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2008年5月の記事

ベンハー(テアトル1)

Behur800円 19:00~
テアトルサンクでは、5/29~6/2まで映画館の経営に当たる伊井興行とだるま屋(現福井西武)の創業80周年記念特別興行で、50年ほど前の「ベン・ハー」が上映されます。この当時はベンハーや十戒、クレオパトラなどハリウッドの歴史大作が相次ぎましたねえ。

主演のチャールトン・ヘストンは4/5に亡くなったばかりで、それもあいまって感慨深いものがあります。今回のフィルムは、日本に一本しかない貴重なものだそうで、映写機に技師が付きっきりで上映するそうです。

過去に見たことがあるベンハーですが、テレビ画面によるもので(DVDも持っています)、とにかく、幅16m、高さ6.8mの大スクリーンでこの歴史スペクタクルを見れるのは貴重な体験でもありますねえ。と言うことで3時間半に及ぶ大作を見てきました。

CGを使わず(そんな技術がなかったでしょう)迫力の映像は、重みが違う印象を受けますね。

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初心者のためのやさしい経済学―81のキーワードで基礎からわかる(塚崎公義,山沢光太郎)

これ以上やさしく書けないって帯にあるように初心者向けのやさしい本なのでしょう。しかし、私には難しい(笑)。経済を学ぶ人にはきっといい本だと思います。私個人にとっては難しいながらも経済の理論やしくみ、考え方がよくわかる本でした。深く身につくわけではなかったけど、経済学の独特の世界を垣間見た感じです。

実際の経済は複雑ですが、それを条件を決めてモデル化することは重要なのでしょう。ミクロ経済論は、なんとなく馴染みがありますが、マクロ経済論になると、ケインズの話も非ケインズの話も納得できてしまいます。不況時にはケインズ、好況時には非ケインズってことでもいいのかな。

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NHK交響楽団 名曲コンサート オルガンメモリアルシリーズ

【場 所】ハーモニーホールふくい (大ホール)

【プログラム】
バッハ:トッカータとフーガ ニ短調 BWV565
ヘンデル:オルガン協奏曲 第6番
ヘンデル:組曲「水上の音楽」(ハーティ版)
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」

指揮:小泉和裕
オルガン:シルヴァン・エリ
NHK交響楽団

題名通り名曲をそろえたコンサートです。そのためか今日は満員です。このプログラムの中で、ヘンデルのオルガン協奏曲6番は初めて聞く曲です(名曲と言いながらお恥ずかしい・・)。もともとコンサート会場ではオルガンはなかなか特殊な立場にあるので、ピアノ協奏曲やヴァイオリン協奏曲のように演奏のチャンスが多いわけじゃないとは思うけど、CDでも記憶がないです(あったかもしれませんが意識にはない)。ところが聞いてみたら、ああ~の曲かって感じでした。でも、これどこで聞いている曲だろう、それが思い出せません。何か地元テレビ局の番組か福井市か福井県の広報の時間の曲のようなイメージがあるのですが。

オルガンの良し悪しはトッカータとフーガからすべてあまりよく分かりませんでしたが、水上の音楽も新世界も集中して聴くことのできたいい演奏でした。今期は新世界は3回聴くことになっており(偶然だけど、それだけ日本では演奏機会の多い曲なんでしょう)、このあとも楽しみです。


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経営学入門(上)(榊原清則)

社長をやっているのに経済も経営も勉強をしたことがなかったです。たぶん多くの経営者は実践の中で体験したり独自に学んだりしていることでしょう。私もその一人かも。日本語の文法を知らなくても話が出来るのと同じような感触です。しかし、経済や経営を学術的にとらえておくのは重要なことかもって思うようになりました。

実際の経営は実はかなり複雑なことで、たとえば、自転車に乗ることのようなもので経験して慣れて体験したことが体で覚えて乗れるのかもしれませんが、それを科学することは、実は難しいことだと思います。しかし、次のステップを考えるのに重要なことかもしれないと思ったわけです。

この上巻では、組織論と戦略論からなっていますが、組織論は組織行動論(ミクロ組織論、、、どうして経済や経営ってこうしてミクロとかマクロっていうのだろうか、、、それだけで敷居が高いです(笑)。もちろん、わからないわけでもないけど、、、ミクロとマクロの相互関係についても聞いてみたいものです)、組織理論(マクロ組織論)があって、経営戦略にも言及しています。

