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福家警部補の再訪(大倉崇裕)

「福家警部補の挨拶」に続くシリーズ第二弾。待っていました!!という感じです。
1冊目を読んだ時に、ドラマ化と第二弾を期待していますと書きましたが、本当にドラマも出来て(NHKが放映)、第二弾の本もでました!今回も、刑事コロンボ風の女性刑事「福家警部補」の活躍を描く4短編が収録されています。1冊目も面白かったですが、この2冊目のシリーズもどれも面白いです。

この作品の面白さは刑事コロンボや古畑任三郎と同じ倒叙形式のミステリーということもあるのですが、同じ倒叙形式でも、単に最初に犯人の側から犯行の様子などを描くことで、どのように犯行がばれるかというだけでなく、(福家警部補の場合もそうですが)刑事が何を考えているのかわからないところに面白さがあります。

突然の質問の意図を勘ぐったり、自分の行動にミスはなかったかと思い越したり、犯罪者の心理をうまくついています。刑事の考えや心理描写がないと読者は、犯人側と同じ情報を持つことになり、つまり、読者はついつい追い込まれる犯人と同じような不安感を持っちゃう感じです。

しかも、コロンボのようにどうでもいい話をするかと思ったら、妙なところで博学多才という感じもします。今回の福家警部補も意外な博識を披露します。

NHKでは「福家警部補の挨拶」に収録されていた「福家警部補の挨拶~オッカムの剃刀~」をドラマ化しましたが、ぜひ、ドラマもシリーズ化をしてほしいものです。永作博美さんのイメージは若かったけど、やはり読書中はもう少し年配の方をイメージしてしまいます。でも、永作博美 ドラマはドラマで永作博美さんのイメージでいいかも。

★★★★★☆

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