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ダイイング・アイ(東野圭吾)

恐ろしいことに(そんなに恐ろしがらなくてもいいことのようですけど)11月になって本を1冊も読んでいないのです。ミシュランは読んだうちに入らないでしょうし、、、もちろん週刊文春も読んだうちに入らないだろうし、、、、。今読んでいる「ホテルジューシー」は面白いのだけど、タイミングが悪く勢いをなくしてしまい、、なんとなくだらだら読んでいるという状況だったので、東京出張には思い切って東野圭吾の「ダイイング・アイ」を持って行きました。

作品自体の評価は別にしても、さすが東野圭吾さん、苦しい時の神頼みならぬ東野圭吾さん頼み。一気に読み終えました。このあたり読ませるのはうまいのでしょうね。

今回は本の内容の感想は控えるとして、別の話題を少々。この小説を映画化すると結構ホラーぽくなるんじゃないかなあって感じる作品でした。でも、読んでいるとそれほど怖さを感じなかったけど、ある意味、怖い作品の「はず」です(^^;

特に、プロローグで描かれる交通事故のシーンは、被害者の視点で書かれてて、なるほど変わった視点で面白いと思ったら、それには十分な理由があったのですね。

 
あと、どうでもいいことですけど妙に気になったのが・・・
江島が慎介に交通事故の確率について説明する内容です。
「約1万人が死んでいるという話だよ。人口を1億人とすれば1万に1人だ。40秒に一件事故が起き、50分に1人の割合で死んでいる。」とあります。
1万人が死んでいたのはかなり昔のことで、最近は6000人台です。まあ、その資料が古くてもいいのですけど、続けて
「しかも、これは平均値だ。(中略)例年事故が一番多いのは北海道で、2番手は愛知県らしい、東京も当然上位だ。こうした所に住んでいて外に出ることが多い人間となると、20秒だとか30秒に一人くらいのペースで死んでいるかもしれないなあ」
と言うのです。

なんだかすごく違和感を感じて、思わず本を閉じてしばし考えてしまいました(^^;

20秒か30秒と言うのは、分の間違いだとしても、それでもちょっとおかしい。だって、全国で50分に1人交通事故死するというのは、年間の死者数と時間との関係です。50分に1人くらい全国のどこかで死んでいるのであって、北海道で頻繁に死んでいるのではないはずです。事故死が多いのは、人数割合であって、時間軸とは違うから、全国で50分に1人死んでいるとすると、47都道府県で言うと1県で言うと平均2350分に1人死んでいることになるけど、事故死が多い県はこの2350分よりは短い時間で事故死しているのかもしれませんが・・・

と、、どうでもいいことなんですけどねえ(^^;
それに、江島に言わせたことだし、作者が考えたことではないので・・・

作品自体は、よかったです。でも、「おお、これはすごい」ってほどでもありません。東野さんという期待が大きい分、求められるものとの相対的な評価になるのがかわいそうですが、それもしょうがないですね。

★★★★☆

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コメント

もう読んだんですね!さすがです。
おっしゃるように、東野さんの新刊と
いうと期待が大きすぎて、
最近は、がっかりすることも少なくありません。
まずは、図書館で予約をしようと思ったら、
待ち人数が560人以上いました。
どうしましょう、買おうかな、待とうかな。

投稿: らずむっち | 2007.11.30 21:15

こんにちは、らずむっちさん。

いつも100点取っている生徒が80点だと
叱られるかもしれないけど、
いつも40点だったら80点は
かなりほめられたりしますもんね。

私の人生は40点の方だけど、
難点は80点も取れていないことかな(笑)

しかし、560人待ちとはすごいですね!
人気ですね。1冊しかないなら1人が2日間で
読んでも、3年後になります。
(こんな計算でいいのかな?)

私は読書不調ですので
次は、またしても相性のいい海堂尊さんに
しようかと思ったりしています。

投稿: ごえもん | 2007.11.30 22:10

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