経営にノータッチじゃないので、それぞれの定義も実際の経営上の話にあてはめてイメージできるので、全く分からないというわけでもないです。しかし学問するというのは、モデル化するって感じですね。それが実践ではそんなに単純じゃないけど、単純化によるモデルから新しい理論が生まれるのでしょうね。

と言うことで、次は経済入門に挑戦です。

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7月24日通り(吉田修一)

吉田修一さんの「悪人」を読んで他の作品も読みたくなったので、本屋さんで何も考えずに手にした作品です。厚さが薄い、表紙のイメージがいい、それに書かれていた「自分の住む街をリスボンにあてはめてみる」という視線がちょっと楽しかったのでこの本にしました。

作者の女性の描き方は、(同性の方はどうか分かりませんが)私から見るとすごくうまいです。これは、「悪人」でもそんな感じでしたが、この作品でもいかんなく発揮されている感じです。でも、「悪人」とあまりに作風が違うので、同じ作者とは思えないほど。

リスボンと言うラテン系?のなんとなく明るいイメージがこの作品にあるからかな。

そう言えば、こんなタイトルの映画の予告編を見たような気が・・・って思って調べたら「7月24日通りのクリスマス」って言うのですね、この本が原作だったのかって感じです。本の構成も面白かったですが、ラスト主人公の行動が意外で予想と反対でした。少し軌道から外れて飛び立つということか。

次も違うものを読んでみたいかも(^^)

★★★★

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ベルリンの秋(春江一也)

プラハの春に続く作品で、前作を読んでいて楽しめたら、こちらも読まずにはいられません。ヨーロッパを舞台にした東西冷戦時代のソ連崩壊やベルリンの壁崩壊を知るには良い作品です。個人的には主人公には感情移入が難しいのですけど、この歴史の波はかなり魅力的に読めました。

前作同様、ラブロマンス部分はちょっとって感じですけど、それを上回る歴史の流れが一気に読ませてくれます。でも、考えようによってはベルリンの壁が崩壊するシーンの演出のためにはこれくらいに波瀾万丈の恋があってもしょうがないかもとも思いました。

歴史の時間に習わなかった(まだ起きていなかった)歴史ですが、それが大変興味深いものだと改めて自分で思いましたが、その当時の自分はいかに世界の歴史から疎かったかって再認識した作品でもあります。

★★★★★

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チャーリー・ウィルソンズ・ウォー(テアトル4)

Cww5/19 14:15~
トム・ハンクスやジュリア・ロバーツなど、アカデミー主演男優2名に主演女優、監督とアカデミー賞総出演の映画です。トム・ハンクスは、お気軽議院ぶりを発揮していましたが、いい味を出して際立ったのは、はみ出しCIAのフィリップ・シーモア・ホフマンです。映画自体は気楽に楽しめるものでしたが、このアフガン問題については、何も知らない私としてよかったかも。

アフガニスタンに侵攻したソ連に対して、アメリカは表立って対峙することがはばかられた米ソ冷戦期(抗議としてモスクワオリンピックボイコットって言った方が日本人にはよく分かりますが)。チャーリーは腰の重いアメリカ政府を横目に作戦資金を工面し、パキスタン、イスラエル、エジプトといった近隣諸国をも巻きこんで、アフガニスタン支援を行う本当にあった話だそうです。ソ連崩壊の本を読んでいるためにナイスタイミングの時代の話でした。

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ミスト(コロナ8)

Mist5/18 9:30~ 今年13本目。
スティーブン・キングの「霧」が原作の映画です。キングの作品はキャリーやシャイニングなど、ちょっと怖いけど見たくなっちゃうのですが、今回の作品は「ショーシャンクの空に」の監督フランク・ダラボンとの再コンビ。しかも、原作と違う「衝撃の15分」と宣伝されています。原作を読んでいないので、映画だけで十分に楽しめました(怖がりました)。でも、このエンディングは想像しなかったです。

物語は、未曽有の激しい雷雨に見舞われた翌日、湖に霧があらわれ、その霧の恐怖を描いています。霧は次第に拡大して行き、デヴィッドとビリーの父子は、食料の買出しに向かったスーパーマーケットでその霧に遭遇します。しかし、霧の中に「何か」がいるのです。電気も電話も携帯も通じず、霧で視界もない状況で、スーパーマーケットから出ていく人を襲う「何か」は、次第に人間を極限状況に追いやり、本当の恐怖は「霧」だけでなく、良き隣人であったはずの「人間」同士の争いにまで及ぶのです。マーシャ・ゲイ・ハーデン演じる狂信的な女性ミセス・カーモディは、とても恐ろしいです!このあたりキャリーの母親のような恐怖がありましたね。

