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2008年3月の記事

「魔法にかけられて」

Mahouおとぎの国から悪い女王の策で現代のニューヨークに来たジゼルのお話です。ニューヨークはおとぎの国と違って複雑です。仕事も生活も恋すらも複雑。

おとぎの国から来たジゼルは純粋そのものでしたが、次第に現実の世界で別の恋を始めてしまうの、私は魔法が解けたようにも思えました。しかし、それは逆に本当の魔法にかけられたということなんでしょう。

ジゼルに振られた形の王子さまは・・・・でも、世間知らずの王子さまには、ジゼルよりも弁護士ロバートの元恋人ナンシーの方がしっかりしていて、魔法の国を治めるのも安心でしょう(^^)

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流星の絆(東野圭吾)

週刊誌や新聞の連載は人気作家のものでもなかなか読めないので読まないのですけど、こうして単行本になると手にしちゃいます。しかも、東野圭吾さんらしい作品で一気読みになりました。

殺人事件の犯人捜しよりも詐欺師の話や殺人事件の証拠づくりなどの話が結構面白く読めました。3兄弟の一番下の静奈の微妙な気持ちも面白く読める要因です。特にハヤシライスのレシピの謎あたりはそれだけでも(殺人事件を絡ませなくても別の話としても)面白いのになあって感じました。横須賀の洋食屋「アリアケ」のハヤシライスも麻布十番の「とがみ亭」のハヤシライスも食べてみたいものです。

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きみのいた時間ぼくのいく時間

3/18 19:00~サンシャインシティ劇場
最近目が悪くなったのに眼鏡を忘れて、ホテルの部屋まで取りに戻ったら劇場に着いたのがぎりぎりになりました。今回も満席で通路や階段に補助いすやクッションを出して見ている人もいました。キャラメルボックスの時間シリーズは「スキップ」が初めてだったのかもしれませんが(スキップは見ることが出来なかったのでDVDで見ました)、その後「クロノス」「あした あなた あいたい」「ミス・ダンデライオン」とつづき、今回がクロノスシリーズの最新作です。

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ゴールデンスランバー(伊坂幸太郎)

最近少しずつですが、読書が復活しています。伊坂さんの作品を読むのは久しぶりです。少々飽きてきた面もあったのですけど、今回は「仙台で金田首相の凱旋パレードが行われている、ちょうどその時、青柳雅晴は、、、」「首相暗殺の濡れ衣を着せられた男は・・・」と言うキャッチコピーからパレード中の首相暗殺となれば、ちょっと今までの作品と違った設定かなと思ったのです。

ケネディ暗殺や映画「ジャッカルの日」などのようなショッキングなシーンは日本の首相には似合わないのですけど、そんな設定も面白いかなって感じました。

濡れ衣を着せられて警察から逃げる青柳の姿を描くもので、首相暗殺の真犯人や政治的な背景などはありません。真犯人が分からずじまいなのが、それこそ大きな黒い権力を想像させられて警察も含めて、権力の横暴さを浮き彫りにしています。

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クロノス・ジョウンターの伝説∞インフィニティ(梶尾真治)

かつて出ていた「クロノス・ジョウンターの伝説 (ソノラマ文庫) 」の作品に、新たに「きみがいた時間ぼくのいく時間」と「野方耕市の軌跡」を追加した連作小説です。かつて出ていた4作品はソノラマ文庫で読み終えていましたが、新たな作品が読みたくて、再度購入。と言うのも「きみがいた時間ぼくのいく時間」はキャラメルボックスで現在、公開されている劇の原作でもあり、その作品を見に行くためにどうしても読んでおきたかったのです。

この作品のテーマは「クロノス・ジョウンター」と言う未完成のタイムマシンを使って過去に飛ぶという話で、今回、追加された作品もまた、愛する人を過去に戻って助けにいくという初期作品の1作目と変わらないテーマとなっています。

過去に飛ぶというのはつじつま合わせが難しいのですが、この作品では、過去に戻って死んでしまった人を助けるのですから、さらにおかしなところが多くご都合主義とも思える部分もあるのですけど、もともとこの作品ではそのような科学的な論理や根拠、つじつまよりも、むしろそこに存在する人と人のつながりが重要なのでしょう。そのあたりがよく描かれていて、時間を超えて相手を思う気持ちがなかなかいいものです。

ただ、まだどの作品も読んでいない人には、この本はそれなりに価値がありますが、6編中4編を既存作品で1冊の本にするというのは、どうなんでしょう。出版社の問題でしょうけど(加筆修正してあるようですが、、、また時間が来たら読んでみようかなと言う感じです)

★★★★

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会社の品格(小笹芳央)

