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イギリス経済再生の真実―なにが15年景気を生み出したのか(日本経済新聞社)

この本の帯には「日本が学ぶべき再生のヒントに迫る」とあったので期待して買ったのですが、内容的にはとくに改めて言うような「真実」でもなければ、「15年の景気」の話でもないような内容でした。むしろ、サッチャー、ブレア、ブラウンの流れを別の本で読んだ方がまとまってその意義を見ることができるかもしれません。

規制緩和による自由化がグローバル化の波で開花したのはいいけど、外国資本や労働の受入れで再生したと言っていいのだろうか?金融に依存した国の体質や住宅などの高価値化による景気はある意味もろさもあるのではないだろうか。規制緩和など日本が学ぶべきスピード感はよくわかるけど、それが日本の政治文化にあうのだろうか?それがグローバル化の波から乗り遅れる日本と言うことになるのだろうけど。

この本の中のインタビューに、規制緩和で自由化すれば競争が激しくなり市場という名のケーキの我々の取り分は少なくなるという心配がある。しかし、ケーキ自体が大きくなるのだから、取り分が減ることはない、、、と言うような話がありました。まさにその通りでしょう。そこにイギリス再生のすべてが語られていると言ってもいいのですが、そのケーキは永久的に拡大しなと、いったん縮小すると、今度は負のスパイラルに陥るのではないかと言う心配がよぎったりします。

★★★

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