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2009年7月の記事

「社長力」養成講座 (小宮一慶)

新幹線の改札機から出てくる切符、特急券と乗車券、どちらが上?と言う本もあった小宮さんのシリーズです。ビジネス本ですから多くは語りませんが、いい本です。コンパクトなのもいいです。小さくても強い会社のために本もコンパクトに(^^)

★★★★

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アマルフィ(真保裕一)

同名の映画を見て、いくつかの消化不良を原作でなら書かれているかと思ったのがきっかけでした。でも、同じ原作なら避けようと思っていたのも事実で、本を手にした時に、この作品は映画の原作ではなく、映画化のために存在した同じ原案から本と映画の2つの物語ができたと思った方がいいようです。そのために、確かに元は同じでもかなり異なった話になっています。

映画では、偶然過ぎるような計画に疑問を感じますが、この本の方が少しはその理由が書かれていて、納得とまでは行かないまでも、話とはいいかもと思わせます。だから映画もこの話で・・ってなるかと言えば、そうでもない感じも。そのあたりは難しいところでしょう。

本も映画もどちらも楽しまれることをお勧めします。ただ、本では、誘拐>○○襲撃>○○襲撃>○○襲撃と言うように三転ほどしますが、映画では最後の襲撃はなし。2時間枠もあるだろうし、そんなに複雑にはできないと言うのもあったでしょうから、もし、これから見るなら映画>小説の順がいいかも。

★★★★

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アマルフィ女神の報酬(テアトル4)

Amまず映画館に行って驚きました!!5分前に着いたのはいいけど、チケットブースには列が・・・映画不況の折に列ができるとは滅多に経験がないことで、しかも、こんな混雑なのにチケットブースが1つしか開いていないので、結局、13時スタートの映画の予告編が見れずにぎりぎり本番に間に合った感じです。映画館内も混んでいて、まるで試写会のようです。私は前の方で見るので前の方が空いていれば気になりませんでしたが・・・(前から3列目左通路より左の席)

人気のある映画なんですね。映画は、単純に見たのでの楽しめました。イタリア好きな方には楽しめるシーンも多いでしょう(私は30年以上前のことで・・・(^^;)。

しかし、考えると設定に無理が多く疑問が残る作品でもありました。そもそもテロ対策スペシャリスト外交官(一人で赴任するのかな?まるで特殊工作人みたい)がテロ防止よりも誘拐事件を優先するし(まあ、それは黒田という男の性格としても)、「アマルフィ」という美しい世界遺産の街は何のために存在したのか?

(この後少々ネタばれです)

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風が強く吹いている(三浦しをん)

まずは、本当に素晴らしい作品と出会えて何よりもうれしかったです。今まで読まなかったの惜しかったくらいです。直木賞受賞後の作品とのことですが、この本の構想や調査は直木賞以前から、ずっと続けていたものなんでしょう。

駅伝の経験もないけど、作者の素晴らしい世界観が、そんな私にも臨場感を与えてくれました。直木賞の「多田便利軒」よりずっと私は好きな作品です。

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トスカ

Tskスロバキア国立オペラの公演でなんと3500円の前売り券。いくらなんでもこの価格でオペラは無理だろうと、何も知らずに出掛けました。福井駅近くのアオッサのホールで行われると言うことで、オーケストラや舞台装置は大丈夫か?って気になっていました。

会場に30分前に着くと、すでに150名ほどの列が・・・意外に人気があるのにびっくり。

会場に入ったら、オーケストラピットはなく舞台にピアノが1台。舞台の演出も簡素なイメージがありました。つまり、2時間余りの舞台を、ピアノ伴奏でアリアや二重唱を中心に歌い、間にナレーションを入れると言う感じで1時間15分で演出していました。

オペラは好きですが、実はプッチーニのオペラが少々好きになれずに、さらに「トスカ」は、その中でも苦手(^^;。なんででしょうね。名曲なのに。

あの、物語がどうも好きになれないのか、、、やっぱりヴェルディのグランドオペラが楽しいって思うのですが、今回の演出には、なかなか工夫されていて、この「トスカ」を紹介するには結構いいかもと思ったりしました。もちろん、フルオケのような劇的な雰囲気には少し無理がありますが、それを差し引いてもなかなかの舞台でした。

日本語ナレーションも雰囲気を盛り立てていて、アリアの場面は原語上演にもかかわらず(もちろん字幕もなし)ちゃんと理解できるようになっています。でも、次回行く時には、CDで勉強して(聞き込んで)行きたいものです。

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劔岳 点の記(シネマ1)

Tsurugi陸軍陸地測量部が日本地図最後の空白地点を埋めるため、初登頂と測量のために劔岳に挑戦する映画。絶壁、雪崩、暴風雨、困難に次ぐ困難を乗り越えて、、、と言う話で雄大な風景は見ものです。

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鷺と雪(北村薫)