「国家の品格」以来、「なんとかの品格」といった本が多数出ています。実にたくさんの本が出ていて、「女性の品格」「男の品格」っていうのは分からないわけでもないですけど、人間なら何でもいいということで、「父親の品格」「日本人の品格」「親の品格」「子供の品格」「母の品格」など、いろいろな品格があるものです。さらには、「横綱の品格」(気持ちはよく分かります!)「上司の品格」「社長の品格」「ハケンの品格」と言うのもあって、「老いの品格」なんてなるとおちおち年もとれません。
「恋の品格」「朝飯の品格」「不倫の恋の品格」って本になると、、ちょっと・・・って考え込んじゃいそうですが、ここまで日本人は品格に飢えているのかって実感するタイトルでした。

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お金がなくても平気なフランス人 お金があっても不安な日本人(吉村葉子)

出張中に持参した本を読みえおたので急きょ空港で買った本です。家に帰ればいっぱい未読の本があるのになあ。まあ、でも、こうした本との出会いがあってもいいでしょう。で、そうなるとやっぱりタイトルって重要ですね。この本のタイトルは言い得て妙です。私はフランスの人の価値観や文化を知っているわけではありませんが、ありえるかもって思わせるタイトルをつけた方が偉いです。

で、私はこうした本がすごく好きです。普通に暮らした方の小さな驚きって言うのは実は重要な気がします。それが価値観であり文化で、そこにはそんなものが根底にあっての違いだから驚きとなるのでしょう。「それは違う」と言うのは自分の物差しがあって言うことですが、物差しそのものが違う外国での違いは驚きに変わるものと思います。

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イギリス経済再生の真実―なにが15年景気を生み出したのか(日本経済新聞社)

この本の帯には「日本が学ぶべき再生のヒントに迫る」とあったので期待して買ったのですが、内容的にはとくに改めて言うような「真実」でもなければ、「15年の景気」の話でもないような内容でした。むしろ、サッチャー、ブレア、ブラウンの流れを別の本で読んだ方がまとまってその意義を見ることができるかもしれません。

規制緩和による自由化がグローバル化の波で開花したのはいいけど、外国資本や労働の受入れで再生したと言っていいのだろうか?金融に依存した国の体質や住宅などの高価値化による景気はある意味もろさもあるのではないだろうか。規制緩和など日本が学ぶべきスピード感はよくわかるけど、それが日本の政治文化にあうのだろうか?それがグローバル化の波から乗り遅れる日本と言うことになるのだろうけど。

この本の中のインタビューに、規制緩和で自由化すれば競争が激しくなり市場という名のケーキの我々の取り分は少なくなるという心配がある。しかし、ケーキ自体が大きくなるのだから、取り分が減ることはない、、、と言うような話がありました。まさにその通りでしょう。そこにイギリス再生のすべてが語られていると言ってもいいのですが、そのケーキは永久的に拡大しなと、いったん縮小すると、今度は負のスパイラルに陥るのではないかと言う心配がよぎったりします。

★★★

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禁断のパンダ(拓未司)

第6回「このミステリーがすごい!」大賞受賞作です。過去の大賞受賞作はかなり読んでいて、第5回のみが未読以外は読んでいます。今年の受賞作は、「この10年で一番美味しいミステリー、と言うキャッチコピーですが、なるほど、美食小説としてはかなり魅力的な内容になっています。

ポアロのイメージが強いせいか、なんとなく美食とミステリーってマッチするような印象ですが、この作者自身が料理家と言うこともあって、料理に関する表現には称賛の声が多いのもうなづけます。でも、審査員の方も一部言っていましたが、このミステリーがすごいでしょうか?このグルメが美味しいって感じで、主役であるはずのミステリーは、すごいというよりは凡庸と言ってもいいかもしれません。

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L change the world(福井シネマ3)

L3/3 20:15~

なぜか日曜日の夜の上映がなくて(最近、お客が少ないのかな)月曜日に、20:15~の「L」か20:00~の「バチスタ」を見ようと思っていましたが、時間的に遅く始まる「L」と思い映画館に着いたのが20時05分。でも、この時点で「バチスタ」はまだ始まっていなかったような・・・と言うよりも「バチスタ」と「L」は同じ窓口で隣通しですからよくわかるのですが、両方とも客がいない!(^^;

この映画も最初はだれもいませんでしたが始まる直前で3名ほど・・・・。こんな状態で映画界は頑張れるのだろうか?このような状態の世界を変えないといけないですね(^^)

デスノートは原作を全く知らずに、たまたま見た1作目がすごく面白く、もちろん2作目(前編後編と言った方がしっくりくる)も見ました。そしてこの作品は位置づけ的には、Lが死ぬ直前の空白の時間(前作で描かれなかった時間帯)と、もうひとつの話と言った位置づけです。

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