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トーキョー・プリズン(柳広司)

監獄の中で歪み捻れる殺意と狂気。ミステリ界注目の知性が戦争の暗部に挑む。戦後史に探偵小説で切り込み、遊戯性の果てに狂気に迫る最高傑作。

こんな帯を読んだものですから期待をもって読みました。しかし、何と読み終えるのに20日を要しちゃいました。ちょっと仕事が忙しかったのもあるのかもしれないけど、ガリレオを読んだ後にすいすいと読める作品ではなかったって感じです。特に中盤が進めなかったです。

そんなに時間をかけたためか?密室の謎も記憶喪失の問題も、どれもが中途半端な印象になってしまったのが残念です。「キジマ」の推理力を発揮するために密室の謎が必要だったのかもしれないけど。この強烈なキャラである「キジマ」だけにスポットを当ててもいいくらい盛りだくさんでした。

話は、元軍人のフェアフィールドが大戦後の日本に来て、知り合いの行方を捜す上で、巣鴨プリズンの囚人・貴島悟の記憶を取り戻す任務を命じられることになります。このフェアフィールでも探偵ですが、それ以上に推理力のある貴島。しかし、その貴島は捕虜虐殺の容疑で死刑を求刑されている立場です。ところが、その記憶からは戦争中の記憶がすっぽりと抜け落ちているというのです。なぜ、記憶がないのか、本当に罪を犯しているのか?そのあたりを突き止めていこうとするときに、プリズン内で密室殺人が起き、フェアフィールドは貴島の協力を得て、事件の謎を追うのだが…

なかなか面白い設定とは思いました。

★★★☆

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