので、来週は新日フィルのコンサートに行きいます。その前に今回は来日しているチェコフィルの福井公演でした。

ハーモニーホールふくい 11/20 座席PA12(バックシートですし会員でしたので3600円)

■出演■
指 揮:ズデネク・マカル
チェロ:堤 剛
管弦楽:チェコ・フィルハーモニー管弦楽団

■曲目■
ドヴォルザーク:チェコ組曲二長調op.39より「ポルカ」
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調op.104
ムソルグスキー=ラヴェル:組曲「展覧会の絵」


チェコフィルです。憧れのプラハが首都のチェコです。ボヘミアンです!民族衣装です!ピルスナービールが美味しいです!カレル橋です!モルダウです!楽員の人たちを見ているだけで、その人たちがプラハで暮らしていると思うと羨ましくなります。私が絶対に行ってみたいと思っている街です。

ドヴォルザークのチェコ組曲はたぶん初めての曲でしたが、なかなか興味ある曲です。スラブ舞曲が有名なだけに、こちらは目立たないけど興味ありそうな組曲です。チャンスがあれば全曲そろえたい感じです。今回はその中から第2番「ポルカ」です。ドラマ「のだめカンタービレ」使用曲の中だとかで、そちらで有名なのかも。実際にそのドラマで演奏したのは、今日の指揮者であるマカル氏が巨匠ヴィエラ役でチェコフィルを演奏したものと言うから、そのまんまのだめなんですね(^^)

チェロ協奏曲は久しぶりです。堤さんの演奏も久しぶりですけど、なんだか年を取られた風貌です。しょうがないですよね。65歳になられるんだもん。演奏は聴きごたえのある演奏でした。拍手は多かった方じゃないかな。

そして最後の「展覧会の絵」。先にブログに書いたチェリビダッケの超スロー演奏にかなり慣れてきたので、こちらはかなり早い演奏(実はこれが普通だと思う)。でも、こちらも熱演ですごく楽しめました。指揮ぶりも楽しかったです。生で聞くと結構楽器のパートがわかるので、この後、CDを聴く時の参考になります。

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めがね(鯖江シネマ)

Megane最近、テレビで「このパンには余計なものが入っていない」と言うパスコのCMは、まさにフィンランドの「かもめ食堂」です。


昨年見たその「かもめ食堂」のメンバーで作った映画が「めがね」です。「かもめ食堂」で見せた独特の世界観とゆったり流れる時間はそのまま生きています。そのまま生きているということは映画を見る上で、驚きや新鮮さはマイナスですけど、寒いフィンランドから南の海辺へ、よりゆったりと時間が進むような感じです。


テーマは「たそがれ」。


たそがれに得意不得意があるとは思わなかったけど、確かに人生全力で走っていると(走らされていると?)たまには人生の双六で1回休みを経験したくなるものです。

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象の背中(テアトル2)

Zouこの映画は人気がないのかなあ、早くも上映時間が1日1回、しかも10:00からのみの上映となっていましたが、生命保険の特別上映会で19時からの上映でした。


映画は、末期がんの主人公を家族が見守るという話で、よくある話ではあります。しかし、全体的に泣ける映画とは言え(一部には、あまりに現実的じゃない家族の暮らしにひいてしまうようなところがあるかも)、いまいち的な内容だったような気がします。


家族の愛を中心に描くことと、象の背中と言うテーマが、どうもしっくりきません。象の最期と言う考えは、最初に妻には内緒にしておくと言う行動だったのかもしれません。しかし、それは自分が倒れて叶えられないこととなります。あとは家族に守られて・・と言うシーンになってしまいます。本当はその葛藤みたいなのがあるのかと思いました。

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オリヲン座からの招待状(シネマ3)

Orion原作は220万部を売り上げた浅田次郎の「鉄道員」に収録されている同名の小説。かねてより映画化が期待されていたそうで待望の映画化です。


昭和30年代の小さな町の映画館"オリヲン座"。そこに留吉が無一文で転がり込むように弟子入りをします。ところが、館主の松蔵が病死し、留吉は先代の妻・トヨとともに遺志を受け継いで、映画館を守ることとなります。しかし、折しもテレビの登場で映画産業が斜陽になり始めたころでもあったし、先代の妻と若くして来た技師の2人に周囲からはあらぬ噂を立てられ苦しい時代が続きます。それでも、二人は映画を愛し、お互いをいたわりあって生きていく・・・と言うようなお話です。


そして現代。このオリヲン座もいよいよ閉館の時が来て、ゆかりのある人達に最終上映の招待状を出すところから映画が始まっています。

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ブラックペアン1988(海堂尊)

表題からあるように1988年、今から20年前の話ですが、舞台はいつもの東城大学医学部です。ずっと以前に買ったのですが、読書待ちだったので手をつけずにいて、そのあとも持ち歩くだけでなかなかページをめくる機会がなかったのですけど、週末に読み始めたら一気読みの本でした。


これは本当にとても楽しめました。
作品としてどうかと言う前に、「バチスタ」「ナイチンゲール」「ジェネラル」(できたら「螺鈿迷宮」も)を読まれている方で楽しめた方には必読の書かもしれないくらいです。

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ALWAYS 続・三丁目の夕日(シネマ1)

Always311/04 13:00~ 1000円


前作が人気で昭和ブームを巻き起こしたほどでしたから、その続編にも期待が大きいところですね。確かに映画館には多くの人が来ていました。こんな映画館で見るのは久しぶりです。


昭和34年が舞台で、それ以上は何も説明する必要がないです。子供が家の手伝いをするのが当たり前で、シュークリームが本当にうれしくって、汚いランニングシャツだけで生活をしていた時代の話です。家にもお風呂がない家が多く、近所の銭湯に行くのは当たり前の時代。「こだま」や「サンフランシスコ行きの飛行機」は、田舎では夢また夢で、それがまたわくわくする感じでした。


感動的なシーンもありますが、最後まで純粋で健気な感じの六ちゃんを見ているだけでほっとするような作品でした。(前作を見ているとより楽しいでしょう。私は金曜日にテレビでもう一度おさらいをしました。)

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