発売と同時に買ったけど、ずいぶん長く「積んどく」だった作品ですが、直木賞候補になったし、発表される前に読んでしまおうと、手にしました。

「街の灯」「玻璃の天」に続く、良家の令嬢・花村英子とそのおかかえ女性運転手・ベッキーさんが主人公のミステリー第三弾です。この作品は昭和9年から11年に至る昭和初期が舞台。第1作では銀座の老舗も出てきて楽しめました。世の中は風雲急を告げるような時代で、次第に戦争への道を突き進む時代と言うことで、未来を知っているものが読むと言う形になり、そこがまた面白いのかもしれません。

その読者側がそのまま現地に行った蒲生邸事件なんて言うのも、同じような楽しみでもありますが、こちらの作品は、何と言っても英子さんとベッキーさんのコンビが魅力的であります。でも、ミステリーとしては、少々物足りない。昭和初期のお嬢様にはこれくらいがちょうどいいような感じもします。1作目から、その次にはさらに活劇みたいなものを期待していましたが、それはこの物語の先にあるのかもしれません。

★★★★

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ノウイング(テアトル5)

Kno創立50周年の記念式典が小学校で催され、50年前の小学生が埋めたタイムカプセルを開けてそれぞれの生徒がその手紙(未来図)を手にします。しかし、宇宙物理学者のジョンの息子ケイレブが手にしたのは、数字が羅列された紙。ところが、その数字をジョンが研究してみると、それらは過去に起きた大惨事の日付・犠牲者数と一致していたことが判明します。
しかも、その紙には過去のことだけでなく未来の数字も書かれていて、その予想数字通り航空事故や地下鉄事故が発生するのです。

・・・と、ここまでは予告編でも見た内容。
なぜ、その数字の羅列の紙はタイムカプセルにあったのか?最後の人類滅亡の予測数字はどうなるのか?ミステリーとパニック映画のような感じかと思ったら・・・

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ちはやふる(1)(末次由紀)

「ちはやふる」は、そのタイトルからわかるように競技かるたを扱った漫画です。競技かるたを扱うと言うのは漫画では珍しいのでしょうね。

この作品は2009年マンガ大賞を受賞しました。実はそれで買ったわけじゃなくて、このマンガの主人公の「千早」にかるたへの道を教えた「新」が福井から東京に来た転校生と言う設定だったと言うことから。

さらに(2)では高校生になった「千早」たちが、福井に戻った「新」を尋ねに福井は芦原温泉に行くシーンまであって、米原乗換えなど、なかなか詳しく書かれていて面白いものです。と言うことで買った理由は地元ひいき(^^;

しかし、読んでみるとこれが面白い!競技かるたのスピードが主人公の勢いとあいまって、一気読みでした。地元ひいきを除いても、日頃はマンガを読まない私にも楽しめる作品でした。これは、「ドカベン」「三国志」以来の全巻読破をしたいものです(^^;

ということで2巻まで読んでの感想でした。

★★★★★

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格闘する者に○(三浦しをん)

今年度は就職難ということで読んでみました。私の就職は今から30年も前。理科系と言うこともあったし、今のような就職活動とは無縁の時代でした。3年の時に企業訪問は行ったけど、それはあくまでも工場見学のようなもので大学から団体で行ったようなもの。就職活動と言うのはなく、ゼミの先生から日本電気にしたらどうか?と言われて、何のポリシーもない(あるとすれば後楽園球場に近い会社にいきたいという)私には、そのままそこを希望にしただけ。

試験は筆記試験(専門科目)と面接でした。受かると思わなかったけど学校推薦なら受かるのだろうか??9月からスタートした就職活動は9月のうちに試験を終えて結果も10月直前に内定と言うような就職戦線でした。

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むかしのはなし(三浦しをん)

読み進めるほど味が出るような素晴らしい構成の連作短編小説でした。当初は、単に本当の昔話(それぞれの作品のまえに「桃太郎」や「浦島太郎」「かぐや姫」など)が紹介されていて、その作品から生まれた作品が生まれているという形を取っているだけかと思いました。もちろん、それでもよくあるパロディではなく新しい昔話なんですが、それが読み進めるにつれて、この短編が微妙に関係しているような雰囲気になってきて、4作目の「入江は緑」ではっきりします。

それが「三カ月後に隕石が地球にぶつかり地球は滅亡すると言うこと」ということです。しかし、不思議な雰囲気を持つモモちゃんは(多田便利軒の行天を思い出させる)「死ぬことは生まれたときから決まっていたことじゃないか」と達観しています。確かに、生まれた以上は死ぬことが決まっているのに、三カ月後の隕石衝突で、人間はやけになってしまうのか?

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ハゲタカ2(真山仁)

前作を読んだのでこちらも読みました。6月は3作しか読みませんでしたが、いずれも大作だったので、文庫本にすると7冊読んだことになります。

正直、前作の方が面白かったです。映画やドラマはもっと面白かったかな(^^)。

このハゲタカ2に始まったことではないけど、小説版では、ストーリーやファンドの雌雄を決する場面で、とにかく相手の弱みを握る情報が出てきます。鷲津はそれを駆使して、勝ち上がる(本人に言わせれば負けなかっただけ)わけですが、その情報をどうやって入手したか、書いてあるけど重要な情報の割にはさらりとしている感じ。そのあたりがうまくいきすぎている感じが否めません。

それでも、面白く読めたのも事実なんですけど(^^)

★★★★

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