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グラントリノ(コロナ4)

Gtこれぞ映画と言うようないい映画でした。

「俺は迷っていた、人生の締めくくり方を。少年は知らなかった、人生の始め方を。」

というキャッチコピーですが、クリント・イーストウッドがすばらしい。監督としても主演としても素晴らしかったです。

「グラントリノ」とは、1972年製のヴィンテージ・カーのことだと映画を見て知りました。クリント・イーストウッド演じるウォルト・コワルスキーは、玄関先のポーチのチェアに座ってビールを飲みながらそのグラントリノを眺めているのが至福と言うような、これまた絵にかいたような頑固爺さん(^^)。確かにこの頑固爺さんは息子らにも目障りだろうけど、でも、これこそ男の生き方です(とてもまねできない(笑))。どうみてもカッコイイのだ。

・・・それにしてもビールの飲み方は半端じゃないなあ。かなり好きみたいです(笑)・・・
私も缶ビールを片手に見ればよかったなあって思えるほどうらやましい時間の過ごし方(^^)

人に心を許さず、無礼な若者たちを殴ると言うような彼に息子や孫たちも寄り付こうとしませんが、隣に引っ越してきたアジア系の住民である少年タオが、グラン・トリノを盗もうとして失敗したことから、二人の不思議な関係が始まります。

ウォルトがタオに男の生き方を教えるシーンをはじめ、なんとなくユーモラスな演出で前半は進みます。一人前の男に育てるというのを、ウォルトにとってはこの年になって生きがいのように思えたのでしょう。終盤は一転して・・・(内緒(^^;)

息子以上に友人として認めあうようになる仲をうまく描いていました。

ウォルトは、朝鮮戦争の経験を持ち、グラントリノはフォード製(かつてフォードで働いていた)、さらにチンピラには銃を向ける、、一方で疎遠になりがちな息子はトヨタの車に乗るトヨタの営業マン、孫娘はへそピアスをして、チンピラはホンダに乗っている、、、まるで頑固おやじは古き良きアメリカの象徴のようです。無名の役者ばかりでしたが、タオの姉を演じるアーニー・ハーの印象が深かったです。

奇をてらわず、まっとうな映画として完成度が高いと感じました。ラストに流れる曲を聴いて、なぜか、ビージーズの「若葉のころ」を思い出しました。

ところで、クリント・イーストウッドさんは今年、旭日中綬章を受けたとのニュースでした。

★★★★★☆

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[クリント・イーストウッド] ブログ村キーワード   クリント・イーストウッド4年ぶりの主演、そして監督作、「グラン・トリノ」(ワーナー・ブラザース)。終焉の時を迎えた男が選択する“人生の幕の降ろし方”に、熱い涙がこぼれます。  妻に先立たれたウォルト(クリント・イーストウッド)は、朝鮮戦争の帰還兵。“頑固で偏屈な年寄り”として2人の息子や、その孫達とも折合いが悪く、1人で単調な日々を過ごしていた。生前、妻から『懺悔をさせてほしい』と依頼され、その為に訪問してくれた神父(クリストファ... [続きを読む]

受信: 2009.05.04 12:21

» 『グラン・トリノ』 [京の昼寝〜♪]
□作品オフィシャルサイト 「グラン・トリノ」 □監督 クリント・イーストウッド □原案 デヴィッド・ジョハンソン □原案・脚本 ニック・シェンク □キャスト クリント・イーストウッド、ビー・ヴァン、アーニー・ハー、クリストファー・カリー、コリー・ハードリクト、ブライアン・ヘイリー、ブライアン・ホウ、ジェラルディン・ヒューズ、ジョン・キャロル・リンチ■鑑賞日 4月29日(水)■劇場 チネチッタ■cyazの満足度 ★★★★(5★満点、☆は0.5)<感想> 人生は肩の力を抜いたところから始まるような、そん... [続きを読む]

受信: 2009.05.13 17:51

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