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地球最後のオイルショック(デイヴィッド・ストローン)

サミットで2050年までに世界全体の温暖化ガス排出量を半減する(それものちほど目標値を取り除いて単なる長期目標になりました)と言う宣言を採択したようですが、この本を読んでいると、そんな悠長な話ではないと言うことを知らされます。石油高騰や温暖化よりももっと深刻な話は、あと10年内で石油の採掘と生産はピークを迎え、それ以降は、その生産は先細りとなると言うことです。となると、そもそも2050年に半減と言っても言わなくても、その時代にその排出に対応する石油そのものが入手できるのかという疑問と、私たちが石油依存じゃない世界をつくって行く方がもっと重要だと言うことがわかります。

昔から石油がなくなると言うのはイメージとして、急に水道が止まるようなイメージで、「枯渇」っと言うイメージでしたが、実は石油の限界は、「ピークオイル」と言う限界で、石油の量がその限界を超えて減ると、それを汲み出すのに莫大なエネルギーとコストがかかるために、埋蔵量を全部使うことができないということなんです。なるほどと言う感じです。1ガロンのオイルをくみ出すのに、1ガロン以上の石油を使ったら誰も掘り出さないでしょう、掘り出すことができないでしょう。

となると、なるべく今から石油を使わず延命処置をして、あとは代替エネルギーの開発を進めるのが重要でしょう。だから、2050年まで持たないのかも。

 
個人でできることも言及しています。まずはレジ袋の廃止、水道水が飲める国ではミネラルウォーターよりも水道水を水筒に入れることなど。有機だからと言って地球の裏側から運ばれたものが環境にやさしいわけじゃない(フードマイレージの考えですね)と言うことなどあげています。そもそも、最近は私もガソリンの高騰で最近はスピードメーターよりもタコメータを見るようになり、エコ運転は心がけているけど、こうした小さな積み重ねが地球を救うのかもしれません。

しかし、この本は膨大な調査結果が基礎となっているのはいいけど、とても読みにくいのが難点(^^;。こうした重要なテーマは原作をベースに、TVでドキュメンタリーなどにしてもらえるといいけどなあ。

最近、読書のペースが好調ですが、小説と言うのが少ない感じです。次は1冊ミステリーを読む予定ですが、それでもまだ10冊くらい積んでいます(^^;

★★★★

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