霧で見えない密室(スーパーマーケット)でわけのわからない何かに襲われるというだけで、観客は恐怖心を持ちますが、映画では意外に早くその「何か」の触手を見せてしまいます。これは、もう少し引き伸ばしてもって思ったのですけど、これはモンスターよりも人間が怖いという話にもなっているからこんなものかも。

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隠し砦の三悪人(黒澤版)

Kakusikuro_2映画を見たので、早速、黒澤版を見てみました。なるほど、原作はそうだったのかと感心しました。さすがに面白く一気に見ちゃいました(139分の長い映画です)。今回のリメイク版では、この作品とずいぶん違う点が多く(いろいろ苦労されて工夫したのでしょう、それはよかったと思います)、その意味では、黒澤作品を知らずに見たのはかえってよかったと感じました。案がいこれは重要かも。もし、知らない方がいたら、先に今の映画を見た方が楽しめるような感じです。この作品がベースにあり比較されるとさすがにつらいでしょう。

しかし、原作の圧巻は殺陣のシーンです。馬上で手綱を握らず刀で切りぬくシーンや、田所兵衛との槍での一騎打ちのシーンなど、なかなか今の時代にはできないシーンです。リメイク版では、主人公が変わった点もあって、ダースベーダー(じゃなくって、鷹山刑部です)とオビワンの一騎打ちが弱まった感じです。

樋口版では、スターウォーズへ影響を与えたというよりも、スターウォーズの影響を受けた作品となっていますが、このオリジナル版では、雪姫に抜擢された上原美佐が独特の雰囲気で、スターウォーズのレイア姫に影響を与えたこともよく分かります。また、太平と又七はC-3POとR2-D2のモデルになっているのもよくわかり(特に冒頭の後ろ姿等はスターウォーズでも見たことあるようなシーン)、このあたりが大きく樋口作品との違いでしょう。そう言えば、ラストシーンもエピソード4への影響を感じます。

黒澤版の影響を受けたスターウォーズの影響を受けた樋口版という印象です。それでも、黒澤版も樋口版もともに楽しめました。名セリフ「裏切り御免!」は両作品とも別の意味ですが、これに関しては黒澤作品が印象に残る使い方をしていました。

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隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS(シネマ1)

Kakusi黒澤映画を樋口監督でリメイクということですが、残念ながら黒澤映画を見ていませんでした。ということで、このリメイク版も当初は見に行く予定もなかったのですけど、黒澤映画がスターウォーズのヒントになったというのですから見に行きたくなりました。あとで黒澤映画も見てみようと思いますが、今回のリメイクでいくつか変わった点もあり、むしろスターウォースを逆に意識して作ったような点も見えて(黒澤隠し砦→スターウォーズ→樋口隠し砦って感じになっているではないでしょうか?)、それはそれで面白かったです。

それにしても久しぶりに何も考えずに映画を楽しめました。なんとなくこういう活劇(って言葉が古い(^^;)はわくわくしちゃいますが、こうした映画を子どもたちが見るといいのにと思ったりしちゃいました。スピード感あふれる映画で2時間もあっという間に過ぎるほど楽しめました。こうした映画には私は弱いです(^^;。もちろん今年最高の映画ってことで◎をあげちゃおう(評論家じゃないから贔屓はいっぱい(笑))

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ipodを使ってみた

Ipod映画や本以外の話題が少ないので、最近入手したipodの話を書きます。ipodは我が家に1台あったのですけど(実は、サンダルを買ったら当たった)、音楽を入れて楽しみのは子供がやっていて使いこなすことはなかったのです。で、ここにきて動画も見れるとか、Podcastというサービスを知ったことから、英会話を勉強するなら利用出来るかもという感じで、自分の誕生日プレゼントには少々早いけど100満ボルトのポイント還元アップを狙ってポイントで購入しました。
 
英会話と言いながら、写真はオペラ「アイーダ」のシーンです(写真ではきれいに映っていませんが、実際の映像はとてもきれいです)、ちょっお気に入りのオペラを2つとドキュメンタリー宇宙の起源をipodで見れるようにしました。オペラはヒヤリングと言ってもイタリア語?ラテン語?ヒヤリングなんかしないで字幕ですけど(^^;

