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隠し砦の三悪人(黒澤版)

Kakusikuro_2映画を見たので、早速、黒澤版を見てみました。なるほど、原作はそうだったのかと感心しました。さすがに面白く一気に見ちゃいました(139分の長い映画です)。今回のリメイク版では、この作品とずいぶん違う点が多く(いろいろ苦労されて工夫したのでしょう、それはよかったと思います)、その意味では、黒澤作品を知らずに見たのはかえってよかったと感じました。案がいこれは重要かも。もし、知らない方がいたら、先に今の映画を見た方が楽しめるような感じです。この作品がベースにあり比較されるとさすがにつらいでしょう。

しかし、原作の圧巻は殺陣のシーンです。馬上で手綱を握らず刀で切りぬくシーンや、田所兵衛との槍での一騎打ちのシーンなど、なかなか今の時代にはできないシーンです。リメイク版では、主人公が変わった点もあって、ダースベーダー(じゃなくって、鷹山刑部です)とオビワンの一騎打ちが弱まった感じです。

樋口版では、スターウォーズへ影響を与えたというよりも、スターウォーズの影響を受けた作品となっていますが、このオリジナル版では、雪姫に抜擢された上原美佐が独特の雰囲気で、スターウォーズのレイア姫に影響を与えたこともよく分かります。また、太平と又七はC-3POとR2-D2のモデルになっているのもよくわかり(特に冒頭の後ろ姿等はスターウォーズでも見たことあるようなシーン)、このあたりが大きく樋口作品との違いでしょう。そう言えば、ラストシーンもエピソード4への影響を感じます。

黒澤版の影響を受けたスターウォーズの影響を受けた樋口版という印象です。それでも、黒澤版も樋口版もともに楽しめました。名セリフ「裏切り御免!」は両作品とも別の意味ですが、これに関しては黒澤作品が印象に残る使い方をしていました。

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