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希望ヶ丘の人びと(重松清)

70年初めに開発されたニュータウン「希望が丘」は亡き妻のふるさと。そこに引っ越ししてきた父と子の、かけがえのない日常を描く感動長編。確かに長編です。なにしろ500ページにも及ぶ上に2段組み。でもネットで買ったので、手にしていないのですよね。もし本屋で手にしていたら引いちゃったかも。そういう意味ではネットで良かったのかも。そうじゃないとこういう本を読まないから。とはいえ、この分厚い本を出張に持っていくのは面倒ですから、週末に一気に片をつけました。

いじめや学級崩壊、モンスター・ペアレントなどんど、今風の問題を取り上げた感動もあるのはあるのですが、もう一つなじめなかったのが人間関係。登場人物がみんな偶然にも関係のある人たち、、、それは妻の故郷だから、そういうこともあるのかもしれないけど、なかなか特異なキャラであるエーちゃん登場あたりで、少し気持ち的に引いてしまいました。エーちゃん自体かっこよくて、とてもいいのに、なんだかそのあたりで話が夢物語のように感じられてしまいました。矢沢永吉の熱心なファンらしいですね。

でも、登場人物がいい人が多いですから、読んでいても変などろどろした気持ちにはなりません。それが現実的でなくても、小説だからいいのかもって気持ちで救われます。映画化でもされたらちょっと見てみたくなる原作です。作者の重松清さんは、同年代かと思ったら、意外に若かったです(^^;と言っても46歳。「ビタミンF」「その日のまえに」「きみの友だち」「きよしこ」と合わせて5作目でしたが、つぎは文庫本の作品にしよう。

★★★☆

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