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2008年4月の記事

能楽鑑賞会

福井の能楽堂で行われた能楽鑑賞会に招待券を頂いたので行ってきました。能というのは初めてです。狂言はギオンコーナーで日本の伝統芸能のさわり紹介のコースで見たことがあったのですけど。能はなにしろ全く知らないので(高砂やこの浦舟に帆をあげて~っていうところくらいでしょうか、、知っているのは)

能楽鑑賞会 第74回宝生流能楽鑑賞会
平成20年4月27日 13:00~
福井能楽堂

舞囃子「雲雀山」
能「花月」
狂言「伯母ケ酒」
能「羽衣」

解説書というか当日の冊子があったので話の内容が分かり参考になりました。花月は能の分類では四番目物というらしいのですが、最初に上演しても4番目と不思議に思い調べてみたら、なんでも誰がシテになるかで、種類分けしてあって、たとえば、初番目は神、二番目は男(武人)が、三番目は美人がシテとなり、四番目は狂女をはじめいろいろなものが入るそうです。五番目は鬼や天狗です。となると、天女がシテの「羽衣」は三番目物となるわけです。

最初の「雲雀山」は舞囃子ということで、能の一部を面をつけずに袴で舞う略式の舞台のようです。コンサートで言えば、最初にオペラの序曲や間奏曲が演奏されますが、そんな感じですね。
「花月」「羽衣」は話は面白いですね。しかも、囃子方がいて、黒子さんのような後見という役柄がいて、地謡は合唱団というように、オペラ並です。さすがに完成された伝統芸能ですね。

狂言は酒屋の伯母のところに甥が酒をせびりに行くのだけど、まったくもらえず鬼に化けて脅して酒を飲むのですが・・・って、話です。面白いというか、滑稽なところがいかにもって内容でした。

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戸村飯店青春100連発(瀬尾まいこ)

私には男兄弟がいなくって、兄妹なので、この本の兄弟の微妙な照れと信頼と尊敬の混じった感情がうらやましかったりします。自分にはないものねだりで、兄貴が欲しかったですけど、幸い?子供は息子2人に娘2人なので、それぞれ兄弟や姉妹を経験できていて、男同士の兄弟は、この本までじゃないにしても似たような感情はあるんじゃないかと楽しみながら読めました。それでも、子供たちもないものねだりで一番下の娘は妹が欲しいそうですが・・・(^^;(きっと長女は姉が欲しいだろうし、長男は兄貴、次男は弟が欲しいと思うことがあったのかもしれない・・・って、ことになったら切りがない(笑))

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砂時計(テアトル3)

Suna砂時計というタイトルに惹かれて見ました。ちょっと映画はありそうな設定でどうかなと思いましたが、見て行くうちに次第に入り込んじゃいました。

世界一巨大な1年間砂時計が島根県大田市の砂の博物館にあるそうです。そこのシーンから始まります。この砂時計は1年に1度しかひっくりかえらないのです。この映画の最初に主人公が母親と電車の中で砂時計を見つめます。砂時計の下に落ちた砂が「過去」、今落ちている硝子の細い部分が「現在」、上に溜まっている部分が「未来」って話をして、主人公が杏が、その砂時計をひっくり返し。「過去が未来になったね」というシーンがあります。これがこの映画のテーマになっているのかも。よく考えると意味が分からないけど(^^;、過ぎ去り終わったと思った過去が実は将来の夢になるというのはなかなかいいかも。

映画は、母・美和子と父・正弘の離婚により14歳の水瀬杏が母の実家・島根県移り住むことから始まります。彼女はすぐに田舎の生活に馴染みますが、母は人生に疲れて自殺をしてしまいます。 そんな悲しみを知り合った大悟が杏を抱きしめ元気付けます。

というと単純ですが、そこに複雑な人間関係があって、ちょっとそのあたりが面白かったりします。杏は婚約者と結婚前に破談になりますが、それはそれで結果的には幸せだったのかもしれません。

しかし、大悟って純朴な青年ですね。いまどき田舎でも珍しいようなタイプって感じがしました。島根と東京の生徒の服装や体操服もあまりにそれらしすぎて、楽しかったです。
★★★★★

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オーケストラアンサンブル金沢

Okeモーツァルト:歌劇「ドン・ジョバンニ」序曲
モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番
ハイドン:チェロ協奏曲第1番
モーツァルト:交響曲第35番「ハフナー」

天沼裕子さん指揮のモーツァルトを中心としたコンサートでした。この曲の中では、祝典的度合いの強い「ハフナー」交響曲が好きな曲です。全体的にこじんまりした曲が多かったですけど、ピアノ協奏曲(菊池洋子さん)もチェロ協奏曲(ユン・ソンさん)もあるという珍しい組み合わせとなりました。

実は、天沼さんの指揮を聴くのは初めてです。ドン・ジョバンニ序曲は暗譜で指揮されていましたが、協奏曲は楽譜があり、楽譜を見る時には眼鏡をかけられていました。たぶん、年齢的に私に近いと思うのですけど、近眼でしょうか?私も映画を見る時には眼鏡をかけます(って、たぶん意味が違うと思うけど(^^;)。

こうした室内楽的なものもいいけど、今度はもう少し大きな編成のコンサートにいきたいものです。ということで、プラハ放送交響楽団やN響のコンサートを予定しています。

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プラハの春(上・下)(春江一也)

以前、駅前の本屋さんの天井まである本棚にこの本はあったのです。当時は文庫本でなくてハードカバーで、プラハに興味ある私としては、タイトルのプラハの文字にひかれたのですけど、1968年のチェコの民主化運動を舞台に、冷戦の非情に翻弄された若き外交官の恋とサスペンスっていうのがちょっと引っかかって、そのまま買わずにいたのでした。

(その当時は知らなかったのですけど)「プラハの春」というのは小説のタイトルではなく(小説のタイトルでもあるんですけど)、1968年のチェコの民主化運動を「プラハの春」ということを知り、プラハの街を見るには避けて通れない歴史であることを感じて、文庫本で読むことにしました。

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ジーン・ワルツ(海堂尊)

久しぶりに読書をしました。以前から読んでいたのですけど、1週間ほどの旅の期間に持参しなかったので少し間が空いてしまいました。

海堂尊さんの新作は今度は魔女です。桜宮市の東城大学を卒業し帝華大学に入局した32歳の美貌の産婦人科医・曾根崎理恵は人呼んで「クールウィッチ」(冷徹な魔女)。

と言うことで産婦人科となれば、社会的な問題が多い分野でもあります。そのために、医療ミステリーと言うよりは(そう言えば謎はなかったか?)、社会派的に大きく傾いていて、その分、たぶん作者の言いたいことを曾根崎理恵を借りて語っているという感じです。これに対して厚生省出身の作家でも出てくればまたお面白いかもって、外野的な気分でしたが、次第に男女や親子のあり方が変わってくる時代であることを痛感したりします。

★★★★☆

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