 

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ライオンハート(恩田陸)

どんな話か知らずにライオンハートというタイトルだけで買ってあったのですけど、読まずに2年ほど積んでいた本です。読んでみると時空を超えたラブストーリーでした。でも、ラブストーリーと言うとちょっとニュアンスが違うような感じもします。そんな不思議な感じでした。時空を超えてといってもはるか古代に行くわけでもなく、また歴史的な事件の起きていない一般の何も変化のない生活の場所に行くわけでもなく、歴史的な出来事に絡む時空ということになるみたいです。そのあたりも含めて、それぞれの作品がちょっと薄っぺらい感じを持ってしまいました。最初の導入は面白かったのですけど、読む進めるうちにそんな印象がしたのです。
それぞれの5作品の冒頭に掲げられた西洋有名絵画が楽しめました。それぞれに意味があってのことで、その企画は面白かったです。

★★★☆

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紀元前1万年(テアトル5)

Kigen12:15~ 1000円(5日の日割引)

奇想天外な設定にもかかわらずこういうのは結構好きです。ストーリーはよくある話で、勧善懲悪の洋風版の典型的なもので、平和的に暮らしていた部族に武力で襲う部族が奴隷として愛する人を連れて行ってしまうのを、救世主が現れて助けるというあまりにも陳腐化した内容でしたが、意外にそれでも楽しめちゃう内容になっているのは、監督のローランド・エメリッヒによるところが多いのかも。この監督は「インデペンデンス・デイ」や「デイ・アフター・トゥモロー」の監督でもあるので、奇想天外な設定というのも史実よりもエンターティメント的な発想なんでしょう。

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悪人(吉田修一)

最近1日1冊読んでいる感じで、5/2以降4冊目となりました。この作家の本は読んだことがなかったのですけど、この作品が「このミスがすごい」で17位に入り、「このミステリーが読みたい」では7位に入り、ちょっと興味がわき読みました。直木賞作家じゃなくって、芥川賞作家というところに純文学というハードルを感じてしまい、なかなか手にしなったのですが、読んでみると、、、これはすごい!!

単純な殺人事件をこれだけ多方面に視点を変えて語らせて、それがドキュメンタリータッチになり緊張感を生んでいます。読み始めたあら本当に止まらなくなり、ついに午前2時まで(いつもは午後11時就寝)読み切ってしまったほどです。

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デザインにひそむ〈美しさ〉の法則(木全賢)

デザインに関してはそれぞれいろんな意見があるでしょうけど、案外、シンプルで美しいデザインは使いやすいかもしれないなあって思った本でした。今までは、デザインって不必要にこだわりとかあって、使い勝手を悪くすると思っていたけど。

★★★

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社長!儲けたいなら数字はココを見なくっちゃ!(小山昇)

タイトル通りの本ですが、社長は一度は読んでおくといいでしょう。数字を知らずに勢いで経営ってしがちですからね。私は結構数字が好きな方ですが、それでも、時々こうした本を読んでおきたいものです。

★★★★

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クラリネット症候群(乾くるみ)

この本にはタイトルの「クラリネット症候群」と「マリオネット症候群」の中編2つが入っています。「マリオネット」は過去に出版した作品のようですが、幸い読んでいなかったのでよかったです。

「イニシエーションラブ」「リピート」で奇抜なアイディアを楽しませて頂いたので期待の新作品でした。

「マリオネット」は自分の身体に他人が入り込み動かしちゃうという、入れ替わりとちょっと違った設定が新鮮でしたが、全体としてはドタバタギャク的で、ちょっと馴染めなかった感じです。

一方の「クラリネット」は、これまた奇抜な設定で、クラリネットを壊したら、「どれみふぁそらしど」の音が聞こえなくなっちゃと言う病気?になるのです。昔、3Dの映画がありましたが(眼鏡をかけて飛び出す画面を見る映画でしたが)、なんとなくシーンが不自然だった記憶があります。たぶんより効果的に飛び出しすシーンを見せるための無理な演出をしたのでしょうけど、この作品でも不自然な言葉が多かったです。それによって「どれみふぁそらしど」が聞こえないと別の言葉に聞こえるというものです。

暗号がキーになっていますが、なんとなくお手軽な作品になっていて、この作者の作品の別に意味では入りやすい作品のひとつかもしれないけど、「イニシエーションラブ」を読んだ人間としては、ちょっと同じような期待をしちゃって残念でした。

★★★

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