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流星の絆(東野圭吾)

週刊誌や新聞の連載は人気作家のものでもなかなか読めないので読まないのですけど、こうして単行本になると手にしちゃいます。しかも、東野圭吾さんらしい作品で一気読みになりました。

殺人事件の犯人捜しよりも詐欺師の話や殺人事件の証拠づくりなどの話が結構面白く読めました。3兄弟の一番下の静奈の微妙な気持ちも面白く読める要因です。特にハヤシライスのレシピの謎あたりはそれだけでも(殺人事件を絡ませなくても別の話としても)面白いのになあって感じました。横須賀の洋食屋「アリアケ」のハヤシライスも麻布十番の「とがみ亭」のハヤシライスも食べてみたいものです。

 
ラストでは、それぞれの兄弟に本当の意味での善人部分が残っているのがうれしかったりもします。

帯には「すべての東野作品を超えた現代エンタメの最高峰」とあります。最高峰と感じるのは個人差があると思います。その点で、この帯コメントは誰が言ったのか、その感想を持つ人の名前を挙げてほしいです。出版社が売るだけのために自己判断で最高峰とあおるのは、表示が厳しい時代に今後は慎むべきかもって本筋とは違うところが気になりました。最高峰かどうかは私自身は、そこまでは言いきれませんが、最高の部類に入るほど、楽しめるいい作品でした。何しろ最近読書ペースが遅い私にとっては久しぶりの一気読みでしたから。

★★★★★

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コメント

私も最近読みました。
「最高峰」という言葉に私もちょっとひっかかりました。
おもしろかったのは、おもしろかったのですが、
私の中では東野作品の最高峰ではありませんでした。

投稿: らずむっち | 2008.03.23 20:31

東野圭吾さんの作品は
先がどうなるのか気になって
一気に読んでしまいますね。
私はまだ読んでないので楽しみです。

投稿: hibiki | 2008.03.23 20:42

こんにちは、らずむっちさん。

私の中での東野さんの最高峰ってどれだろうと
思うと実は悩んだりします。案外初期の作品も
好きだったりします。

今回のも面白かったのですけど
誰がこの作品を最高峰と言うのか気になったのです。
最高峰ってことは他の作品と比較してってことで
過去の他の作品をこの作品より下と見ることが
出来るのかと言うとちょっと難しいですね。

投稿: ごえもん | 2008.03.23 21:00

こんにちは、hibikiさん

この作品も楽しめる作品でした。
メインの殺人事件よりもサイドストーリーが
よかったかも(^^;

投稿: ごえもん | 2008.03.23 21:02

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東野圭吾さんの「流星の絆」を読みました。流星群を見るために、深夜こっそりと家を抜け出した3兄弟。流星を見ることができず、家に戻ると、そこには無惨にも殺害された両親が。14年後、詐欺グループとなっている3人は、かつて、両親が惨殺された現場から立ち去った人...... [続きを読む]

受信: 2008.03.23 20:38

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